【明慧日本2020年11月25日】(明慧記者・王英)米国務省は11月17日、2020年「宗教の自由促進の閣僚会議」に関する特別説明会を開催した。 米国際宗教自由大使のサム・ブラウンバック氏は会議で、「中国共産党(以下、中共)が法輪功などの信仰団体を迫害しているが、中共の信仰に対する迫害は成功しない」と述べた。
中共の信仰への迫害を指摘するブラウンバック氏 |
ブラウンバック氏は、「全世界の宗教自由の運動はすでに動きだしています。これはとても喜ばしいことです。第3回年次閣僚会議が今回ポーランドで開催されました。これは米国以外で初めて行なわれた宗教自由の閣僚会議で、今回の会議はとても成功裏に行なわれました」と語った。
「全世界で多くの信教への迫害が発生しています。約80%の人々がある程度の信教の迫害に苦しんでいます」
「信教の自由の促進運動はとても速く発展しています。今まですでに閣僚会議は3回も開催されました。今日、ブラジルも来年第4回目の閣僚会議を主催すると発表しました」
彼は疫病の期間中でも、信教の自由を引き続き推進すると強調した。「疫病の期間中に、良心の囚人を釈放するよう呼びかけています。人々が拘束されることを心配せず、自由に自分の信仰を実践することを望んでいます。これは私たちの目標です」
記者からの中国に関する質問に対して、彼は中共の信仰への迫害を指摘した。「中共のやっていることは間違っています。中国で発生したのは、最も悪いことでなくても、現在世界で発生した信教の自由への迫害の最も酷い国の一つだと思います」
「私たちは引き続き中共に信仰への迫害を止めるよう呼びかけます」、「彼らはウィグル人や、チベット佛教徒、キリスト教家庭教会、天主教教会および法輪功を迫害しています。彼らはすべての信仰を迫害していますが、彼らは成功しません」
先日、ブラウンバック氏はビデオ通話でポーランドで行なわれた信教の自由の閣僚会議に参加した。彼は「信教の自由を推進することは国際的な運動になっています。私たちは世界に信仰の自由を守る重要性を見せました。多くの国がすでに信仰の自由は重要な権利だと認識しました」と語った。
彼は、信教の自由との共同目標の実現を促進するため、各国に国際信教の自由または信仰連盟に参加することを促している。「私たちは、人権をひどく侵害する国に、人権侵害の即時停止を要求しなければなりません。平和的に信仰を実践している政治犯の即時釈放を要求し、圧迫された人々のために大きな声を出さなければなりません」
アメリカは信教の自由を守っており、重視している国を応援していると語った。「世界各地で発生した信教の自由への迫害を終わらせるべきです。皆さん、協力しあってこの目標を実現しましょう」