【明慧日本2020年12月3日】法輪功学習者・王国芬さんは定年退職した教師で、長春市九台区に住んでいる。11月16日午後6時過ぎ、九台区工農派出所の警官らは王さんの家へ行き、嫌がらせをしようとした。家には王さんと87歳の姑がいた。王さんはドアを開けなかった。
翌朝6時過ぎ、工農派出所の警官ら5人は2台のパトカーで再び王さん宅へ行き、ビルの下で待ち伏せていた。1人の警官はビルに入り、4階の王さんの家を訪ね、「人口調査」をしていると言って騙した。王さんの姑はドアを開けた。
続いて、5人の警官らが押し入り、身分証や許可証など何も提示せず、家に入るとすぐに「法輪功をまだやっているのか」と王さんに詰問した。王さんはそれには答えず、警官らに法輪功の素晴らしさを伝えた。警官らは王さんの話を聞くどころか、家宅捜索を行った。法輪功の書籍三冊、ノートパソコン1台、小さなスピーカー1個、携帯電話1台、王さんの身分証を押収した。家はめちゃくちゃにされ、衣服など全部床に投げ出された。
王さんは警官らにつかみか出されて4階から1階に降ろされ、パトカーに押し込まれた。王さんは家から連れ出された時、衣服が取れ、地面に衣服が落ちたままで肌着しか着ていなかった。
姑は「嫁を連れて行かれたら、私にご飯を作ってくれる人がいなくなるので連れて行かないで」と警官に言ったが、30代の警官は「ご飯を作る人がいない? それなら一緒に連れて行くぞ」と姑を脅した。
王さんは工農派出所まで連行され、ある部屋に閉じ込められた。午後、王さんは身体検査のため病院へ連れて行かれた。その後、公安局に連れて行かれ、王さんは抵抗したが警官らに腕を掴まれて写真撮影や指紋の押印などを強要された。
王さんは留置場に入れられて7日間拘留された。
連行から解放まで、王さんは何の手続きもしておらず、警官から何の身分証や許可書なども提示されていない。「あなたたちは違法なことをしています」と王さんは警官らに言った。
王さんは連行される前、2020年9月、住宅区の共産党書記から嫌がらせされたこともある。現在、王さんは帰宅したという。