米大統領が演説「選挙の信頼性回復は、米国民の権利に関わる」
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 明慧日本2020年12月8日】(アメリカ=明慧記者・李岩)米国のドナルド・トランプ大統領は2020年12月2日午後4時、ホワイトハウスで事前に収録されたビデオ演説を発表した。トランプ大統領は「これまでで最も重要な演説になるだろう」と強調した。

'美国总统川普周三(2020年12月2日)下午4点在白宫发表视频声明。他强调:“这可能是我做过的最重要的演讲。”'

12月2日、事前に収録されたビデオ演説を発表したドナルド・トランプ大統領

 トランプ大統領は演説で、今回の大統領選で民主党は選挙に勝利するため、大規模な詐欺と不正行為を働いたと述べた。もしこれらの行為を根絶しなければ、2020年の選挙で発生した大規模で恐ろしい不正行為が国家の存在を否定することになるとし、郵便投票に関する全面的な法定審査が必要だと強調した。

 「我々は、アメリカ国民の決意と支持を得て、選挙の信頼性を回復させ、政府組織への信頼を回復させます」

 「大統領として、私は米国の法律と憲法を守ること以上の義務はありません。だからこそ、私は選挙制度を守る決意をしました」

 選挙制度が包囲攻撃を受ける

 トランプ氏は、「大統領選に至るまでの数カ月間、選挙制度は包囲攻撃を受けました。民主党の投票機が、デトロイトから、フィラデルフィア、ミルウォーキー、アトランタなどで、有権者の不正行為活動に参加していたのです。他にも、パンデミックを口実に、数千万枚の郵便投票用紙を印刷して郵便投票を行い、これは前代未聞の出来事です」

 「それらの政治家や裁判官たちは選挙システムを完全に変えてしまいました。身元不明の受取人に送られた投票用紙は、ほとんどいかなる安全性の確保もされていません。この事によって詐欺や悪用が大規模に発生したのです」「憲法上、これは非常に稀なことで、立法府が関与する必要がありました。法的な観点から見ても、憲法上全く間違っていることが分かるでしょう」

 「多くの州で、ネバダ州やカリフォルニア州のように、生存者なのか、それとも死亡者なのかを問わず、有権者名簿に登録されている全員が投票用紙を受け取ったのです」

 「他の州において、ミネソタ州、ミシガン州、ウィスコンシン州などのように、選挙中に不在者投票を実施し、すべての有権者に不在者投票の申請書が送られ、有権者が誰であるかは重要視していません。郵便投票の大規模な拡大が、大規模な不正行為の水門を開きました。広く知られているように、有権者名簿には、亡くなった人、州外に転出した人、さらには米国市民ではない人、法的に選挙権を持たない人などが含まれています」

 「この他、選挙記録には住所の誤記や重複記入などの多くの問題が存在しています。これらの事は論争にもなっていません。重要なのは、激戦州の数十の郡では 投票数が実際の有権者数を超えていることで、ミシガン州の67の郡を含めて証拠があります。ウィスコンシン州では、州選挙管理委員会は10万人以上の住民の居住確認ができませんでしたが、選挙前に有権者名簿から名前を削除することを繰り返し拒否したのです」

 「封筒の署名だけが(有権者を)確認する唯一の手段です。封筒の署名と過去の選挙の署名を比較してみると、何千人もの人々がこれらの投票用紙に違法に署名していることが分かりました。民主党は最初から今回の選挙を不正操作したのです。不条理なのは、2020年のこの重要な選挙で、投票する人の資格を確認する手段がないということです」と、トランプ氏は演説で述べた。

 トランプ氏はさらに、共和党の選挙監視員が開票所から追い出されたと話す。例えば、ジョージア州で手作業の再集計を行った時、数千枚の票が集計されていないことが分かり、ほとんどトランプ氏への投票だった。共和党の監視員は、集計所の出入りが禁止されたり、離れた場所から票の集計を見るように要求されたりし、適切に票の集計を監視することができなかったという。

