台湾各界、中共の香港法輪功への攻撃を非難
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 【明慧日本2021年4月30日】(台湾=明慧記者・黄宇生)最近、香港で相次いで法輪功の活動拠点が襲撃され、香港の大紀元時報の印刷工場が破壊された事件について、台湾の政治家がこれについて非難し、中国共産党(以下、中共)が暴徒を雇い邪悪な行為を働かせたことに疑問を呈している。クリスチャンで 元国民大会代表・黄澎孝氏は、人々の心からの善の力を中共は最も恐れていると述べ、歴史が「最終的な勝利は間違いなく善の力に属していること」を証明してくれると話す。

 元国民大会代表「真・善・忍の精神は人類の正しい道である」

 黄澎孝氏は「これらの攻撃は、共産党暴政が反社会組織と結託して行った典型的な暴虐行為です。 かつてアジア文明の法の支配を誇った香港で、このような野蛮な攻撃や嫌がらせが行われていることは想像を絶し、心を痛めています。 これは法輪功が提唱する『真・善・忍』の精神の正しさと必要性を反映しています」と言い、共産主義は人類最大の邪悪組織であり、今日の最大のごろつきであるという。 彼は、中共の邪悪で卑劣な行為を非難し、法輪功と大紀元に「あなた方の努力と提唱は世界に注目されています」と最大の賛辞を贈った。

 黄氏が長年の観察を通して分かったことは、「法輪功は悪の勢力に屈せず、信念を貫き、粘り強く耐えて闘い、すべての人に共産主義の悪の本質を認識させ、目覚めさせ、これは非常に得難い事です」と述べ、法輪功学習者(以下、学習者)の訴えは国際的なコンセンサスを得ていると考えている。

 「真理はどんな悪しき手段にも負けないという意味で、古代ローマでキリスト教が300年にわたって迫害されたが、キリスト教徒は屈せず、やがてローマの国教になった歴史に学び、法輪功の『真・善・忍』の精神は人類の正しい道である」と話した。

 「最終の勝利は善の力に帰属する」

 共産党はよく「92年コンセンサス」(1992年、中台双方の窓口機関の間での事務レベルの折衝過程で形成されたとされる)を口にするが、黄氏は法輪功が提唱する「真・善・忍」こそが、台湾海峡の平和と新しい「92年コンセンサス」を作り出すという。法輪功は1992年に伝え出され、人類の精神的な信仰のためにスタートした。「これは非常に良い事で、もう一つの『92年のコンセンサス』であり、この精神は『真・善・忍』なのです」と黄氏は話す。同氏は法輪功の「真・善・忍」が中共の「偽・悪・闘争」を打ち破ることができるという。

 黄氏は「中共が最も恐れているのは、あなた方のように決して屈服しない忍耐の精神で、人々の心からの善の力こそ、中共が最も恐れており、そのため、中共は法輪功や大紀元への誹謗中傷や攻撃を強化しているが、最終の勝利は善の力に帰属することを歴史が証明する」と信じているという。

 黄氏はさらに、「継続的に人類を進歩させる原動力は『悪は善に打ち勝てず』で、中共は全人類の腫瘍であり、 この人間のウイルスを中共が修正しなければ、今回の中共ウイルス(武漢肺炎)と同様に、中共は全世界に災いをもたらすことになる」と語った。

 立法委員(国会議員)「真相だけが邪悪な中共政権を阻止することができる」

'图1:民进党籍立法委员王定宇。'

台湾民進党立法委員・王定宇氏

 民進党立法委員・王定宇氏は、「中共の統治下の香港で最大の反社会組織は中共であり、そのために悪人を雇っています。 この問題の真実を見つけるのは警察に頼って調査しても難しく、なぜならば香港警察の背後にあるのは、最大の反社会組織で凶徒の中共だからです」と話した。

 王氏は、「真実こそ自由で民主的な国々を団結させ、中共のような邪悪な政権を阻止することができます。真実こそが香港人や中国人に中共の邪悪な本質を分からせ、そのような政権に迫害されないように、自分たちを救うことができるのです」と感慨深く語った。

 中共が背後の黒幕である

'图2:华人民主书院董事主席曾建元。'

華人民主書院理事長・曾建元氏

 先日、香港の複数の法輪功の活動拠点が破壊され、4月12日に香港大紀元時報の印刷工場が破壊されたことを受け、華人民主書院理事長・曾建元氏は、「香港での学習者への嫌がらせは『香港版国家安全法』を施行して以来、中共による民主と自由への計画的な攻撃であり、これは中共が残された僅かな正義の力への挑戦であり、その背後には高度な政治的動機が存在し、独立した社会的事件として考えられない」という。

 曾氏は、「香港版国家安全法」が成立後、社会全体が香港政府の高度な管理下にあるにもかかわらず、このような暴力的な攻撃が発生した。事後、関係当局の追及がない場合は、共産党や親中共勢力が背後にいると疑うのが妥当であると指摘した。

'图3:民进党籍立法委员赵天麟。'

台湾民進党立法委員・趙天麟氏

 民進党立法委員・趙天麟氏も、「暴徒が何度も襲ってきたのに警察が取り締まらなかったことは、香港の治安が差別的に扱われ、中共からの指示を受けていたからではないでしょうか?  経済的に非常に自由で、過去にある程度の民主主義と自由を享受していた香港にとって、これは本当に非常に大きな危機だと思います」と語った。

'图4:时代力量立法院党团总召、立法委员邱显智。'

時代力量立法院党の党首・邱顕智氏

 時代力量立法院党・邱顕智党首は、「背後に国家の暴力があるのでは?  政府の関与があったのでは? なぜ犯人が見つからないのでしょうか?  これはもちろん、報道の自由や個人の自由への大きな侵害であり、中共自身にもマイナスの影響があるのではないでしょうか」と述べ、このような行動は非常に不当なものであり、深く注目しなければならないと話した。

 中共は法輪功を弾圧し、真実が暴かれることを恐れている

'图5:台湾基进党主席陈奕齐'

台湾基進党党首・陳奕斉氏

 台湾基進党・陳奕斉党首は、「中共は学習者を迫害し、 良心のかけらもないことをやり尽くしている。もし中国人は、中共が学習者に対して人道に反する生体臓器強奪が行われていることを知れば、中国国民はそれを認めないだろう」、「ほとんどの中国人は善良であり、ただ騙され真実を知らないだけだ」と述べた。

 香港の法輪功の活動拠点6カ所が、4月2日から10日にかけて、親中共の者たちによって十数回にわたりパネル資料や横断幕が破壊され、これらの中共の魔の手先になった暴徒らについて、陳氏は、中共の手先になる人は二種類あり、自己の利益のためになる人と、洗脳された人であると指摘し、そうでなければこのようなことはあり得ないと話した。

 学者「学習者が払った代償にとても感謝している」

'图6~7:香港街头讲真相的法轮功学员无所畏惧,风雨无阻的传递真相,从未停歇。'

香港の街頭で法輪功迫害の実態を伝え続ける学習者

 「これらはすべて、香港政府が黙認してきた中共が仕組んだ悪行であり、もちろん、非難を受けなければならない!」と話したのは、 香港の永住権を持ち、中華民国の国籍である成功大学の政治学部・梁文韜教授である。「中共は反対の声を徹底的に粛清して弾圧し、中国の魔の手が香港をコントロールし、香港の法治は完全に崩壊しています」と述べた。

 梁氏は台湾に身を置いているが、学習者の献身的な活動に非常に感銘を受けていると同時に、台湾をもっと大切にして守り、台湾が香港の二の舞になっていはならないと語った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/16/423434.html)
 
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