ペンシルべニア州で公聴会 ジュリアーニ氏がスピーチ
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 【明慧日本2020年12月2日】米ペンシルべニア州上院多数政策委員会は11月25日午後、ペンシルバニア州のダグ・マストリアーノ上院議員の要請を受け、ゲティスバーグのウィンダムホテルで選挙に関する公聴会を開催した。元ニューヨーク市長で、トランプ大統領の弁護士ルディ・ジュリアーニ氏が最初の証人として発言した。

 以下はジュリアーニ氏のスピーチの翻訳である。

 上院議員の皆様、今日はこのような発言の機会を与えられたことを光栄に思い、大変感謝しています。これまで、マスコミや他の地方議会も含めて、多くの人々が発言させてくれませんでした。私たちが望むのは、事実を聞いてもらい、それについて評価してもらうことです。

 皆様にお伝えしなければならないのは、156年前にゲティスバーグで、この広々とした土地で3日間絶え間なく、血まみれの白兵戦と両軍の戦いが行われ、当時、5万人の死傷者が出て、我が共和国の命運、危機が目前に迫っていました。一つの国、政府になれるかどうか、私たちにとって非常に重要な価値観を共有できるかどうか。私は誇張することなく言えるのですが、そういった価値観が非常に重要だと思っています。今回の選挙に限らず、今回の選挙のやり方を含めて、私たちはどのように対処すべきでしょうか? 今後も同じ過ちを犯すことを許してしまえば、このように選挙を行うことを認めれば、私たちの民主主義、つまり国民を代表する民主主義を失うことになります。

 選挙の過程で、私たちは言論の自由を失う寸前でした。言論の検閲は前代未聞で、ハイテクの大企業、メディアの大企業、および一部の大企業は、一方の意見を報道することしか許さず、他方の意見を報道することを拒否しています。 彼らはアメリカ人にこれらの事実を知らせることを恐れており、もし人々がこれらの事実を知っていれば、彼らの本質が見透かされてしまうでしょう。

 今回起きた選挙の不正行為ですが、後ほど証人から聞くことも含めて、様々な分野や異なる実行方法がありました。最も恐ろしいのは少なくとも6つの州で、私たちの調査では、彼らの行為や手段が非常に似ていたということです。これからミシガン州、ウィスコンシン州、ネバダ州、アリゾナ州の状況について説明したいと思います。ジョージア州の証人もおり、彼らは似たようなものを目撃しました。ほとんどが郵便投票についてです。

 私たちは以前にも郵便投票の是非について激しい議論をしてきました。多くの学者や専門家は、郵便投票が非常に危険だと感じています。それは、偽造が非常に容易であることや、多くの不正をもたらすからです。デイビッド・H・スーター判事を含む多くの人々はこのことについて警告したことがあります。また、ジミー・カーター元大統領とジェームズ・ベイカー元国務長官も、どのように選挙の安全を守るかという報告書で警告していました。彼らは、選挙を守るための一つの方法として、広範な郵便投票を行わないことだと言いました。それは、その方法を使ったすべての場所で、後に大規模な不正が発生したからです。信じるかどうかは、あなた次第ですが、2012年のニューヨーク・タイムズの記事でも、同じ問題が提起されました。彼ら自身も今、このことを忘れてしまっていました。

 ペンシルべニア州の郵便投票について調査した時、他にも6カ所ありますが、とんでもない間違いを発見しました。彼らはある党派の指導者の勝手な行為を許していたし、その指導者は実は選挙詐欺の専門家でした。今日の証人はまず、フィラデルフィア、アレゲニー郡、および他の郡の郵便投票が共和党の監視員により検査されていないこと、投票用紙が共和党の監視員にチェックされないように隠されていたことをお見せします。

 例えば、フィラデルフィアやアレゲニー郡では、完全に確実とは言えませんが、共和党の監視員が投票用紙を一枚も見ることができなかったのです。証人たちが説明してくれるでしょう。投票が有効かどうかに直結しているので、これはどれだけ重要なことかお分かりになると思います。有効かどうかを認証する機会は一度しかありません。封筒から投票用紙を取り出した時だけで、一度分離してしまうともう確認できません。もう再集計を行うことができず、郵送された投票は機械投票と一致するかどうか確認することもできなくなり、なぜならそれは匿名の投票だからです。身元を特定できるのは封筒だけで、その封筒と投票用紙が分離してしまえばそれで終わりです。だからこそ、アメリカはこのタイミングで投票用紙のチェックを義務化したわけで、以前ペンシルバニア州や他の49州でもこのように行われていたのです。過去の20〜30年間もこのようにやってきました。投票用紙を直接、共和党、民主党、あるいは第三者によって審査されずに投げ入れることは、前代未聞のことであり、聞いたこともありません。これによって、不正行為が飛躍的に増えることになるでしょう。

 想像してみてください。あなたの州ではすべての共和党の監視員が投票用紙の検査を拒否され、投票用紙を見ることができませんでした。このような前例はありません。それだけでなく、ミシガン州やウィスコンシン州などでも起こりました。

 11月3日の朝に投票集計が始また時点で、民主党が高度にコントロールしている都市のこれらの場所で、民主党の指導者たち(彼らには腐敗の歴史があり、フィラデルフィアには長い選挙不正の歴史があり、私もその罪の証拠をもっていますが、見せる必要はないと思います)が、朝起きて期せずして一致する事を行いました。この確率はどのくらいでしょうか? 長年来、彼らはずっと不在者投票をチェックしていたのに、各州で200万票以上の不在者投票があるにもかかわらず、突然、共和党の監視員にチェックさせない行動に出ました。ピッツバーグ、フィラデルフィア、デトロイト、ミルウォーキー、ラスベガスでも、偶然とは言えないでしょう。それは、共同の計画のようなものなのでしょうか?

