【明慧日本2021年5月15日】 2000年4月28日、欧米の法輪功学習者が5月13日を「世界法輪大法デー」に指定することを提唱したニュースは、明慧ネットで掲載された後、瞬く間にヨーロッパ、アジア、オーストラリア、中国本土の学習者に知られた。
翌日、北京にいる法輪功学習者は率先して「この提唱を賛成する。自らの修煉体験をもって法輪大法を世に広める際には、中国国内にいる学習者らの気持ちも伝えるようお願いします」と応じた。その数日後、在アメリカ、在カナダの学習者も同じ返答を明慧ネットに送った。
2000年5月5日、法輪大法明慧ネットが「全人類にとっての偉大な祝日を記念し、より多くの人に法輪大法を理解させるため、中国本土の大法弟子の信仰および自由に修煉するという合法的権利を取り戻すことを応援するため、各地の学習者の提唱の下、5月13日を『世界法輪大法デー』と定める」と正式に公表した。
2000年5月13日は、初めての「世界法輪大法デー」に決まった。1992年5月13日に李洪志先生が中国長春から法輪大法を伝え出してからちょうど8年が過ぎた。中国国内にはすでに1億人以上の学習者がいて、海外では少数の学習者がいるが、世界中の多くの人にとって法輪大法は依然として知られていない事だ。「世界法輪大法デー」の確立は、まさに法輪大法を知るための窓を開けられたようで、世界各地で年に一度の盛大な記念日となっている。
マンハッタン:「どこに行けば法輪功を勉強できるのか」
2000年5月13日、マンハッタンシティが眠りから目覚め、人々が家を出て楽しい一日を始めた時、西42番街、5番街と6番街の間にあるブライアン・パーク(Bryant Park)には、すでに20人以上の法輪功学習者が集まって、英語で「世界法輪大法デー 5月13日」と書かれた色とりどりの風船を飛ばした。
その善良で穏やかな雰囲気は通行人の足を引き止めた。通行人の中、学習者に法輪功を紹介する資料をもらって、「これが中国で禁止されていることは知っているが、それだけ多くの人が学んでいるのだから、きっとそれなりに良いところがあるはずだ」 と話した人もいて、「家で煉功動作を独学で覚えた。今日は初めてこんなに多くの法輪功学習者を見て、やっと家にたどり着いたという安心感がする」と言う人もいて、「私に紹介だけしないで、今どこに行ったら法輪功を勉強できるかも教えてください」と言う人もいた。
同じ日にアメリカ、カナダ、オーストラリアの多くの都市では祝賀行事が行われ、法輪功学習者は市民と彼らの喜びを分かち合った。
日本の警官:「パレードのため、雨も止むだろう」
2000年5月13日、日本の関東地区、広島、仙台、名古屋などからやってきた法輪功学習者は東京江戸川区の小松川区民館に集まり、聖なる祝日――初めての「世界法輪大法デー」を祝った。
午後1時、約150人の学習者は上野公園の水上音楽堂を出発し、法輪大法を広めるためのパレードを始めた。警視庁のリードカーの後ろにあるのは美しい風船で飾られた「法輪大法」と書いた横断幕、および長さ100メートルに及んだパレード隊列だ。出発したばかりの頃、雨が降ってきたのだが、警官は「法輪功を広めるためのパレードだから、雨も止むだろう」と冗談を言って、学習者らは微笑んで「きっとすぐに止みます」と答えた。間もなく雨は本当に止んだので、皆は「不思議だ」と歓声を上げた。
パリ:エッフェル塔のそばの感動
5月のパリ、太陽の光が輝かしい。60人余りの中国人・西洋人大法弟子がエッフェル塔の向かいにあるトロカデロ(TROCADERO)広場でグループ煉功の形で初めての法輪大法デーを祝った。
あるフランス人女性は2日連続で煉功の光景を見に来て、最後に煉功の列に加わった。5月13日、フランス国際放送局などのメディアが法輪功学習者らの活動を報道した。
香港:「今日の目的は、人々に私たちのことを知ってもらうため」
5月13日、香港法輪功学習者150人が警察の許可を得て、香港で初めての「世界法輪大法デー」祝賀イベントを行った。イベントはお祭り気分でチャーターガーデンで行われ「世界法輪大法デー」、「真善忍」、「法輪法」などと書かれた横断幕が掲げられ、バスの乗客と通行人の目はガーデンの中にある煉功の隊列に引き寄せられた。
学習者代表は午前、立法会と香港特区政府本部に法輪大法の真実を反映した図録と資料を提出した。
AP通信は、「香港は中国領土の中で唯一、法輪功が合法的に行うことのできる場所だ」と報道した。「私たちが今日のイベントを行う目的は、私たちがどんな人なのかを人々に知ってもらうためです。私たちは誰も傷つけたりしない」と2年間修煉している42歳の専業主婦・卉(発音は「き」)さんがメディアに話した。
同じ日に、台湾の法輪功学習者400人余りが、台中市の中心部でグループ煉功をして、中国国内の学習者に対して支持の意を表明した。
報道によると、人々に法輪功を知ってもらうため、40カ国近くの法輪功学習者が5月13日に同時に初めての「世界法輪大法デー」の祝いを行ったという。
その日の北京天安門広場で
