【明慧日本2021年3月10日】米国大統領選挙期間中、スイングステートのペンシルバニア州はトランプ氏にとって「ナンバーワンの激戦州」でありました。票を獲得するために、トランプ氏は十数回もペンシルバニア州を訪れましたが、いわゆる主流メディアはそれに関する肯定的な報道をほとんどしませんでした。しかし、左派思想が強いペンシルバニア州立大学でジャーナリズムを専攻している中国籍女子大学生は、トランプ氏の演説会場に車で3回も足を運んで取材を行い、インタビューの記事をテレビニュースの課題として提出しました。彼女は自分の行動で教授が不快になるかもしれないと思い、0点を覚悟していましたが、結果的にクラスで最高得点を獲得しました。
しかも教授は「フェイクニュース」を報道しない「道徳心を備えている」学生を輩出したことを示すために、ホワイトハウスに彼女の課題を送ると言いました。
今回の選挙では、ほとんどのメディアはトランプ氏の声を抑圧し、あらゆる機会を利用してトランプ氏を「黒塗り」にしていました。4年来、アメリカの大学のメディア関係学部はトランプ氏を「反面教材」として扱い、学生の提出課題にあるトランプ氏を肯定的に報道するものを「地雷原」とし、取り上げる勇気もありませんでした。
ペンシルベニア州立大学コミュニケーション学部でジャーナリズムを専攻する3年生の李暁華さんは、学校の雰囲気も教授陣も左寄りで、授業中に教師がトランプ氏を「人種差別主義者」と表現していて「一度『人種差別主義者』というレッテルが貼られてしまうと、今の若者の目にはその人が侵してはならないものを侵してしまったかのように映り、中国の階級闘争と同じく、攻撃されても許されるのです」と語りました。
李暁華さん(以下、李さん)は、学校でトランプ氏の良いことを言ったら嘲笑されて軽蔑され「変わり者」として見られ、トランプ氏のペンシルバニア訪問や演説もなかったかのように同級生たちに無視されたと語り「ある日、トランプ氏の集会に行きたいとある教授に言った途端、その教授は不機嫌な顔をしながら『よくそんな怖いところに行けるなぁ。怖くないのか?』と聞かれました」と言いました。
2020年10月、テレビニュースを教える教授からインタビューの課題を与えられ、他の学生が「かぼちゃ祭り」のような小ネタを報道する中、李さんはトランプ氏の票を集めるためのペンシルバニア州訪問のニュース価値がもっと高いと考えました。演説会場までは片道2~3時間の遠距離であるにもかかわらず、彼女は行くことにしました。「友達も行きたかったのですが、行く勇気がありませんでした。彼女が言うには『課題としてトランプ氏集会の取材内容を提出したら、先生を怒らせてしまい、0点を与えられてしまうかもしれない』」
「0点を取っても、ジャーナリズムを専攻する学生として、私は守るべき報道倫理を守り、フェイクニュースではなく、本物のニュース、真実のニュースを報道したいです」と李さんは言いました。
決断後、トランプ氏が演説を行ったジョンストン、レディング、エリーの3都市に3度も車を走らせ、その都度往復で5~6時間をかけ、早朝に寮に戻ってきた李さんは「一度は会場の外で2~3時間待って、やっと『エアフォースワン』の着陸の場面を撮ることができました。また、トランプ氏を応援にわざわざ日本からやって来た日本人にもインタビューしました」と語りました。