【明慧日本2021年3月22日】ベルギーのメディア「Knack」は2021年2月15日、記者・Trui Engels氏による文章が掲載され「ベルギーで開催されている人体標本展の死体の出所が何処からなのか疑問視されている」と語られた。
ベルギーのメディア「Knack」は2021年2月15日、記者・Trui Engels氏による文章を掲載し「ベルギーで開催されている人体標本展の死体の出所は質疑(しつぎ:発表者・提案者に疑問点を問いただすこと)される」と語られた。 |
「中国での臓器移植濫用 停止 ETAC国際ネットワーク」の言い方によると、人々がアントワープ体育館の人体標本展で見た可塑化(かそか)された死体は、中国で拘禁され、拷問を受けた後に、殺害された人である。
中国人の人体標本展は昨年12月中旬~今年5月までベルギーアントワープ市で展示される。中国での臓器移植濫用停止ETAC国際ネットワークのベネルクス地域マネージャーであるエルケ ヴァン・デン・ブランデ(Elke Van den Brande)氏は「ある道徳的な責任感のある人体標本展は、死体の真実の身分と死因の説明が必ずなくてはなりません。展示されていた標本は、中国から来た受け取り人が確認できない死体であり、その上(国際)機関が必要とする関連書類がないことを展覧組織はすでに認めています」と話した。
中共は、1999年7.20から法輪功を迫害し始め、大連の可塑化工場はその年に登録した会社である。
エルケ ヴァン・デン・ブランデ氏は「可塑化された死体は寄付されたものではなく、受取人が不確認の物でもない兆候があります」と言った。
「中国での臓器移植濫用停止ETAC国際ネットワーク」が「展示している死体が大連の可塑化会社の近くにある大型刑務所と労動教養所に拘禁されている良心の囚人から来ており、この可塑化工場に死体を保存している可能性がある」と考える。
ブランデ氏は「法輪功学習者は1999年から中共に迫害されており、これらの標本は主に学習者に関連します。大連は臓器移植、可塑化、及び法輪功を迫害する要衝です。中国の死体の可塑化は大体20年の歴史があります。つまり法輪功が迫害される初期から、中共はすでに人体を可塑化し始めていた事と意味し、同時に中国の臓器移植の数量も指数関数的に成長しています」
ベルギーに対してこのような展覧を禁止し、或はこのような展覧に対して警告を出すべきかどうかについて、ブランデ氏は「ニューヨークの総検察は、2008年に告示を入口に貼るよう展覧の組織者に求めたが、主催者側はこれらの可塑化された死体が中国の刑務所から来たかどうかを確認できないと説明しました。私達は道徳的視点から、死刑を実行する国家から可塑化された死体を輸入することを禁止するべきだと考えています。フランスやチェコ、イスラエル、ハワイと米国の各州など、ますます多くの国家と地区が中国から可塑化された死体を使った人体標本展の実行を禁止しています」と話した。
一部の医者の「人体標本展は教育的価値がある」、「死体は尊重されている」という意見に対してブランデ氏は「ある謀殺された人の死体は永遠に尊厳を得ることができません。犯罪に関わらない教育こそ価値があります」と反駁した。
数十年来、中共はずっと罪のない良心の囚人を謀殺していると非難され訴えらていれる。
ブランデ氏は「20年来、経済産業として、臓器移植と可塑化の工場は大量のいわゆる『寄贈者』が必要です。可塑化の工場は全世界の学校、大学と展示会の需要を満たすために今なお努力し続けています」と言った。
資料によると、2000年~2001年の迫害初期、50万~百万人の学習者が拘禁されている。
エルケ ヴァン・デン・ブランデ氏によると中共の警官は可塑化と移植業界を手伝っており、ある証拠によると、いくらかの機関が同時に2つの目的に満足することができる。例えば、私達が見たある電子メールにこう書かれていました「今朝、二つの新鮮な優良品質の死体が工場まで運ばれました。肝臓は何時間前に取り出されたものです」。驚いたことに、標本展の中に肝臓と腎臓が欠けている死体があると言う。
中共が2015年に公言した、不法臓器摘取及び臓器売買の停止に対してブランデ氏は「2015年から、国際社会の世論の圧力のために、中共はずっと臓器移植に関係する政府筋のデーターを発表しており、すべての臓器はみな「任意寄付者」から来たと公言していた。しかし2019年の統計を解析すると、それは中共システムの偽造したデータで、中共が国際社会を騙していることが分かる」と話した。
2006年から、調査員が何度も臓器が必要であるという身分で、中国の病院に連絡した。多くの病院の医者は彼らが法輪功学習者の臓器の出所としていると承認した。2018年と2019年の調査員の問合わせの電話によると、臓器は直ちに使えて、かつ健康な若い人から来ている。煙台玉皇頂中国三甲病院の責任者は2017年に「彼は公式の臓器流通システムを迂回して何百もの移植を行い、臓器を見つけるための独自のルートを持っていることを」確認した。
ロンドンの独立した人民法庭――「中国裁判所」は「強制的な臓器狩りの行為は中国全体ですでに数年間発生している、法輪功学習者からの臓器が主要な出所である可能性がある」と2019年に結論付けた。
週刊誌『Knock』は49万9千数人の読者を持ち、ベルギーの半分の人口を誇るフラマン語区の最も影響力を持つメディアである。