【明慧日本2021年2月4日】陝西省西安市の法輪功学習者・袁輝武さんと宝鶏市の楊シンさんは2020年12月28日、不当判決を下された。
袁輝武さんは2019年7月に連行され、現在まで西安市の三亜尾留置場で拘禁されている。同年12月16日、西安市雁塔(がんとう)裁判所は袁さんと楊さんに対して開廷した。2人の家族が依頼した北京の弁護士は2人に無罪の弁護をした。
2020年12月18日、袁さんは懲役3年の実刑判決を言い渡され、罰金5千元を科された。袁さんは判決を不服として控訴した。
西安でアルバイトをしていた楊さんは実家の農業の収穫を手伝うために家に戻っていた。庭で家事をしていた際、いきなり押し入ってきた7、8人の警官らにより押さえられ、部屋に入れられて酷く殴打された。「痛い! 痛い! 僕は何もしていません」と楊さんの悲鳴が外にも聞こえた。家の裏の畑で農作業をしていた母は息子の声を聞きすぐに家に入って、警官らの暴力行為を制止しようとしたところ、警官らに別の部屋に入れられ、ドアに鍵を掛けられた。
約1、2時間後、楊さんは部屋から出されたが、手錠と足かせを嵌められていた。警官らは楊さんをパトカーに入れようとしたが、楊さんは拒否した。すると、複数の警官がまた一斉に楊さんを殴った後、楊さんを持ち上げて車内に投げ入れた。警官らの暴力を目撃した村民らは「なぜ人を殴るんですか。法律を守らないんですか」と警官らに言うと、警官の1人が「暴力を見たのか? 写真を撮ったのか?」と怒鳴った。
楊さんが連行された後、別の警官らはまた楊さんの家に駆けつけ、家宅捜索を行った。
楊さんは雁塔留置場に入れられた。2020年12月18日に開廷され、懲役3年3カ月の実刑判決、罰金6千元を科された。