【明慧日本2021年3月27日】最新のデータによると宇宙の中に星系の数量は2000億ぐらいである。これらの星系の中で、70%以上はすべて銀河系と同じ渦巻銀河である。
2018年3月14日、国際電波天文学研究センター(ICRAR)は一つの重要な発見を掲載した。「すでに発見したほとんどの星系は、その大きさに関わらず、一周の回転はすべて約10億年です」。これは光学、紫外線と中性水素(HI)などの多種の方法を使って測量した後に出した結論である。この結論は小さな矮星の不規則なもの(small dwarf irregulars)から最大の渦巻銀河(the largest spirals)までのほとんどすべての星系を含んでいる。
動画:回転する星系のシミュレーション動画(Video credit:ICRAR)
ケプラー第3法則によれば、星系の中心から遠ければ遠い「太陽」(恒星)ほど、回転速度はさらに遅いはずである。実際の観測データでは「大多数の恒星が、目に見えないエネルギーによって星系の中に固定され、ほとんど同じスピードで回転しており、星系の中心から遠いほど遅いということはない」と示した。この現象を説明するため、科学者達は宇宙の中にダークマターが存在していると推測した。ダークマターは今なお依然として科学的に未解決の謎である。
星系の中に恒星のスピードを統計する曲線。横軸:星系の中心から恒星までの距離(光年)、縦軸:恒星の速度、単位はキロメートル/秒である。(色付きの実線は実際の観測値であり、白い破線は可視物質に基づく理論値である) |