【明慧日本2021年5月8日】黒竜江省大興安嶺地区の法輪功学習者(以下、学習者)・王秀波さん(63歳女性)は、3度も労働教養処分を科され、放浪生活も数年間強要された。2021年2月15日、王さんは、山東省青島開発区南島小鎮で大興安嶺地区韓家園警官に連行された。現在、王さんは大興安嶺地区呼瑪県留置場に拘禁されている。
黒竜江省大興安嶺地区呼瑪県韓家園林行局に在住の王さんは、1996年に法輪功を学び始めた。それから「真・善・忍」に従って良い人になるようにと自分に要求し、心身ともに恩恵を受けた王さんは、中国共産党(以下、中共)が法輪功迫害を開始してから、法輪功を学び続けたため、繰り返し迫害を加えられた。
一、北京へ法輪功迫害停止を求め 労働教養処分1年を科される
1999年7.20、中共の江沢民グループは気が狂ったかのように法輪功への迫害を発動した。当時、吉林省琿春市に在住の王さんは北京へ行き、政府に法輪功の事実を伝え、法輪功への迫害を停止するように求めた。同年10月、帰宅した王さんは琿春市公安局の警官に連行され、自白強要の拷問を受けた。公安局の副局長は王さんにビンタを食らわしたり、髪の毛を掴んで壁にぶつけたり、蹴ったりして、他の学習者の名前を言うようにと強要した。王さんは従わなかったため、5日間昼夜を問わず立たされ、足が腫れ上がって感覚を失った。
拷問の再現:猛打 |
労働教養処分1年を科された王さんは、拷問で苦しめられて高熱を出し、重い病状が現れた。そのため、王さんは暫く家に帰されたが、9カ月後、再び琿春市留置場まで連行され、3カ月間拘禁された。
二、労働教養処分3年を宣告され、黒嘴子労働教養所で迫害された
2001年、琿春市留置場まで連行された王さんは、野蛮な灌食をされた。同年12月25日、王さんは黒嘴子労働教養所に送られ、3年間拘禁された。
黒嘴子教養所に拘禁されている学習者は毎日、残酷な迫害を加えられていて、廊下では常にスタンガンで皮膚を焼いた匂いがしていた。王さんは四大隊に入れられ、毎日朝4時に起き、夜9時まで奴隷のような労働を強いられ、休みもなく、警官から常に、法輪功を放棄する旨の書類にサインを強要されていた。
三、北京の留置場、公安病院、北京調遣処で迫害を受ける
2006年3月、北京市公安局朝陽区支局の警官7、8人は、北京の王さんの借家に押し入り、王さんを連行して家宅捜索を行った。その後、王さんは北京市留置場に拘禁された。
留置場で王さんは断食をして迫害に抗議したが、王さんを医務室に連れていき野蛮な灌食を行った。大量の塩水を灌食され、毎回口や鼻から血が流れ、耐え難い腹痛も起こしていた。
拷問の再現:野蛮な灌食 |
王さんは「転向」を拒否したため、手錠と足枷を繋がれて真っ直ぐに立つことができず、トイレへ行くときも外されなかった。留置場に二十数日間拘禁された後、王さんは北京公安病院に移送され、二十数日間拘留された。
拷問のイメージ図:手錠と足枷を繋がれる |
その後また、北京調遣処に移された王さんは、じめじめとしていて薄暗い車庫で4人の刑事犯にしゃがむ姿勢を強いられ、猛打され、数日間連続でトイレに行かされず、雑巾や靴下で口を封じられるなどの拷問を受けた。大隊長は王さんを事務室に呼び出し、そこで王さんを蹴ったり殴ったりして、体中あざだらけにし、髪の毛を引っ張られて大量に抜け落ちたが「このことを誰にも言うな」と口止めした。王さんは調遣処に3カ月拘禁された。
四、労働教養処分2年6カ月を下され 内モンゴルフフホト女子労働教養所で迫害を受ける
2006年8月、労働教養処分2年6カ月を下された王さんは、北京調遣処から内モンゴルフフホト女子労働教養所に送り込まれた。同教養所は学習者に対して、奴隷労働を強制し、睡眠をはく奪するなど、いろいろな手段で迫害を加えた。
奴隷労働を強いるシメージ図 |
「転向」しない学習者に対して、長時間立たせる、殴打などの迫害を加えた。
五、放浪生活数年を強いられ 再々に留置場に拘禁される
2013年5月22日、王さんは大興安嶺韓家園公安局の副局長などの警官によって連行され、呼瑪県留置場に5カ月と3日、拘禁された。警官は家族から大金をゆすり取って王さんを「保釈」とし、帰宅させた。
しかしその後、韓家園国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)隊長、公安局の副局長、政法委と610弁公室の警官は絶えず、王さんの弟2人に嫌がらせをした。警官らは弟たちに、王さんの「三書」を書くように強制し「2013年12月28日朝までに、王秀波を公安局に送ってこないと、お前たちにも罰金を科し、仕事を辞めさせるぞ」と脅迫した。それで、王さんは仕方がなく、家から離れ、放浪生活を余儀なくされた。
その後、警官は王さんの弟が王さんの保証人であるという口実で、弟に多額の罰金を科し、王さんをネットで指名手配をした。
2021年2月15日、王さんは青島市開発区南島小鎮で韓家園の警官に連行され、呼瑪県留置場に拘禁されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)