「大試練」の試験とは何でしょうか?
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ーーアメリカ大統領選から考えついたこと

文/陝西省宝鶏市の大法弟子

 【明慧日本2021年2月5日】

 師父の経文『大統領選』が発表されて以来、大法弟子が皆アメリカ大統領選に対して発正念をし、選挙の進展に注目し、関心を持っていました。普通では考えられないことが起こっていて、現実と思考が結びつかなくなり、人としての思考からでは判断できなくなりました。

 私はとても困惑していました。ネットで同修の文章や、メディアを見てうろたえてしまい、心の中では淡い期待を持って、何か好転してほしいと願っていました。しかし、奇跡は起きませんでした。現実は、このような信じられない状況になってしまいました。心の中で疑問がたくさん湧いてきて、どう考えても腑に落ちませんでした。

 正常な思考であれば、「トランプ氏は天に選ばれた人であり、天の意志に従っているので、優勢になる条件は計り知れず、再選することは当たり前でしょう」と考えてしまいます。しかし、私たちが望んでいるようには発展しないで、結果はバイデンが選挙に勝ち、宣誓して新しい大統領になり、完全に予想外の就任になってしまいました。

 この一件は私の今までの考えからでは想像もつかない結果になり、私の思想に大きな衝撃を与えました。ある日『洪吟』を読んで、師父の話「天に道が無く、誰がまだ神なのか」[1] が頭に現れました。私は急に悟りました。「私たちは新宇宙の佛、道、神だと師父が教えてくださったのではないでしょうか。私たちは佛、道を修めているのではないでしょうか。私たち大法弟子は神の道を歩んでいる生命ではないでしょうか?  旧宇宙は既に解体され、新宇宙が間もなく誕生しようとしています」。

 師父が『台湾法会へ』の中で、「自分の立ち位置を正しく決めるべきです」[2] と教えてくださいました。私たち自身が新宇宙の佛、道、神の立場に身を置くように示されたのではないでしょうか? 正しく認識させてくださっているように悟りました。師父がずいぶん前から「大法の徒 九天に上り 天地を主宰し、人道を正す」[3] と説かれました。「今の形勢から見ると、もしかしたら師父が私たち大法弟子の最後の圓満成就のために与えてくださった試練かもしれません。将来の自分の天体で似ている現象が現れた時に、大法の中から悟った法理で指導するために新宇宙が圓容しており、破壊できない法をいかに悟るかを師父が見ておられることでしょう。もし私たちが皆、大法の中から自分のものを悟ることができるのであれば、授業を圓満に受けることができ、卒業できるようになるでしょう。これは常人の中での大学院や博士の受験と道理が似ていますが、この試練のほうがさらに神聖で殊勝である」と、突然わかるようになりました。

 私たち大法弟子は、師父が切り開いてくださった地球での修煉環境の中で、長期間の錬磨と学法、修煉の期間を経て、間もなく圓満成就になります。私たちは遥かに遠い天体からここに集まってきた王と主であるため、圓満成就した後に各自の天体に帰ることになりますが、帰位してから、新宇宙の各天体の王と主になります。つまり私たちの修煉は間もなく終わる段階に入っています。圓満成就する前に、私たちは各自の基準を満たしているのか、この歴史的な大きな任務を担えるのかをテストする必要があります。つまり最後の試練と言ってもよいでしょう。これは師父がずいぶん前からずっと説かれていた話です。現在の情勢からみて、もしかしたら師父が私たち大法弟子に与えてくださった試練のテーマであるかもしれません。考えてみてください。「旧宇宙の発展の規律は成、住、壊、滅です。しかし、新宇宙は不壊で壊滅の時期になったら自ら円融して修復されます。つまり、今後の宇宙はすでに新宇宙の機制(仕組み)で運行することになり、もう不滅なのです。師父はすでに宇宙の機制を更新されました。師父が新宇宙の法を説かれたのですが、私たちは旧宇宙にいる生命で、新旧宇宙を交替している中での生命です。私たちの概念や思考の中では壊滅するしかないので、どうやって円融するのでしょうか。このような円融する概念や考えすらありません」。

 現在のアメリカの現状をみて、多くの大法弟子の考えの中では、みな大淘汰、滅(絶滅)の概念を持っています。つまり旧宇宙の概念、思惟方式です。物事がここまで進んできました。最高裁判所はすでに正義を支持しない、憲法を遵守しない、国会はもう一党専制の議会と化し、党派の利益を守り、社会主義に変異しました。議員や、CIA、FBIの重要人物までもが買収され、州政府が買収され、メディアも買収されているなどなど。人間のこの次元の法は、悪人を抑制することができず、邪なものが権力を獲得して優位に立っています。みな師父が手を貸して、大淘汰を開始することを望んでいるのです。ですから大法弟子の考えは、まだ旧宇宙の運行機制の中で回っているのです。まだ外的な力で悪人を捕えることを望んでいるのです。あるいは、師父が按排してくださった試練、重要な試練のテーマであることや、法の中からこのテスト(試練)問題の答えを悟り、このような問題に直面して、自分なりの答えを作り、選択し、実践することを師父が待っていることを思いついていないかもしれません。一人一人の次元が異なり、法に関する理解も認識も異なるので、答えも異なるかもしれません。この段階の中で、考えが逆の方面に変わり、邪悪に従って大法を信じない人もいて、そのような人は淘汰されてしまうでしょう。これはもしかしたら最後の大試練であるかもしれないと私は考えています。答えは、想像するものではなく、大法の本にあるかもしれません。

 昨日二つのニュースを聞きました。一つは、刑務所に5年間拘禁されていた大法弟子が正念で「邪悪の巣窟」(刑務所)から出たこと。もう一つは留置場に拘禁されていた学習者が邪悪に妥協して三書を書いたこと。5年間も刑務所に拘禁されていた大法弟子が邪悪な迫害に直面して「私は神で、彼は人間だ。人間の手で金剛不壊の体を壊せるのか」と大法修煉を堅持する一念を抱いたのです。この神の念の前で、大法弟子を殴打するために邪悪な共産党が送り込んだ4人の大男は自ら撤退しました。人間と神の一念の違いだけで、本当に天と地の差が生まれるのです。

 以上は、個人の僅かな悟りを書き留め、皆さんと交流したいと思います。限りがあるので、不適切なところがあればご指摘をお願いいたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟五』「宇宙のごろつきは、あと幾日生きていられるか」
 [2] 李洪志師父の経文:『台湾法会へ』
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「預」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/29/419221.html)
 
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