香港の法輪功の活動拠点は破壊に負けず 各界から称賛

 

　【明慧日本2021年5月1日】（香港＝明慧記者・黄宇生）中国共産党（以下、中共）は香港に魔の手を伸ばし、共産主義の恐怖を作りだし、闘争の最前線にいる香港の法輪功学習者（以下、学習者）の置かれた境遇が注目されている。この一週間で、香港の街頭にある多くの法輪功の活動拠点は、中共の凶徒によって10回以上集中的に攻撃を受けているが、学習者たちは恐れることなく、風雨にも阻まれず活動拠点で法輪功迫害の実態を伝え続けている。 香港『信報』の元編集長で、日本の山梨大学教授・練乙錚(ジョセフ リアン)氏は、学習者の善良さと生命力の強さを称賛し、次のように述べた。「法輪功の水が流れるような粘り強く堅持する姿勢が、中共にとって頭痛の種となっています」

中共の攻撃を恐れず、一日も休まずに法輪功迫害の真相を人々に伝え続けている学習者

　先日、香港法輪佛学会は声明を発表し、次のように述べた。「4月2日から今日まで、香港の各地区にある6つの法輪功迫害の真相を伝える拠点が襲撃を受け破壊されました。鋭利な刃物を持った暴漢たちに10回以上も襲われ、大量のパネル資料や横断幕を破損されました。 ある年配の学習者は液体をかけられ、資料にもかけられ火をつけると脅かされました。またほかの暴漢が挑発して学習者にコーラをかけました」

　これに対し、香港法輪佛学会は、中共の手先による善良な学習者への迫害を強く非難するとともに、各国政府や正義のある人々に、香港で起きた迫害の真相を伝える活動拠点への襲撃事件に注目するよう呼びかけている。 同時に、香港政府と警察が他人の意見を受け入れ、善意を以て凶徒らを逮捕し、香港の言論の自由と人々の安全を守ってくれることを期待しているという。

　練 乙錚氏「法輪功の信仰が私たちに啓示を与えている」

　香港『信報』の元編集長で、日本の山梨大学教授・練 乙錚氏は、法輪功は常に中共の目の敵となっています。しかし、学習者が物事を行う方式はとても温和なので、私が思うには「共産党は法輪功を前にすると頭が痛くなり、つまり、どうやって攻撃していいのかがわからないのです」と話す。

香港『信報』の元編集長で、時事評論家の練 乙錚氏

　中共は2020年7月「香港版国家安全法」を成立させ、多数の民主派を逮捕し、多数の香港人の移民を迫られました。しかし、学習者だけが街頭で真相を伝え、中共の迫害を暴露し、人々に共産党とその関連組織からの脱退を支援していて、依然として「天は中共を滅ぼす」の旗が香港の街頭に掲げられている。

　練教授は「中共は攻撃しやすいものから着手し、その次に難しいものに移行する」ことを心配し、つまり「攻撃しやすいものを根絶した後、法輪功を攻撃し始めるということです」。「中共の法輪功に対するやり方が、ますます中国国内でのやり方になっており、あらゆる恐怖的な手段を次々と出してくるでしょう」と話した。 そして、学習者の忍耐力と勇気を賞賛しているという。

　「法輪功は精神的な力があり、その中には中国の非常に伝統的な優れた思想も含まれているので、学習者の生命力は非常に強いのです」と練教授は話す。 最近、7つの活動拠点が相次いで共産党集団の嫌がらせを受け、また破壊されている。しかし、学習者は依然として平和的に、理性をもって非暴力の精神で行っている活動を練教授は称賛した。彼は、 法輪功の「真・善・忍」の精神を香港の人々は学ぶべきだと考えている。

　練教授は「実は、信仰の非常に根本的な部分において、法輪功は私たちに啓発を与えてくれたと思います」と話した。法輪功は善良を強調し、悪法を執行する公安局の良知を呼び起こすことができ、そして学習者に優しく接し、または解放することにつながると考えている。彼らの、このような文化的な内包は「香港人の言葉の中には少なくなった」と感じているという。

　「法輪功には信仰があり、香港には欠かせないものであり、民主派は民主主義を信じているが、民主主義への信念は、実は中国の伝統文化の中には元となる経路がないため、非常に抽象的なものになる可能性があります」と練教授は語っている。彼は「法輪功は中国の伝統文化の中でより優れたものを語っており、その生命力はいわゆる民主主義の論述よりも強いのです。だから海外にいる民主活動家は解散しました。彼らは民主主義を標榜しているが、実際には中国人の民主主義に対する信念は相対的に弱いと思います。香港には西洋の伝統の影響がありますが、しかし文化の力が希薄なのです」と語った。

