【明慧日本2021年1月28日】(前文に続く)
3、天津市浜海新区の講師・高麗娟さんは不当な判決に
天津市浜海新区の優秀講師・高麗娟さん(48)は、2020年1月、懲役9年の実刑判決、罰金3万元(約50万円)の不当な判決を宣告された。
2017年12月28日、天津市公安局の大勢の警官、各区の公安支局、下部組織の派出所は全市の学習者を連行し、高さんを含む37人の身柄を拘束した。そのうち、少なくとも14人は逮捕令を発付され、8人は不当な判決を宣告され、最長11年であった。
4、天津市の労働模範・郭德芬さんは懲役1年の不当判決
天津市河西区の学習者・郭德芬さん(80)はかつて天津市の食料関係の仕事で長年勤め、コツコツ働き、天津市の労働模範に選ばれた。しかし、法輪功を学んでいるという理由で、何度も労働教養処分に科され、累計8年以上の不当な判決を宣告された。
2019年8月21日、郭さんと他の学習者・韓翠玲さん、鄧桂秋さんの3人は法輪功の無実を伝えた時、河西区桃花園派出所に身柄を拘束された。2020年3月27日、天津市河西裁判所で開廷された。7月2日、河西区裁判所は郭さんに懲役1年、鄧さんに懲役2年2カ月、韓さんに懲役2年6カ月の不当な判決を宣告した。
5、吉林省の宋彦群さんは懲役3年6カ月の不当判決
吉林省舒蘭市の講師・宋彦群さんは国務院総理・李克強に手紙を書いたという理由で、2020年3月26日、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)に自宅に侵入され、身柄を拘束された。12月末、家族は宋さんが懲役3年6カ月の判決を宣告されたことを知らされた。
宋彦群さん |
宋彦群さんは1971年に吉林省舒蘭市で生まれ、長春市商業専門学校の国際貿易学部を卒業した。1996年8月、宋さんは法輪功を学び始めた。
宋さんはハルビン大德日本語学校の元英語教師である。当時、宋さんの月給は数千元だったが、いつも節約し、毎月2000元を出して教え子の学費などを援助した。このような教え子は数十人もいた。
宋氷さん |
宋彦群さんと妹の宋氷さんは優秀な専門人材である。人生の一番いい時期に、法輪功を学んでいるという理由で労働教養処分に科された。2003年11月27日の夜、舒蘭市公安局の警官に家に押し入られ、身柄を拘束された。彦群さんと氷さんはそれぞれ懲役12年、14年の不当な判決を言い渡された。
2009年7月30日、宋氷さんは迫害で死亡した。享年36歳。宋彦群さんも迫害で痩せこけて、重体に陥った。2014年、一時出所できた時、体重はわずか40キロ代で、一晩中眠れず、何日も食事ができなかった。
6、雲南大学の副教授・陳新文博士に懲役1年6カ月の不当な判決
明慧ネット2020年5月23日の報道によると、雲南大学生命科学学院の副教授・陳新文博士(54歳男性)は秘密裏に懲役1年6カ月の不当な判決を宣告された。
2016年10月12日、陳さんは法輪功の無実を伝えたと言う理由で通報され、雲南大学及び昆明市五華区国保の警官に15日間行政拘束された。2017年7月12日、陳博士は大学によって公職から不法に追放された。2019年7月、再び国保の警官に身柄を拘束され、拘禁され秘密裏に懲役1年6カ月の判決を言い渡された。
7、瀋陽理工大学の副教授、于春生さんに懲役1年の不当判決
于春生さん |
于春生副教授(62)はかつて瀋陽工業学院専門学校(現在は瀋陽理工大学と合併)機械工程学部の副教授と学部主任である。
2019年6月19日、于さんは瀋陽北駅派出所に身柄を拘束された。2020年4月29日、瀋陽市于洪区裁判所に開廷されたが、当日結果を宣告されなかった。その後、于さんは懲役1年の判決を言い渡された。于洪区裁判所は于さんの家族に5000元(約8万円)の罰金を科した。于さんは2020年6月18日に家に帰された。
