【明慧日本2020年11月30日】四川省瀘州市古藺県の法輪功学習者・羅慶生さん(70代男性)は10月下旬、当局の警官に自宅から秘密裏に連行された。先日、羅さんが古藺県留置場に拘禁されていることが分かった。
羅さんは古藺県大村鎮豊水村に在住。1999年7.20、中国共産党当局が法輪功への迫害を開始して以来、繰り返し連行され、労働教養処分を2回下され、懲役4年の実刑判決も受けた。
2000年5月13日、古藺県箭竹郷洗脳班に入れられた羅さんは、迫害に対して抵抗したため、古藺県公安局の警官2人に猛打された。その後、1時間以上強烈な太陽に晒された。その後、羅さんは労働教養処分2年を下され、四川省綿陽市新華労働教養所に収容された。教養所で拷問を受けて歯が落とされた。
拷問のイメージ図:照りつける太陽の下に立たせられる |
2004年、羅さんは再度、労働教養処分を受け、新華教養所に送られた。教養所で羅さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫ぶと、地面に押し付けられて、殴られたり蹴られたりした。また、紐できつく縛られ、手錠をかけられ、鉄製のヘルメットを被せられ、独房に入れられるなどの迫害を加えられた。2005年4月、監視役の目を避け、羅さんはドアにかけている法輪功を誹謗中傷する看板を壊した。そのため、警官は羅さんに手錠をつけ、紐で縛り、棒で叩き、スタンガンで電気ショックを与えるなどの拷問を行った。そのため、羅さんは意識を失ったので警官は冷水をかけた。
拷問の再現:電気ショックを加える |
2007年5月24日、羅さんは古藺県公安局金星郷派出所と大村鎮派出所の警官によって連行され、古藺県留置場に拘禁された。
2010年1月7日、搶紅村で人に法輪功が迫害されている事実を話した羅さんは、当局が法輪功を誹謗中傷する宣伝を信じた人に通報された。そのため、羅さんは古藺県裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡され、楽山五馬坪刑務所に収容された。
刑務所で羅さんは「転向」を拒否したため、昼に両腕に手錠をかけられ、両足も足枷を嵌められ、そして、別の手錠で「鉄環」に繋がれ、湿った地面に座るしかできず、苦しめられたが、夜に鉄のベッドに移され、手錠で固定された。しかも毎日の食事は少ししか与えてもらえなかった。このような迫害が10カ月間も続けられたという。
拷問のイメージ図:手錠、足枷をつけて「地環」(地面に固定している鉄の環)に繋がれる |
2014年1月7日、羅さんは刑務所から出所した。
2015年3月25日、古藺県公安局大村鎮派出所の警官3人は羅さんの家に押し入り、家宅捜索した。同年4月26日、羅さんは大村鎮派出所で48時間拘留された。
2020年8月25日、大村鎮派出所の警官2人はいきなり、羅さんの自宅を押し入り、机の上に置いてある法輪功の資料を押収して羅さんを古藺県検察庁に送った。その後、その2人の警官は羅さんを大村鎮に連れ戻したが、押収した資料は返さなかった。
2020年10月下旬、羅さんは自宅で警官に秘密裏に連行された。先日、羅さんは古藺県留置場に拘禁されていることが分かったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)