 この計画は投票用紙を郵送したいと思った時から始まり、それは不正を行う機会が増えるからです。あなたが郵便投票を少ししか持っていない場合、例えば40万しか持っていない場合、不正の可能性はかなり低いかもしれませんが、250万も持っている場合、不正の可能性はかなり高くなります。ですから、投票用紙を見ることが許されていないという証言を聞いた時には、実際には1枚の投票用紙よりもっと重要で、もっと多くの意味があるということを理解しなければならないのです。

 選挙の夜、私が就寝した時、おそらくあなたもそうだったと思いますが、あなたの州ではトランプ大統領がかなりの大差でリードし、約70万~80万票も優位でした。これは非常に大きな票数で、その時点ですでに65%の票が投じられていたのです。通常の状況であれば、公平なメディアであれば、あなたの州はとっく結論を出し、トランプ氏勝利と決めるでしょう。

 バージニア州では10%しか開票していない時に、トランプ氏はすでに1%の優勢でした。実際にはバージニア州で勝ったと思いますが、それは別の戦いです。 また、ミシガン州では30万票の差で先頭に立ち、ウィスコンシン州ではそれ以上の差があり、ジョージア州では90%の票が開いた時でも先行していました。一晩で全部逆転し、翌日、この全てが突然ひっくり返ったのです。これは可能でしょうか? 皆さんは一体どういうことなのかを知っておくべきだと思います。

 他にもいくつかの統計数字がありますので、注目する必要があります。それをしっかり見て下さい。私は少し言及しますが、後ほど目撃証人に話していただきます。

 私たちは計算したことがあり、証拠からも次のようなことが分かります。フィラデルフィアとアレゲニー郡では682,770の郵便投票が投票システムに入力されていますが、すべてが共和党の監視員にチェックされませんでした。これらの投票はバイデン氏に投じられた可能性もあるし、別の人に投じられた可能性もあり、投票用紙にはいかなる身分を判断する情報もなく、同一人物からの可能性もあり、投票が重複された可能性もあり、投票用紙には投票者の名前すらない可能性もあり、本物かどうかも分かりません。そして、今ではそれをチェックするのが非常に難しくなっています。私たちは申し立てることができ、封筒を法廷に結集してもらうことができます。この682,770枚の投票用紙と保存されている封筒を見るのは、どんなに興味深いことでしょう。空の投票用紙が何枚あるか見てみたいのですが、あなたの州の法律、あなた達が定めた法律に基づき、これらの投票は違法になるはずです。

 裁判官は、「あなたは600万人の選挙権を奪うつもりでしょうか?」と言うのですが、 いかなる国民の選挙権を剥奪するつもりはなく、この68万票を無効にして、7400万人の選挙権を守らせたいだけです。それがここで起きている不正投票の状況です。

 もう一つとても考えられない統計数字があります。ペンシルべニア州では1,823,148枚の投票用紙が配られ、140万枚が回収されましたが、集計枚数は250万枚だそうです。投票用紙を数えた時に、一体どうやって70万枚の差が出たのでしょうか。なぜ配られた投票用紙と最終的に回収した投票用紙の間に70万枚の差があったのでしょうか?

 2,589,242という数字が、昨日まで貴政府のホームページに明記されていた数字ですが、昨日、理由もなく取り下げられてしまいました。これをどのように説明されるのか興味があります。これについての説明もなく、選挙結果を認定するのは想像もできません。

 また、投函した22,686票は当日に返却され、32,591枚の郵便投票は翌日に返却され、さらに20,000票は投函する前に返却されました。フィラデルフィアの詐欺師たちが失望しているのは、8,021枚の死者の投票用紙しか郵送されていないことです。死者の場合、現場で直接投票するより郵便投票の方が簡単だからです(この方法では約3万枚の投票用紙がありました)。現在、フィラデルフィア周辺の墓地の記録を調べています。また、4,984枚の申請したことがない郵便投票用紙がある、等々です。

 今回の選挙、この2つの郡とおそらくもう1つの郡は、あなたの州の恥であり、不名誉なことです。 そして、最後にあなた達に対して注意を促す必要はないと思いますが、アメリカ人に対して注意を促したいことは、アメリカ大統領の選挙を決定するのは、あなた達の州知事ではなく、あなた達の選挙管理委員でもないということです。

 この選挙を運営する責任者は誰であるかということは、憲法の第二章第一節にはっきりと定められています。特定の人が大統領を決めるとは書かれておらず、あるいはCNNが決めるとも書いていません。むしろ、すべての州が一定数の選挙人を任命すべきだと書いてあり、すべてを決めるのは州の立法議会であり、それはあなたの権利であり、あなたの責任です。

 また、共和党のメンバーと民主党のメンバーを説得する必要があります。彼らはあなたの州に対して責任があり、アメリカの人々にも責任があると思います。もし、このことが起きても何の責任を負わずに済むならば、もし彼らが60万票以上の郵便投票を訳がわからないうちに加え、共和党の監視員にチェックされなくても良いのなら、次は100万票あるいは200万票に手をかけないことを誰も保証できません。私はこれらの詐欺師のことをよく知っています。彼らは「1インチ与えれ1マイルを望む(少しでも甘くするとつけ上がる)」でしょう。

 次は、証人の発言に入ります。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/28/415723.html)
 
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