アメリカ大統領選から大法の知恵を体得する
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文/中国の大法弟子・智明  

 【明慧日本2020年12月22日】今回のアメリカ大統領選は波乱万丈で、善と悪の熾烈な戦いが繰り広げられ、世の人にとって難しい選択であり、大法弟子にとっては、試練の一つとなっています。私は大統領選で現れたさまざまな状況を、大法に照らして大法の知恵を体得し、より一層大法の貴さを感じました。ここで皆さんと交流したいと思います。

 無私の心を持てば大いなる知恵が開く

 今回はテキサス州が連邦最高裁にジョージア州、ミシガン州、ペンシルバニア州、ウィスコンシン州の4州を憲法違反で提訴しました。多くの人が期待を寄せましたが、最高裁の判事らは、テキサス州が他の州の選挙方法に介入する正当な利害関係を示していないため、憲法の下で訴訟を起こす法的地位または能力に欠けるとの見解を示し、訴訟を受理しない決定を下しました。これに対して、多くの人が深く失望しました。トランプ大統領も「最高裁には本当に失望した。彼らには知恵も勇気もない!」、「これは法律の恥、アメリカの恥だ!」とツイッターに投稿しました。

 最高裁の判事らが正しいと主張する人もいるでしょうが、私は大法に照らして、彼らには確かに知恵が足りないと分かりました。宇宙の成滅には知恵が非常に重要なのです。

 なぜ、最高裁の判事らには知恵が足りないと言えるのでしょうか?

 今回の最高裁によるテキサス訴訟を棄却した最高裁判事らはまず、共産主義という邪悪なイデオロギーがアメリカと人類に加える危機を十分に認識しておらず、その上、アメリカの大統領選における不正行為が人間社会の公正さと法に対する人々の信頼を破壊することを十分に認識していなかったのです。

 そうなった原因として、いわゆる主流メディアが偏見と偏った選択的な報道をして、人々を真実から遠ざけ、当然、道義も遠ざけたのです。私たち修煉者は、「師父の教えの『真・善・忍』の『真』とは、単に真実を語ることではなく、確実に実行すること、物事の真実を見出すこと」と知っています。耳を傾けることは、人が物事の真実を知るための大切な方法です。しかし、真実を広めるには知恵と勇気が必要であり、真実を見極めるのも知恵と勇気が必要です。「敵を知り己を知れば、百戦あやうからず」(敵についても味方についても情勢をしっかり把握していれば、幾度戦っても敗れることはない)。ですから、真実さえ知らない人が正しい選択をすることができるでしょうか?

 人間は名利や享楽に溺れてしまうと、真実を追い求めることがとても難しいのです。富や名利を手放すことは、人間にとって至難なことですから、利己心からなかなか抜けられません。というのは、人間はいつも自分の名利と利益を考え、憲法を守っている(実際には憲法を守ることは、表面的なことと実体的なこととの違いがある)と勘違いし、私心を基点にしたものなので、間違った選択をしてしまうのです(もちろん、その背後にもっと広範囲の戦略的思考がある場合は別)。私心を持つと、物事の本質を見分けることができなくなるのです。今回のテキサス訴訟でトランプ大統領が任命した3人の判事が全員反対票を投じました。これは本当に信じられないことです。

 当然、その判事らは、自分たちは憲法を守っていると思っているかもしれません。しかし、最高裁の判断に異議を唱え、最高裁は州と州の間の訴訟を審理する義務があると主張したサミュエル・アリト判事とクラレンス・トーマス判事、また、この訴訟を提出した法律を熟知しているテキサス州の司法長官及び支持しているほかの20州の司法長官の発言から、この提訴が憲法に反していないことがわかります。公聴会で暴露された不正の証拠は尽きないので、誰かが憲法を破壊していることを十分に証明できたので、本当に憲法を守ることが切迫しています。しかし驚くのは、憲法を守ることを使命とする7人の判事がその訴えを却下しました。彼ら全員が誰かに利用され、みな堕落した者だという可能性は低いと私は思います。可能性としては、彼らがこの末期時期の堕落した考え方に影響されたのだと思います。

 実はこの中で、深く考えなければならない問題があります。つまり、憲法に忠誠するか? 正義に忠誠するか? それとも道義に忠誠するか? ということです。憲法の目的は正義を守ることであり、宇宙の法則の人間のところの法を守ることですが、その目的を理解しなければ、迷うことになりやすいのです。

 この問題は、古代の中国人が皇帝に忠誠を尽くすか、それとも道義に忠誠をつくすかに直面していることと同じようです。

 皇帝に忠誠を尽くすという考えは、中国文化の中で重く刷り込れていますが、しかし、この皇帝が道義を逸脱し、傲慢で贅沢で、高潔な者を残虐にしてしまうならば、その皇帝に忠誠を誓い、守りますか? そのとき、天下万民のことを思わなくなるのですか? ですから、周文王が殷の紂王を倒したとき、唐の太宗・李世民が隋の煬帝を倒したとき、人々は天のために正しいことをしたと褒め称え、誰も忠誠ではないと非難しませんでした。

 ですから、憲法そのものを守るだけではなく、憲法の設立当初の正義を守るべきだと思います。

 憲法を守ること、真相を探ることには勇気を持たなければなりません。勇気は「忍」の内包の一つで、利己心や恐怖心を克服し、宇宙の真理のために犠牲の決意を持ち、衆生のために大いなる善を持ち、そして、宇宙の真・善・忍の法理に符合すれば、大いなる知恵と大いなる勇気が得られると私は個人的に思っています。

 今回の選挙に向けて、6000人以上の魔女が一斉にトランプ大統領を呪ったり、あるハイテク大手企業が巨額の資金を投じて不正投票を行ったり、人工知能を使って特定の政党を支持する有権者に投票を促したことが暴露されました。また、大統領のツイートの一部に青タグを付けたり、転送を制限したり、真実のことを報道するチャンネルにイエロータグをつけたり、フォローを解除したり、言論統制を制限したりしているソーシャルメディアのプラットフォームもあります。マスメディア企業による選択的で偏った報道で、人々に正確で適切な判断を失わせたのです。これらのことからわかるように宇宙人に支配されたハイテクと低い次元の悪い生命が、今回の選挙を煽る役割を果たしたのです。

 トランプ大統領は現在、人間の政敵だけでなく、他の次元の邪悪な共産紅魔とも戦っています。さらに、「末劫時期の堕落した考え方、宇宙人が持ち込んだ変異した科学、人間の堕落した生命」などが存在しているので、本当に難しくて複雑なことになっています。

 アメリカ大統領選の結果は宇宙の更新のことと同等だと思いません。法を正すことは必ず成功します! ですから、社会情勢の変化に浮かれた気分にならないように、人間界の選挙結果に執着しなければ、私たちは知恵を持って、アメリカの選挙で暴露された事実から共産紅魔の真実を人々に伝えることができ、人々に目を覚まさせることができます。

 選択は修行の一つであり、選択は生命の未来を決めるものでもあります。私たち大法弟子は、未来の法王として、見物人ではなく、他の空間の邪悪を取り除くため発正念することだけではありません。この機会に、より広範囲の人々に大法の真相を伝え、末法時期の堕落した思想を除去しましょう。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/15/416512.html)
 
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