【明慧日本2021年4月8日】(スウェーデン=明慧記者・何平)復活祭は、欧米諸国にとってクリスマスに次ぐ盛大な祝日である。人生に希望をもたらすこの祝日は、スウェーデンの東洋人と西洋人の法輪功学習者(以下、学習者)にとっても非常に意味のあるものだが、 その背景にあるものは何だろうか?
26年前、1995年4月の復活祭の期間中に、スウェーデンのヨーテボリに住む漢方医の王医師は、法輪功(法輪大法)の創始者である李洪志師父をスウェーデンにお招きして、ヨーテボリで7日間の講習会を開催し、この地の人々に初めて法輪功のことを知ってもらった。
2021年の復活祭に際し、王氏とスウェーデン人の親子は、幸運にも26年前にヨーテボリでの講習会に参加した素晴らしい体験を今でも鮮明に覚えており、喜びと感謝の気持ちで一杯になったという。
煉功動作を指導される李洪志師父 |
スウェーデンと大法の切っても切れない縁
90年代初頭、事業を展開するためにスウェーデンにやってきた王医師は、気功の愛好家である。彼女は漢方医学の学位を持ち、ヨーテボリで漢方診療所を開いていた。王氏は「今までに様々な種類の気功を習い、良い気功を探すために多くのお金を費やしました。1994年の夏、親族訪問で中国に戻った私は、北京の中山公園で法輪功を見つけました。美しい煉功音楽に惹かれ、とても良い気分になりました。そして、スウェーデンに帰国する日に、李洪志師父が山東省済南市で講習会を開催されることを知り、慌てて航空券を予約し、幸運にも家族と一緒に、1994年の師父の済南での講習会に参加することができたのです」と、今でもそのことを鮮明に覚えている。
「講習会に参加した後、私の心と世界観が大きく変わり、かつて戸惑っていたことの答えを得ることができました。私は喜びに満ちスウェーデンに戻りました。特に、法輪功を修煉することの素晴らしさと不思議さを、素朴で親切なスウェーデン人と分かち合いたいと思いました」と話す。
1995年3月に李洪志師父がフランスで説法をされることを知った王氏は、フランスに連絡を取り、師父をスウェーデンに招待したいとお願いしたところ師父は承諾されたという。その時の状況について、彼女は「師父がスウェーデンに来て下さると聞いて、私はとても嬉しく急いで準備に着手しました。当時の私はヨーテボリで様々な健康講習会を開催していました。中国の伝統文化や漢方医学に興味を持つスウェーデン人の知り合いが多くいたので、彼らに講習会の情報を通知し、同時に広告も出しました」と話す。しかし師父が中国国内で講習会を開催された際、何千人も参加している場面を思い出した王氏は不安になっていた、考えもしなかったことに、師父は電話で彼女を慰められたそうである。
結果として復活祭の期間中、7日間の講習会に120人以上が参加し、そのうち20人がフランスからの参加者だった。
慈悲なる大法の師父
講習会の師父は自然体で、穏やかで気さくな方だったと王氏は言い「師父はスウェーデンに来られた時、フランスからインスタントラーメン一箱を持ってこられました。毎日の講義に師父は、正装をされ早めに会場に来られました。西洋人にできるだけわかりやすく伝えるために、師父はいつも何度も何度も言葉を繰り返されました。学習者の質問には全員が理解できるまで根気よく答えて下さいました。五式の煉功動作はすべて、師父自らが実演して学習者に教えられ、一人一人の動作を修正され、時には一人に何回も修正されました。 師父がスウェーデンを出発して空港に行く前にも、煉功場に立ち寄られ、学習者の煉功動作を修正してくださいました、師父は心の中でいつも学習者のことを考えて下さいました」と回想した。
もう一つ、王医師の印象に深く残っている出来事があったという。「講習会の期間中には仕事が多く、人手が足りず、しかも私は修煉に対する認識が浅く、時に学習者の質問に答えられるとき、いやな気持になったこともありました。ある日、師父に呼ばれ厳粛に指摘されました。私は自分が間違っていたことを認識し、とても後悔しました」、「今では、うまくいかないときには、師父の教えが耳元で聞こえ、善を以って人に優しくすることを思い出させて下さり、自分のどこに問題があったのかを気づき、すぐ改めるようにしています」と感慨深げに語った。
幸運なスウェーデン人の親子
幼稚園で働くアンナさんと母のクリスティーナさんは、生粋のスウェーデン人である。法輪大法の創始者である李洪志師父の講習会は、この親子にも深く印象を残した。
26年前の情景を思い起こしたとき、アンナさんは「その当時、私は娘を妊娠しており、予定日まであと1カ月ほどだったのです。私は王先生が主宰する漢方医学の小児健康教室に参加していたときに、李洪志師父がスウェーデンに来て下さると聞き、その当時、私は師父が来られるという予感がしていたので、すぐに申し込むことにしました。しかし、誰かにそばにいてほしいと思っていたので、母に電話しました。母はぜひ参加したいと言っていましたが、腰痛が再発して、歩行さえ困難だったのです。私は王先生に電話をかけこのことを告げました。先生は、母にできるだけ参加するように伝えて欲しいと言いました」、「母は体を曲げた状態で運転席にもたれて自分で車を運転してやってきました」と語った。
