【明慧日本2021年2月20日】河北省保定市73歳の法輪功学習者の高金平さんは、連行されて濡れ衣を着せられた。そして不当に懲役7年の実刑判決を下されたため、保定市中級裁判所に控訴した。2020年4月末、家族は中級裁判所が判決を維持することを知った。そして8月のこと、家族に突然ある電話がかかってきた。電話の相手は高さんと共に迫害を受けた仲間だと言った。そして自分が解放された時、高さんはすでに石家荘女子刑務所に拘禁されており、このことを家族に伝えるよう高さんに頼まれたのだと言った。
家族はつい先日、保定市留置場の高金平さん宛に送金したばかりであった。刑務所が疫病発生を理由として高金平さんに家族の面会をずっと許可しなかったため、家族には今でも具体的にいつ高さんが刑務所に拘禁されたか不明である。しかし家族は、おそらく8月前後ではと推測している。
高さんは、保定市綿工場を退職した労働者である。法輪大法を修煉する前は、脂肪肝など多種の疾病を患い、体は虚弱だった。しかし1999年に大法を修煉すると、すべての頑固な病気はいつのまにか無くなり、体は健康になり、頭もすっきりした。中国共産党による法輪功に対する迫害は、今もなお20年以上も続いている。高さんは何度も嫌がらせを受け、連行され迫害された。
2013年9月9日、高さんが家で肉まんを作っていると、突然扉をたたく音が聞こえた。家族がドアを開けると、保定市新市街区公安支局依綿派出所の政治指導員と地域の警官の李剛の2人が家の中に突入し、不法に家財を差し押さえ、コンピューターやプリンターなどの私物を押収した。そして不法に高さんを依綿派出所に連行し、夕方には保定留置場に拘禁した。更なる迫害を企てる計画だったところ、健康診断の結果が不合格だったため、解放され家に帰った。
2014年1月上旬の旧正月の前夜、保定新市区検察庁は高さんを呼び出した後の迫害計画を立てていた。家族が苦難に耐えている中、高さんはやむなく真冬の夜に逃走することを選んだ。
2019年8月22日の昼ごろ、高金平さんは保定市満城市街区の賃貸の家屋で保定市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と保定市競秀区依綿派出所の警官に連行され、同時に、コンピューターや大法書籍など個人の所有物を押収された。
その連行は、特に事前に計画されたもので、以前にある当局の職員が、高さんの娘と母の住所を尋ね、高さんの家族を尾行していた。2019年に社会保障カードが切り替わった時、高さんの給料は支払われなくなった。
2019年12月5日、高陽県裁判所は高さんに対して不法に開廷した。裁判長は高陽裁判所の副裁判長、陳洪強で、陪審員は官志平、王利軍であった。そして2020年2月23日、高さんは勝手に懲役7年の実刑判決を下され、1万元の罰金を科された。
高さんは保定市中級裁判所に控訴した。裁判長の崔曙光、陪審員の蘇静明、張彦林が2020年4月26日に不法に判決文を作成して冤罪にも関わらず判決を維持している。保定市中級裁判所の二審はこれまでずっと開廷していない。控訴前、内情を知る知人から、一審の量刑は保定中級裁判所が内部審査した後に下したものであるため、控訴しても無駄であると家族に伝えられた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)