文/北京の大法弟子
【明慧日本2021年2月4日】数年前、私は鮮明な夢を見ました。それは晴れた日で、私は通りを歩いていました。突然、稲妻が光って雷が鳴り響き、空が暗くなりました。歩いていた人たちは怖くて動く勇気がありませんでした。私もどうしたらいいのか分かりませんでした。すると、突然空が話し始めました。その声は、地球上のすべての人に向けて大きく、はっきりとしたものでした。
空から聞こえてきたのは、次のような内容でした。「神は、人々を救うために、人々が神を崇拝し徳を重んじるために、人類の歴史の中で伝統文化を整えるために、あらゆる知恵を使い、途方もない苦しみを味わってきました。歴史の中で正義の信仰が抑圧されていた時、人々が迫害にどのように対応したかによって異なる結果がもたらされ、善悪は報いを受けるという警告の役割を果たしました。一方で、それはまた、末法の時期に、神が人々を救うために来るという希望を提示しました」
「歴史の中で、神は人々を気遣い、様々な手段を使って、人々に終末の時に自分を救う神を認識するためのヒントを与えてきました。そうすることで、人々は悪を認識し、悪から脱却して救われることができるようになりました。しかし今、多くの人が神を大切にしないばかりか、悪と一緒になって悪事をしています。彼らは神を誹謗中傷し、真理を拒否し、悪人と中国共産党が人類を滅ぼそうとしているという神の警告を何度も無視してきました」
「神は厳しい迫害の中で、真理を明らかにして人々を救うために神の使者(法輪大法の弟子)を派遣しましたが、多くの人々はそのような機会を逃し、神の使者を残忍に迫害しています。今、多くの人々は救われることができない、あるいは救われるに値しない状態になっています。その時には、懲罰と教訓が始まるでしょう」
空が話を止めた後、私は多くの巨大な神々が、基準を満たさない人々を粛清し、淘汰するために来ているのを見ました。神々の中の一人が私に気づきました。彼は私にお辞儀をして、異次元の私の神称を呼んで挨拶をしました。「彼らがやっていることにあなたと何の関係もないのですが、しかし、あなたはこの人間世界で一カ月間待っていなければなりません」と言いました。この瞬間、場面が急に変わりました。多くの大法弟子と私は、静かな山に暮らし、何の変哲もない生活をしていました。私たちは、世界が淘汰された後、新しい宇宙の新しい位置に按排されるのを静かに待っていました。
中共がアメリカの大統領選挙を操作し、神に選ばれた人々が困難を乗り越えようとしている状況を見て、再びこの夢について考えました。
師父は、「善と悪の二種類の表れは、ちょうど世の人々に見せているのではありませんか? 救い済度できる人を探し、見分けているのではありませんか? 先ほど話しましたが、救い済度される資格のない生命もいます。皆さんはすべての人に真相を伝えてもいいのですが、町にいるすべての人を全部、済度するということではなく、救い済度される資格のない生命もいます。肝心な時、人心がどのように動くのかを見るのであって、世の人々がどのようにこのことに応えるかを見るのです。人々の反応は善の念によるものか、それとも悪の念によるものか、神はすべての人の考え方に注目しており、これによってその生命を残すかどうかを決めています。言い換えれば、このこと自体はそれらの救い済度され得る人を救い済度しているのではありませんか? 大法の中での修煉、法を正すことと皆さんが法を実証する中で偶然なことはありません。このこと自体は衆生を救い済度しているのではありませんか? このことは社会に大きな影響を与え、すべての人はこのことを考えています」[1]
「私が法を正す初期に、神々は既にこのように決めましたが、つまり邪党がどのような目的であっても、行なったいかなることも、その結果は私と大法弟子を助けることになるということです。ですから、中共邪党は何かの悪事を働こうとすれば、必ず失敗し、醜態をさらすことになります。この九年間に起きたすべてのことを冷静に振り返ってみれば、いずれもこの状況です。中共邪党自身はこのならず者の政権が世の人々の目に異質なものとして映っているのを知っており、いつも世の人々に良い表われを見せたいと思い、表のイメージを飾り立てていましたが、今になって、この表のイメージも壊れ、化けの皮は剥がれ、これ以上偽ることができなくなったと分かり、赤裸々に行なうようになりました」[1]
「その続きを見てください。この芝居はこのように演じられています」 [1]と説かれました。
私の理解では、すべては師父の支配下にあり、凶悪なものがその表面を取り除き、その本質を明らかにすることで、師父は人々に、凶悪なものを見抜く機会を与えてくださっているのです。つまり、人々が信じていないことを一つ一つ見せてくださるのです。例えば、かつて台湾の人々の中には、中国共産党の独裁体制であると信じていない人もいました。昨年、香港で国家安全保障法が施行された後、台湾の多くの人々は目を覚まし、中国共産党を再認識し始め、正しく選択するようになりました。
人は善と悪の戦いの中でどちらかの側を選ぶとき、自分の未来を選ぶことになります。救い済度することは整然と行われています。無限な慈悲の心をもって、神は何千年もの間、人々の待ち望んでいたことを失望させてはいません。最後に淘汰した結果も、人々の納得できるものでなければなりません。
師父は「『先生、どうしてそういう問題を処理してくれないのですか?』と、わたしに聞く人がいます。考えてみてください。もし、修煉の道において生じる、あらゆる障害物をことごとく片付けてあげてしまったら、あなたはどうやって修煉するのでしょうか? 魔の妨害があってこそ、最後まで修煉できるかどうか、本当に道を悟れるかどうか、妨害に動ぜずにいられるかどうか、この法門を堅持できるかどうかがはっきり分かります。『荒波は砂を洗う』という言葉がありますが、修煉はまさにそうで、最後に残ったものこそ真の黄金です」[2]と説かれました。
そのため、大法弟子の心は、不利な情勢に失望したり、師を助け法を正すことに自信を失ったりと、状況に左右されないようにしなければなりません。
私の理解では、この重要な瞬間には、修煉者であろうと世人であろうと、誰もが淘汰されるかどうかの岐路に立ち向かうことになります。師父は旧勢力の策略を自分のために利用しています。もし私たちが本来の誓いを心に留め、大法と師父に忠実であり続けることができれば、このような機会を大切にし、人々を救うという私たちの使命を完遂することができるでしょう。
以上が私の個人的な認識です。適当でない所があれば、慈悲なる指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法八』「二〇〇八年ニュヨーク法会での説法」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』