文/東北の大法弟子
【明慧日本2021年1月14日】6月初旬の数日間に起きたことです。私が毎朝の第五式の坐禅を煉っていた30分ほどの間に、脊椎と肩に耐えられないほどの痛みがありました。別の日にまた痛みに襲われ、私は心の中で「師父、助けてください、私はどうしたのでしょうか? 師父、どうかご教示をお願いします!」と叫びました。すると直ちに「煉功の動作を見直してください」という一念が出てきました。
以下では、私の間違った煉功の動作をどのように修正したかを同修と交流し、自身をさらに啓発し、一緒に改善して行きたいと思います。
その翌朝に時々目を開けて自分の動きを確認し、煉功が終わった後は、師父の功を教えるビデオと本の『大圓満法』を見て、鏡で少しずつ自分の動きを修正していきました。1999年以前に協調人をしていて自分の動きに問題はないと思っており、本気で煉功していなかったことが判明しました。今でも時々、師父の号令を聞かずに一人で煉功することがあり、師父の号令よりも早いのです。煉功している時に様々な考えが湧いて集中できなくなり、動きが間違っていることもあります。特に第二式の功法は煉るのに1時間かけると、気づかないうちに手が無意識に降りてしまっていました。このことに気がついたので、主意識を強めて師父の号令に注意を払い、自分の手に意識を集中しました。
例えば、両手で結印を作るときは、両腕が少し前に出ていることに注意し、肘を立てて腋を空かせておくべきです。合掌する時は肘を立て、両上腕が一直線になります。畳扣小腹の時(両手を下腹部の前で重ねる)は掌を手の甲に向けるようにします。
第一式の功法の佛展千手法を煉るときは、師父の号令を聞くことに集中し、師父の号令に従って功を煉ります。
第二式の功法の法輪樁法を煉るとき、頭前抱輪(頭の前で法輪を抱える)では、私は掌を内側に向けて、眉毛と同じ高さにすることに注意を払います。腹前抱輪(腹部の前で法輪を抱える)では、両肘は少し前に出して支え、腋は空くようにし、掌を上向きにし、十本の指先は向かい合わせます。頭頂抱輪(頭上で法輪を抱える)では両腕を丸く抱くようにし、下あごを微かに引き、頭および上体の姿勢を真っ直ぐにします。掌を下向きにし、十本の指先は向かい合わせます。両側抱輪(頭の両側で法輪を抱える)では、掌を両耳に向け、両肩は緩めて、腋は空くようにします。
第三式の功法の貫通両極法を煉るとき、師父の号令を聞くことに集中し、それに従うことに注意してください。
第四式の功法の法輪周天法を煉るとき、師父の号令に耳を傾け、それに従うことです。両手を背中深く傾け、後ろから持ち上げてから、次の動作に移行します。
第五式の功法の神通加持法を煉るとき、両手を両側へ引きながら、掌が下に向くように回します。前腕と手の甲が同じ高さになり、両腕を緩め、脇は開かれていることに注意してください。手の形を入れ換えるとき、下の手は足の上に置かず、掌は下あごのところまで持ち上げ、腕は肩と水平にします。
7月のある日のこと。朝煉が終わった時、2人の同修が「あなたの煉功動作はきれいに揃っています。あなたの耳も良くなっていますね。こんな小さな音でも聞き取れるようになりました」と声をかけてくれました。真剣に煉功に取り組んでいた私は嬉しくなりました。目も良くなり、メガネなしで法の勉強ができるようになりました。2008年のオリンピックのとき、警官に激しく叩かれて耳鳴りがひどくなったり、長期にわたる迫害で両目に白内障ができたりと、耳も目もダメージを受けていたのです。
特に第二式の功法(一時間輪を抱く)と第五式の功法を煉っている時は、掌が熱く、重く、電気を帯びた様なしびれを感じました。両側で輪を抱く時、掌が両耳に向いている時は、手のひらと頭に電気を帯びた様なしびれの感覚が現れ、エネルギーの流れを特に強く感じていました。第五式の功法を煉る時では両手の手のひらが向き合い、両手にも電気を帯びた様なしびれの感覚が現れ、エネルギーの流れが特に強く感じられました。
最近、煉功が以前よりもずっと静かになり、暗記も以前よりもずっと早くなり、問題にぶつかった時にも頭の中を整理しておくことができるようになったことに気がつきました。心性を守ることができ、煉功をしている時はリラックスして幸せを感じます。そして脊椎や肩が痛くなくなりました。