アンナさんは続けて、「師父は私にわかるように繰り返して説明してくださり、図を描いて三千大千世界を説明してくださいました。その時の私は多く理解できませんでしたが、しかしその博大で奥深いことを感じ取ることができました。師父の説法を聞いているとき、私と母は驚いてよく顔を見合わせました。大法は私たちに新たな世界を示してくださいました。私は精神面のものをずっと探していましたので、どのような種類のものが必要なのか決められませんでした。その時、私が待っていたのは法輪大法だと分かりました」
「私たちは大法を得ることができ、本当に幸せです。大法を修煉し始めた私は生命の意義を理解し、内に向けて探すことを学び、師父はいつでも私達を守って下さっています。この世界で師父と大法への感謝の言葉を見つけることはできません」と話した。
しかし、1999年7月20日から、中国共産党は虚言をでっち上げ大法を誹謗中傷し、アンナさんは心を痛めた。「私は真剣に考えました、この大法はとても素晴らしいのです。 誰もが私を止めることはできません。 このような迫害を私は全く受け入れられず、私は法輪大法が良いものであることを世界に向けて大声で叫び、人々に伝えたいと思っています。 人々が心を静めて法輪功について勉強し、中国共産党(以下、中共)の虚言に惑わされないことを願っています」と語った。
アンナさん(右)と母親のクリスティーナ |
大法は並大抵の功法ではなく 奇跡を顕す
75歳のクリスティーナさんは、きめ細かく滑らかな肌をしていて、とても輝いている。 彼女は、自分を連れてくるように娘のアンナに按排をして下さった師父に感謝しているという。この功法は並大抵ではなく、奇跡を見せて下さったことを回想した。「覚えていますが、その当時アンナからの電話がかかってきた時、一人の師父がアンナの人生の道に現れると感じました。私もずっと師父を探していました。その時、私は腰痛になり十数日経っていましたがまだ治らず、しかし体の不具合でこの機会を失いたくなく、私は痛みをこらえて体を曲げたまま、3時間半も車を運転したのよ!」と、クリスティーナさんは、幸せそうに話しました。
クリスティーナさんは、「私は師父がおっしゃった瓶と汚い水の例えをよく覚えています。師父の説法が正確に翻訳されていないとき、師父は全部分かっておられ、師父は同じ説法を繰り返して話され、図で説明されました。私は語ることができなかったのですが、心の中で理解していました。学習者の質疑のレベルが低く、愚かな質問もありましたが、師父はずっと慈悲をもって根気強く答えて下さいました。世間には生命と宇宙の関係を説明できる人はいません。師父だけが説明されています」
「講習会の期間中、師父は純粋な透明な光を放たれ、とても強いエネルギーで、私たちの身体を調整して下さり、私の注意力は師父に導かれていきました。嬉しかったことは講習会の終了後、心が楽になり体がとても軽やかになりました。リラックスして車を運転し、疲れもなく家に着いたのです。来た時とは全く別人のように感じました。半月以上も私を悩ませた腰痛が、いつの間にか治っていたのです」
「これは師父が私の心の奥底から体を清めて下さったと理解し、師父は本当に私たちを救うために来てくださったと思いました。 この功法は並大抵ではありません。 師父に対する感謝の言葉が見つかりません」と感謝の涙を浮かべながら笑顔で話した。
法を得た後、クリスティーナは日々の生活の中で「真、善・忍」の基準で人と接することを試み、今回はうまくできなくても、次回はうまくできるようにし、 トラブルに出会うとき自分を内に向けて探すようにし、性格がよくなっただけでなく、だんだんと体調も良くなり、修煉していない夫(レイフさん)も驚いていた。
クリスティーナさんはさらに、「私を変えたのはこの本だと彼(夫)に伝えました。 その後、夫は『轉法輪』を読み始め、大法の素晴らしさを知ったのです。 自ら煉功動作を学び始め、修煉の道を歩み始めました。そして、夫は数十年来の習慣であった狩猟と飲酒を止めました。 もし夫が大法の修煉をしていなければ、彼にとっても想像できなかったことでしょう。大法は本当に不思議で、本当に素晴らしいです」と語った。
このようにして26年が過ぎました。ますます多くのスウェーデン人が、法輪大法の修煉に加わり絶えず向上しています。 彼らは努力して法輪功の良さを伝え、縁のある多くの人に大法の素晴らしさと殊勝さを知ってもらうことができました。師父の慈悲なる済度に背かないことが、彼らの願いなのです。