　練教授は「香港には海外からの多くの亡命者がいます。文化の構築にはかなりの注意を払わなければなりません。 法輪功は、この方面において精神的な力があり、非常に伝統的な中国の優れた思想も含まれ、だから彼らの活力は非常に強いと思います」と話す。練教授は、香港の人々に法輪功の「真・善・忍」の精神力を学ぶこと、文化的建造物の改善を重視する必要があると呼びかけている。

　法輪功を称賛し敬意を表する

　学習者・楊美雲事件、香港の「逃亡条例」改正案、神韻芸術団の公演妨害事件、食品環境衛生署の冤罪事件などを担当した何俊仁弁護士は、信仰を貫く学習者に敬意を表しているという。

　何弁護士は「自分の信仰を貫く人に対して、私は敬意を表します。 もちろん、私たちは皆が分かっていますが、時には自分の最も理性、あるいは平和的な方法を用いて自分の自由を行使し、信仰を貫くために、多くの場合は、全体主義体制下では、往々にして弾圧され迫害されるのです。法輪功は最も迫害されているグループの一つです。 私は彼らのために悲しみ、心を痛めています。 しかし、これだけでは十分ではありません。私たちは本当に続けなければならず、人々が本当の自由になるために、戦い続けなければなりません」と語った。

　法輪功の活動拠点が破壊されたことについて、何弁護士は学習者の安全を心配するとともに、学習者の勇気を称賛した。 進むべき道は不透明だが、彼は香港の未来に希望を持っているという。「最も暗黒な時は、最も光明な時でもある」。何弁護士は恐れる人々を励ました。「私は、このような恐怖を感じているのならば、家に帰るが、または何も見ていないようにして黙っているしかありません。しかし私は、人間としての尊厳を失うことになり、それはできません」

「信仰を貫く人に私は敬意を表する」と話す、何俊仁弁護士

　法輪功は時間と行動で香港人の尊重を得ている

　反共産主義の姿勢で知られる『啤梨晚報』の主宰者・馬建賢氏は「如何なる人も道徳や法律の制約をなくしてしまえば、それはとても恐ろしいことだ 」と話す。

『啤梨晚報』の主宰者・馬建賢氏

　馬健賢氏は学習者を攻撃した「青関会」を罵倒し、青関会は叩かれるべきだと思った。その後、彼は学習者が本当に「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないで」、「真・善・忍」に基づいて物事を行っていると分かった。そして反「逃亡条例」改正案の運動のとき、学習者が創刊した新聞「大紀元時報」は危険を恐れずに第一線で真実を報道し続けていたことを、香港の人々は目にしているという。

　馬氏は、法輪功を修煉している多くの人を知っており、中には80代、90代の高齢の女性もいて、彼女たちの血色も精神状態もとてもよく、街で新聞を配布しているという。彼は「底力が非常に素晴らしく、本当にたくさんの人をこの目で見ました」「彼女たちは本当に毎朝2時間も煉功しています」と話す。特に実年齢が分からず、肌は滑らかで繊細であり、あらゆる面で素晴らしいとも話した。

　彼は、法輪功には財源がほとんどないことを知っており「皆さんが心を込めて何かがしたい」という強い信念があるからこそ、続けることができるのだと感心した。

　法輪功の辛抱強さは人の心を善に向かわせ 香港人に希望を与える

　「彼らは苦難の中にいるにもかかわらず、学習者たちが自分の中の光を堅守し、暗闇の中で生命の輝きを表していることが分かります」と、 ネットメディアの記者であり、牧師である姜嘉偉さんは話した。この3年を経て、香港人は学習者の苦難に対する忍耐力を目の当たりにし、法輪功の「真・善・忍」の「忍」の精神に感服しているという。

ネットメディアの記者であり、牧師である姜嘉偉さん

　姜嘉衛さんは、中共が「国を愛することは党を愛することに等しい」と言って国民を騙そうとして、香港の学習者を弾圧し、さらには香港の各業界に中共の団体を潜入させています。学習者は20年以上も粘り強く人々に真実を伝え、香港人に曙光をもたらせ、より多くの人々を目覚めさせ、この精神は学ぶ価値があると考えているという。

　姜牧師は、さらに「ほとんどの香港人は2019年～2021年にかけて耐えられないと感じ、諦めたい人や落胆した人もいました 」と述べた。 しかし、迫害に対抗する学習者の精神は学ぶに値するものだと言い、彼は感服して「このことから学ぶべきことは忍耐であり、苦難の日々の中でいかに忍耐によって修煉して、精神面の向上に達するかです。このことだけでも絶対に学ぶべきです」と語った。