文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年1月10日】非常に激しいアメリカの大統領選の情勢は、世界の注目の的になっています。選挙の結果は、次期米国大統領の選出だけでなく、世界情勢の変化や将来の世界の方向性にも関係しています。もちろん、多かれ少なかれ大法弟子の心を動かしています。あらゆる意味で、これはそれについて知っているすべての人に対する検証であり、選別であるに違いありません。
最初の頃、一部の同修はトランプ氏は神に選ばれた人なので、必ず勝利すると思い込み、発正念をする必要がないという考えでした。師父の新経文『大統領選』を読んでから、アメリカ大統領選のために発正念をするのは政治に関わることではなく、神の按排を妨害する他空間の邪悪を取り除くことだと認識するようになりました。
選挙の過程で、数々の不正が暴露されました。パソコンゲート事件、死者の投票、投票機の操作、計票の捏造、不正な郵送、そして左派の主流マスコミが一斉に真相に背き、中共など社会主義陣営が背後で計画し操ったことなどが指摘されました。これらの背景から、大法弟子は20年以上の残酷な迫害を受け、心の底から迫害を終わらせたい希望と円満成就を追求する願望が現れました。
例えば、常人に依頼する心と言えば、以前、私たちは当時の中国の首相である朱鎔基が、迫害を発動した元国家主席の江沢民と交替することを願い、迫害を停止し私たちの名誉の回復を期待しました。しかし、その結果は期待に反してさらに情勢は悪化しました。習近平が国家主席になり、腐敗の撲滅、特に労働教養制度を廃止したことで、一部の同修の早期解放につながったことにより、普遍的に習近平に好感を持ち、高い期待を寄せましたが、結局別人のように変わりました。今回のアメリカ大統領選で、私たちは不正の暴露や司法長官による調査要求、高等裁判所による訴訟の判決などに期待しましたが、結局、それに相反してトランプ氏の周りから裏切り者が次々と現れました。
同修の中には、これはこのような人たちを一人一人表に出させ、最後に一斉に取り除くためだと認識する人もいました。私は違うと思います。なぜ彼らが悪い事をする前に済度するのではなく、悪事を働いた後で取り除くのですか? これは私たちがよく行わなかったため、他空間の邪悪を消滅出来ず、私たちの人心が邪悪にチャンスを与え、環境がさらに一歩一歩悪化してしまい、神に願うしかありません。
多くの同修は、海外の同修が運営しているメディアの番組や記事を見たことがあります。それは常人の角度から報道するものです。しかし、私たちは過剰に注目していたのではないでしょうか? 暴露された内容に驚きと恐れを隠せない同修もいれば、メディアの同修の深い分析と解釈を喜びと誇りに思っている同修もいます。その中に、好奇心や闘争心、怨む心、怒り、失望感、無力感などたくさんの人心が現れました。私たちは常人ではなく修煉者で、人を救う大きな舞台の主役です。これらの人心はさらに邪悪な迫害を継続させ、大統領選挙を左右することになるのではないでしょうか?
修煉は執着をなくすもので、特に常人社会での修煉者は、毎日常人と接し、気をつけなければ、常人社会の良し悪しや善悪の現象に影響されかねません。
私はもう一度師父の新経文『台湾法会へ』を読みました。師父は「妨害されないよう自分自身をしっかり持ち、同時にさらにしっかり真相を伝え世の人を救い済度すべきです。真相を伝える際、自分を常人と混同しないよう、自分の立ち位置を正しく決めるべきです。こうしてはじめて、巻き込まれることなく、より良く行うことができます」[1]と語られました。
師父はまた「実は常人社会で起きた全ては今日においても、皆大法弟子の心によって促成されたのです」[2] と語られました。ですから、私たちが自分を良く修めることは非常に重要です。
私たちはともに努力し、「執著を一つも漏らすこと無く、修め」[3] 、世間のすべてに左右されず、正念を固め、使命を果たしていきましょう。
次元に限りがあり、不足しているところがあれば、ご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『台湾法会へ』
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法」
[3] 李洪志師父の詩:『洪吟』「迷いの中で修める」