【明慧日本2021年4月3日】(中国黒竜江省=明慧記者)佳木斯(ジャムス)市の法輪功学習者・井玉華さん(64歳女性)は2020年12月末、警官に強制連行され濡れ衣を着せられ、不当に3年6カ月の懲役刑を言い渡された。井さんは判決を不服として控訴した。現在、井さんはジャムス市の留置場に不当に拘禁されている。
井さんは元熱力会社の職員で、今は定年退職している。それまでの井さんは多くの病気を患い肝炎、胆嚢炎、脾臓肥大、頭痛、全身に力がなく、注射や薬を飲むのが常習になっていた。1995年8月に法輪大法を修煉してからは、短期間で病気から解放され、心身ともに健康になった。
1999年7月、中国共産党は気が狂ったように法輪功への迫害を始めた。井さんは「真・善・忍」に対する信念を放棄せず、人々に法輪大法の素晴らしさを伝えていたところ、警官に強制連行され、殴打され、灌食され、不明瞭な薬物を注射され、地面に固定した手錠をかけられるなどの拷問を受け、3年の強制労働を強いられた。井さんは迫害から逃れるために流浪生活を選択し、親戚は警官の嫌がらせを受け、金銭をゆすり取られた。
拷問のイメージ図:不明薬物を注射される |
拷問のイメージ図:手錠で地面に固定される |
2020年8月11日午後2時ごろ、ジャムス市向楊公安局建設派出所の警官が4、5人が、再び井さんの自宅の前で待ち伏せをし、外出から戻った井さんを強制連行した。
井さんは建設派出所に連行された。警官は井さんが持っていた自宅のカギを奪い、そして不当に家宅捜索を行い、法輪功の書籍とパソコンなどの私物を持ち去り、家の中はめちゃくちゃになっていた。
井さんは不当に尋問を受けた後、ジャムス市の留置場に収容されている。
井さんの夫が市の公安局に行って井さんの所在を確認したところ、「政治問題なので誰も構うことができない」と言われたという。情報によると、警官は何日もかけて井さんの写真を持ってあちこちを探しているという。紅光コミュニティの人員も強制連行に関与したという。
向陽公安分局の建設派出所は、井さんを陥れ素早く向陽地検に送致した。そして地検は数日で裁判所に起訴した。
2020年12月下旬、ジャムス市向陽区地裁は井さんに対して開廷審理を行い、井さんの夫が傍聴に訪れた。井さんの夫は裁判官に、「警官が持ち去ったパソコンやプリンターは、息子のものであり商売に使うもので、息子は修煉者ではありません。5000元(約85,000円)は妻に入れ歯を造るために、私が渡したお金です」と裁判官に告げた。裁判官は彼の話を遮り、これ以上を話すと法廷から追い出すと脅迫した。
裁判官は法廷で判決を宣告せず、後に井さんの家族に「井さんに懲役3年6カ月の実刑を科す」と不当判決を伝えた。 この案件の裁判長は記忠である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)