文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年5月3日】政府関係者を名乗る2人が、3月10日午後、息子の勤め先を訪ね、息子に「お父さんとお母さんは法輪功を修煉しているためにブラックリストに載せられた。法輪功を止める文書に署名してもらおうとしても署名してくれない。あなたが代わりにサインしてくれたら、彼らはブラックリストから除名され、これから出かける時検査されても無事に通れる」と息子に言ったそうです。
息子は「父は逮捕され、真冬に水が入った盥の中に立たされ、母は手錠と足かせをはめられて拘束され、あなたたちに苦しめられた」と非難して、サインを拒否しました。2人は「それは私たちがやったことではない」と言い逃れて帰りました。
翌日、2人の中の沈さんという人が、また息子のところに来て少し話がしたいと言いました。息子が外に出てみると、パトカーが会社の庭に泊まっており、沈さんが車の中で簡単に話をしようと言ったので、息子は深く考えずにパトカーに乗りました。
パトカーの中には2人の警官が座っており、彼らは息子に「現行の法律によると法輪功を修煉することは違法だ」と言いました。息子がどの法律に違反しているのかと聞くと、彼らは「どの法律か知りたいなら、私たちと一緒に公安局に行けば、法律文書を見せてやる」と言いました。息子は「現行の法律である以上、一般公開されているはずだ。ここで携帯電話で調べて見せてください」と言うと、彼らはその要求を飲まずに息子に「では、今日のことはここまでにして、帰って良い」と言いました。
現地の学習者Aさんが、法輪功の修煉を止めるという保証書にサインするのを拒否したため、政府関係者は彼女の夫の職場に行って、夫にサインを強要しました。しかし、夫も拒否したので、彼らはなんと夫の手を掴んで強制的にサインをさせようとしましたが、夫は必死に抵抗すると、強要と抵抗の場面を同僚が見ていられなくなり「私が代わりにサインしてやる」と言うと、政府関係者は本当にその同僚にサインをしてもらい「ゼロ行動」の任務を一応完了させました。ここまで可笑しくなっています。
その同僚は夫をトラブルから救うために、善意を持って代わりにサインをしたのですが、しかしそのようなサインをしてはならないことを、彼は分かっていません。中国共産党(以下、中共)はこれまであらゆる政治運動の中で国民を威嚇し、国民の良心を絶滅させました。どの運動においても共産党は自分の「勝利」を宣言し、欺瞞、暴力によって数千年にわたって培った仁、義、礼、智、信という中華民族の道徳観念を踏みにじりました。国民は共産党に騙されることに慣れ、自分も騙すことをするようになっています。