 ドミニオンシステムの「故障」

 トランプ氏は、ドミニオン投票集計システムによって、6000票のトランプ票がバイデン票に切り替えられたが、これは氷山の一角にすぎないと話す。彼ら(バイデン陣営)はこれを「故障」と称しているが、しかしその(開票日の)夜このような「故障」が多く発見された。また、ドミニオンシステムの会社の政治献金の96%が民主党に送られているという。

 ウィスコンシン州の例で言えば、選挙日の夜にトランプ票が(トラックに乗せられ)さまよっていたという。トランプ氏は、「我々は最終的に2万票差の奇跡的な敗北をしました。午前3時42分にこの現象が起こりました。ほとんどバイデン票である大量の票が持ち込まれたのです」、「今日まで、誰もがその票がどこから来たのかを知りたいと思っています。私の票はかなりリードしていましたが、しかし、僅差の敗北へと変わってしまったのです」

 「率直に言って、誰が会社(ドミニオン)を経営しているのか、誰が責任を負っているのか、誰がこの会社を所有しているのか分かりませんが、票の集計は米国で行われたのではなく、海外で集計されたbのです」、「ドミニオンは災難です」

 「全世界がこの種の詐欺に注目しています。(この選挙詐欺の結果を見て)中国(中国共産党)のほかに喜ぶ人はいません」と、トランプ氏は演説で述べた。

 トランプ氏に対する弾圧は4年前からすでに始まっている

 4年間わたりトランプ氏に対する弾圧は白熱化し、この弾圧はトランプ氏が2016年の大統領選から始まった。米連邦調査局は政治的な動機からトランプ陣営に対して調査を行い、トランプ氏の4年間の執政に対しても、彼を権力から引きずり降ろそうとする人たちがいて、虚言をでっち上げ、そして、トランプ氏に対して弾劾を行った。

 トランプ氏は、「この根深い利益集団による、私への反対運動はすでに4年になりました。私はアメリカを第一に考えているが、彼らはそうではありません。彼らは権力のためだけに動いていて、そこから利益を得ようとしています。だから私が大統領になるのを反対しているのです」

 「私は大統領選への出馬を発表して間もなく、調査を受けました。が共和党の第一候補に選ばれた時も、調査は止まることなく4年間続きました。さらに『ロシア疑惑』の虚言もありました。これに留まらず、(元連邦調査局局長)ロバート・ミュラー氏は2年半かけて私の調査に4800万ドルの税金を費やしたが、何の結論も出ずに終わりました」と、トランプ氏は演説で述べた。

 調査委員会は、当時のトランプ候補または彼のキャンペーンがロシア政府と共謀したという証拠はないと判断した。

 大統領選の信頼性の回復は、アメリカ人が誓った神聖な権利を守るためである

 トランプ氏は、正しく登録された有権者が投じた合法的な票のみがカウントされるようにするために、郵便投票に対する全面的な法定審査が必要だという。

 トランプ氏は「我々は封筒を検査し、郵便投票の体系的な分析を行います」、「これは署名を照合するためです。もし署名が封筒にあれば、我々は封筒を照合するしかないのです。そしてそれは、私たちにすべてを教えてくれています。これは絶対に譲れない最低ラインです」

 「選挙の信頼性を追い求めるのは、それは私たちの選挙運動にかかわるだけでなく、次の大統領に大きなかかわりを持ち、 アメリカの選挙に対する信頼と自信の回復にかかわり、 私たちの民主主義と何世代ものアメリカ人が血を流した戦いにかかわり、神聖な権利を守ることにかかわっています。これほど緊急で重要なことはありません」

 「私たちは証拠を提示し、裁判所、特に米国最高裁がそれを見て、敬意を表してくれ、そして、彼ら(裁判所)が我が国のために正しい判断をしてくれることを願っています。 なぜならば、我が国においてこの(詐欺的な)選挙が起きてはならないからです」

 「すべての合法的な票がカウントされ、違的な票がカウントされないようにすることで、投票の誠実性を守るのです。これは私に投票した7400万人を尊重するだけでなく、これはアメリカ国民が今回の選挙と、今後のすべての選挙に対する信頼性を確保するためなのです」とビデオ演説の中で述べた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/4/415988.html)
 
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