于さんは学校の中共党委員会に主任の職務を解除され、教壇に立つ権利も奪われた。于さんはかつて2回拘禁された。
8、安徽省銅陵学院の黄永青博士夫婦に不当判決
2020年10月、安徽省銅陵学院の黄永青博士と妻の張紅さんはそれぞれ懲役1年、2年猶予と懲役2年の実刑判決を宣告され、現在2人とも学校から除名された。
三、不当に連行される迫害実例
1、北京の画家・許那さんは不当に連行された
北京の学習者・許那さんは2020年7月19日、身柄を拘束され、案件は東城区検察庁に提出された。11月末、検察庁は証拠不足と判断し、案件を東城支局に戻した。
許那さん |
許那さんの夫・于宙さんは北京大学を卒業し、数種の言語を話せる多才なミュージシャンである。2008年2月6日、于さんは迫害され死亡した。遺体はいまだに冷凍されている。許那さん本人も何度も身柄を拘束され、拘禁され、2回も不当な判決を宣告された。今回、許さんが連行され、家には年配の父しかいなくなった。
許さんは1968年に吉林省長春市で生まれ、北京放送学院(現中国伝媒大学)を卒業したプロの画家である。父は中国文学芸術界連合会の画家、母は生前、吉林芸術学院の講師であった。許さんはかつて2回にわたって合わせて懲役8年の不当な判決を宣告され、北京女子刑務所で拘禁されていた期間、許さんは隔離され、拷問などの迫害を受けた。坐禅をしたまま足を縛られ、睡眠、洗顔を禁じられ、雪の中で凍えさせられた。また、家族との面会も禁止され、頻繁に拘禁場所を変えられた。
2、四川の作家、教育界の名人・王学明さんは内モンゴルで連行された
2020年11月21日午前、四川省の学習者・王学明さんは内モンゴル包頭市で講演した時、地元青山公安支局の警官に身柄を拘束された。現在、青山区留置場で拘禁されている。
王さん(ペンネームは唐明)は作家、教育界の名人、中国伝統文化芸術の専門家、 十数冊の本を出版し、多くの人に影響を与えた。
3、ハルビン市の医者は再び連行される
2020年4月8日午後、ハルビン市の学習者・李力壮さん(47)は大慶市の警官に見張られ、身柄を拘束された。現在は大慶市肇州留置場で拘禁されている。
李力壮さん |
李さんは痩せ型で素朴、優雅、多才である。かつてハルビン医科大学附属の第一病院の骨外科の主治医である。しかし、法輪功を学んでいることが理由で、何度も拘禁され、家財を押収され、2回も労働教養処分に処せられ、1回不当な判決を宣告された。また、殴打、両手を後ろに回して手枷をかけられ、鉄の椅子に座らせ、睡眠禁止、電撃ショック、独房で拘禁、裸で外へ行かせ、水に溺れさせるなど残酷な迫害を受けた。その結果、心身とも大きなダメージを受け、白髪になり仕事も失った。解放された李さんは小さいな商売で家計を維持している。
1999年7月、江沢民グループは「天安門焼身自殺」という法輪功を誹謗中傷するニュースを報道した。医者としての李さんは一目で、でっち上げだと分かった。李さんは気管の切開手術をしたことがあり、気管を切開すると、息が漏れるので、声帯は正常に発声できない、歌を歌うことはなおさら無理だと知っている。しかし、中央テレビが作った「焦点訪談」という番組の中で、いわゆる焼身自殺を図った女の子・劉思影は全身、包帯に包まれ、気管の切開手術をしたにもかかわらず、インタビューを受け、歌も歌い、声も透き通っていた。これは医学の常識に合わない。しかし、このようなでっち上げのニュースは多くの中国人を騙した。李さんは人々に真相を伝え始めたが、中共に迫害された。
(続く)