AP通信が5月13日の報道によると、北京当局が禁止した法輪功組織のメンバーは5月13日、大胆にも北京の天安門広場で法輪功が伝え出されて8周年を祝った。警官は群れの学習者を殴打して、旗や花は地面に多く散った。
広場では制服警官や私服警官が巡回しており、観光客に「法輪功学習者かどうか」を尋ねている。法輪功学習者は聞かれたらすぐ素直に認めるので、そこで警官は彼らを広場の周りに駐車しているパトカーに連れて行く。
公安は法輪功の旗を広げようとする5人の女性を殴り倒した。彼女たちは公安の車に引きずり込まれた後も殴られ続けた。
天安門広場で逮捕された法輪功学習者、幼い男の子を含む |
その日、少なくとも50人が北京公安に逮捕された。天安門広場には毎日数千人の国内外の観光客が訪れ、彼らはこのような突発的な状況と公安の激しい反応に呆然とした。
AP通信によると、警官が取った野蛮な行為は、過去9カ月半の間、法輪功学習者によるデモ活動を阻止できなかった彼らの挫折感を示しているという。中国共産党は9カ月半前にも法輪功を取り締まった。
これと同時に、学習者らがインターネットを利用して「法輪大法デー」に活動を行うのを阻止するため、北京はインターネットの接続速度を大幅に低下させたと、ボイス・オブ・アメリカが報じた。北京はまた、法輪功サイトや一部海外のニュースサイトへのアクセスを阻止した。
しかし、2000年5月13日から22年の間、毎年の「世界法輪大法デー」に、法輪功の創始者李洪志先生に数千数万通の祝賀の挨拶は明慧ネットに送られている。中国本土の各政府部門、軍隊、大学、工場などにいる学習者は、このような形で法輪大法に対する感謝と揺るぎない信念を表している。
毎年、「世界法輪大法デー」に中国本土から寄せられた祝賀メッセージの差出人は、ほぼすべての地域と業界をカバーしているのを見た時、「もし中国共産党が二十数年来続いてきた残酷な迫害がなければ、法輪功を修煉する人はどれほど多くいるだろう」と人々は考えずにいられない。
道のりが遠ければ馬の力(の強弱)を知り、月日が経てば人の心(の善悪)がわかる
22年前の5月13日から、毎年一度の「世界法輪大法デー」は真・善・忍を修煉した善良な人たちが、世界に向けて法輪功の素晴らしさを伝える日となっている。彼らにとって国境も貧富の差もなく、ただ誠実な心で周囲の世界を温めていた。
中国の諺に「道のりが遠ければ馬の力(の強弱)を知り、月日が経てば人の心(の善悪)がわかる」がある。22年という月日は決して短くはない。炎天下で街に立ってビラを配る学習者、厳冬の夜に家々に福音を届けてくれた学習者、日に日に、悔いなく、報酬をもらえない、努力を称賛してくれる者もいない、彼らが払った辛労を知る者もいない......
年月をかけて、バラがひっそりと咲いている。1992年に法輪功が開伝され、2021年にはすでに29年が経ち、これまで法輪大法は世界の100余りの国と地区で広まり、法輪功書籍は40以上の言語に翻訳され、全世界の1億人の心身両面の健康に恩恵を与えた。国際社会による法輪功への各種褒賞(賞状、トロフィー、メダル、賞旗など)、および支持を表す議案や手紙は、合計3500を超えた。
2018年、アメリカの各級政府と要人は三つの法輪功顕彰と世界法輪大法デー祝賀の決議案を採決し、褒賞令44通、祝賀手紙27通を授与した。ニューヨーク州上院は8年連続で法輪大法デー祝賀の決議案を可決した。
トランプ大統領が中国人法輪功学習者の張玉華さんと会見 |
2019年7月17日 4:30 PM、当時のトランプ米大統領はホワイトハウスで、中国江蘇省南京市出身の法輪功学習者の張玉華さんを含む17カ国からの宗教迫害生存者27名と会見した。トランプ氏がホワイトハウスで中国共産党の迫害を受けた法輪功学習者に正式に会見を行うのは、今回が初めてである。
2019年7月16日、「中国の人権侵害や宗教迫害のために声を上げないと、世界の他の地域の状況を論じる立場がない」とペロシ米下院議長は述べた。
2020年5月13日、米国務省のブラウンバック国際宗教自由大使はツイッターで、「繰り返し言うが、中国の法輪功学習者を含めて、誰もが信仰によって迫害を受けるべきでない」と法輪功を応援するメッセージをツイートした。
2020年7月、欧州、北米、中東、アジア太平洋、南米の30カ国からの606人の議員、前・現職の大臣、上院議員、前・現職の国会議員と州議員を含めて、中共当局に法輪功団体への迫害を即時に停止し収監中の学習者全員を釈放することを求める共同声明を署名した。
人々の目はすでに覚めて、誰が善、誰が悪とははっきりとなっている。中国には法輪功に対する迫害は依然として続いており、毎日のように学習者が逮捕され、判決され、洗脳クラスに入れられ、死に至るまで拷問され、数百万の家庭は迫害が原因でバラバラになっている。それと同時に、真相はすでに国内外に伝わっており、真・善・忍の輝きが人々の心を照らし、共産主義はもう途方に暮れ、ついに崩壊することになった。新しい時代の足音が近づいてきたが、貴い中国人よ、聞こえているのか?