文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年5月11日】今でも覚えていますが、刑務所で中国共産党(以下中共)に迫害されていた時、ある同修が私に「大法を頼りに乗り越えるべきで、常人として乗り越えられるものではない」と言いました。その意味は、常に法輪大法をしっかり覚えていれば、どのような魔難も乗り越えられるが、常人のいかなる方法も効かないということです。私はこの話が理に適っていると思いましたが、具体的にどうすべきか分かりませんでした。その時もう1人の同修が「常に法を暗唱し、発正念をすべきだ」と教えてくれました。言われた通りにやってみると、確かにその通りで、刑務所での環境はますます緩和され、邪悪は私を動じさせることができなくなりました。
修煉の道のりにはたくさんの魔難と試練があります。私の体験も、たくさん学法し、しっかり学法し、多く発正念をし、しっかり発正念をすれば、次々と関と難を乗り越えることができることを実証しました。どのような環境や状況下であっても、これが実践できれば、旧勢力は本当にあなたを動かすことができません。ずっと学法を重視し、しっかり学法している大法弟子たちを旧勢力さえ敬服するのです。
師父は「もし大法弟子が皆正念を持ち、正しく行うことができ、いかなる情況下でも正念で物事を考え、すべての弟子が迫害の前で恐れる心が生じなければ、誰があなたを迫害し得るのでしょうか! 完全に法に則っている人を誰もが動かすことができません。これで自分を守る能力を備えたことになるのではありませんか?」[1]、「これほど大きな法があり、正念の中で大法が皆さんとともにあり、これは絶大な保障です」[2]と教えてくださいました。
「私は大変忙しいので、学法する時間がそれほどたくさんありません」と言う人がいるかもしれません。常人の中にこのような話があります。「時間は捻出するものだ」と。修煉者にとって時間は修めることにより、増やせるものだと私は思います。もし自分に本当にそれほど強い願望があって、たくさん学法し、しっかり学法し、かつ言動上でもそうでれば、師父は必ず助けてくださいます。そしてあなたは徐々に学法する時間が多くなることに気づくでしょう。「学法する時間がない」と言うのは、往々にして執着心が多すぎて、名利情にまとわり付かれ、疲れている人たちです。法の力の加持がなく、トラブルに遭った時、常人の考えと行動で対処するのであれば、修煉するにあたって、困難が山積みになるでしょう。
私はサラリーマンです。最初は毎日『轉法輪』の一講を読むことしかできませんでした。邪悪に2回も迫害されてから、学法の重要性を認識することができ、学法に力を入れました。オフィスは騒がしかったので私は様々の方法で妨害を排除していました。例えば速読や速記などです。世間話はほとんどせず、時間があれば学法し、発正念をしました。徐々に私は毎日二講を読めるようになりました。
その後、師父は、私にたくさん学法し、しっかり学法したい強い願望があるのを見て、職場の機構再編で私を非常に楽な仕事に按排してくださり、今は毎日三講を読めるようになりました。そして通勤する時は師父の説法を聞き、毎日発正念をする時間が大体2時間くらいになりました。残りの時間は仕事と家事をしっかりこなし、法輪功迫害の実態を伝えて人を救うことをしました。毎日が非常に充実し、修煉の道はますます正しくなり、穏やかになり、周りの環境もますます良くなりました。
私は地元で中共に登録されているいわゆる「重点人物」です。しかし去年、中共のいわゆる「ゼロ行動」の中、彼らはただ家族に2回電話をかけただけで、いい加減に済ませました。私の体験は自分に「しっかり学法し、大法をしっかり覚えれば、幾多の苦難も乗り越えられる」と教えてくれました。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「マンハッタン説法」
【編集者注:この文章は筆者の個人的な観点を代表しているものであり、同修と切磋琢磨し、「比して学び、比して修す」ためです】