アメリカ大統領選挙でアメリカ国民を呼び覚ます
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年12月5日】2020年のアメリカ大統領選挙は、正と悪、神と魔の大戦です。この歴史的な場面の中で、私たち大法弟子はどのように認識し、どのように選択すべきでしょうか?  私個人の認識について交流したいと思います。

 今回のアメリカ大統領選挙が私たちの注目を集めたのは、トランプ大統領とその政権が、私たち大法弟子がこれまで16年間の迫害を受けてきた中で、初めて中国共産党に反発し、貿易や化学、経済、教育、文化など様々な方面で中国共産党を制裁したからです。また、トランプ政権は中国共産党党員のアメリカへの移民を禁じ、現在の法律を通じて大法弟子を迫害したことのある官僚を制裁しています。これにより、大法弟子は大法が共産党を滅する力とその過程をこの目で実際に確かめることができたのです。

 選挙前、全世界で約6千人以上の魔女が集結して、邪悪な呪術を用いてトランプ大統領や彼が大統領職を再任することを妨害するという前代未聞の事が起きました。選挙時、今回の選挙では驚くべき不正が起き多くの証拠が出ました。これにより、今回の選挙はただ普通の大統領選ではなく、邪悪勢力が反撃していることを示しています。政治に参与しない私たち修煉者にとって、どのように今回の選挙との関係性を認識し、また、どのように行うのかが新たな問題となるでしょう。

 一、自由社会の自由主義とは、共産主義の一種の産物である

 共産主義は主に中国に存在すると認識している人が多いと思います。確かに、中国は共産主義を滅している主な戦場です。しかし、旧勢力はすでに共産主義を全世界に広めました。暴力革命というやり方を採用しており、羊の皮を被った狼なのです。修煉者として社会形勢に迷い込んではいけません。

 師父は「参考としての予言」の中で「『その前後の期間、マルクスは天下を統治する』という文は、つまり一九九九年前後、マルクスが世界を統治していることを言っています。実は今、共産悪党の社会がマルクス主義に従っているのみならず、世界の先進国が実施している社会福祉なども資本主義制度下の共産邪悪主義のものです。表面では自由社会のように見えても、実質上、全世界はみな共産主義を実施しているかのようです。邪悪な共産主義の国から西側の先進国に来た人は、ある同じ感覚があります。すなわち、『ここは共産主義と同じようで、ただ、暴力による革命がないだけです』ということです。最後の『人々に幸せな生活をもたらすという名の下に』という一文も、共産悪党が唱えている全人類の解放と、西側社会が重税を徴収することで社会福祉を行なっているなどのことを指しています」[1]と説かれました。

 師父の説法を思い出せば、現在アメリカの大統領選挙は、まさに共産主義による演技であり、反撃なのです。

 二、正義のための戦いであり、政権奪回のためではない

 万事万物、世間のすべては法が創り出したものであり、自然だけでなく、政治も万事万物に含まれています。大法弟子は政治に関与せず、常人の政権も求めませんが、「しかし、私達は正邪と善悪、良し悪しを見分け、支持すべきなのは誰か(トランプ氏)を分かっていなければなりません。」[2]

 今回のアメリカの大統領選挙での出来事は、宇宙の変化による世間での現れであり、神と魔の大戦であり、法を正す形勢の現れでもあるのです。世間のすべてのことに動揺せず、邪悪による狂暴な迫害に対しても無関心でいることは、個人の修煉の問題で、法を正すという視点で物事を考えていないと私は思います。

 師父は「しかし正真正銘の佛は宇宙の保護者であり、宇宙の全ての正の要素に責任を負うのです」[3]と説かれました。

 バイデン一家の腐敗を見て、このような人が大統領の座に着いたら、人類の道徳は徹底的に破壊されると思いました。選挙前、6千人以上の魔女がトランプ大統領に呪術をかけたのを見て、すぐに周りの同修たちと交流して、アメリカの大統領選挙に向けて発正念し、その背後の邪悪な要素を取り除かなければならないことを認識しました。トランプ大統領は人間界の政治家には対抗できますが、魔女たちによって形成された他空間の邪悪は、私たち法を正す時期の大法弟子が取り除かなければならないと思います。私個人の発正念についての悟りを明慧ネットに投稿した方がいいと友人に言われた時は、低次元の魔女を相手にそれほど多くの大法弟子の手を借りなくても大丈夫と思っていましたが、今思えば、これは正と邪の大決戦であり、私たちは無関心な態度を取ってはいけないのです。

 今回の選挙の不正は、人類の伝統的な価値観を根本から滅することに繋がります。トランプ大統領が負ければ、新しい政府は法律上、教育上、行政上から人類の道徳を破壊し、邪悪な共産主義を推し進めるでしょう。ですので、私たち大法弟子は政権奪回に参画しているのではなく、強力な正念を発し、偉大な神通力を発揮して残りの共産主義の悪霊を取り除かなければならないのです。

 三、衆生の未来は私たち大法弟子にかかっている

 私たち大法弟子は長い迫害を受けて、トランプ大統領が中国共産党を滅する面でさらなる力を発揮してほしいと期待する人は多いでしょう。現在、大統領選挙の形勢を見て、「大法弟子として、いわゆる自然的な変化、外的な変化、常人社会の変化または誰それが私たちに恩恵を与えるのではないかということに期待してはいけません。皆さんは神であり、未来の異なる宇宙の主宰者ですが、皆さんは誰に期待することができるのでしょうか?  衆生は皆あなたたちに期待しています。(拍手)本当にそうです。宇宙の真相は近い将来に現れますが、その時に私たちが良く行ったかどうかも決められてしまいます。このようなことです」[4]という師父の説法をはっきりと思い出しました。

 まさにその通りです。私たちは誰に頼っているのですか?  自ら前に進むべきではありませんか?

 これまで長い間真相を伝えてきた中で、私たちの目的は共産党を解体することではなく、衆生を救うためなのです。師父が発表された「大統領選」では、明らかに紅魔(中共)による妨害であると示されました。アメリカの不正選挙の形勢の中で、世間の人々の正義と良知を呼び覚まさなければなりません。アメリカ国民が善と悪を選択しなければならい時なのです。今は、発正念の他に、アメリカ国民に真相を伝える良い機会でもあり、時間も緊迫しています。真相伝えは、中国国民だけでなく、アメリカの国民にとっても重要なことです。もちろん、キリスト教徒たちにも伝えるべきだと思います。彼らの神の一面を呼び覚ませば、もっと大法の真相を理解してくれるでしょう。

 私たちがやるべき事はまだたくさんあり、より多くの大法弟子から貴重な提案をお待ちしています。

 注:
 [1]李洪志師父の著作:『精進要旨二』「参考としての予言」
 [2]明慧編集部『原則と基点をはっきりと分かっていなければならない』
 [3]李洪志師父の著作:『導航』「米国西部法会での説法」
 [4]李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/11/414931.html)
 
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