文/日本の大法弟子
【明慧日本2021年5月20日】(前文に続く)
私の修煉の道も順調ではなく曲がりくねっていました。最初は一人で家で修煉していて、30分の第二功法も続けられず、坐禅する時、15分ほど座ったら足が折れそうな程に痛くて、第三功法をする時、あくびが止まらず涙も出る状況が1年以上続きました。その時、どのように修煉すれば良いのかよく分からず、学法も煉功も毎日しっかり続けたわけではありません。現地の同修を探して、現地の修煉環境に溶け込むことが大切だと母が言ってくれました。そこで半年後、私は地元の同修に辿り着きました。
同修と交流してから、しっかり学法して着実に心性を修めることが分かりました。私は大好きな刺身を食べないようにし、夕食にワインを飲む習慣も止めました。発正念の意味がよく分かりませんでしたが、時間を作って発正念をし、様々な法輪功の活動に参加し始めました。
2016年、やっとニューヨーク法会に参加することができ、大法が世界に広まる盛況をみることができ、偉大な師父にもお目にかかりました。師父の説法に耳を傾け、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。心の中で師父に「師父、私はこんなに悟りが悪い人間なのに、師父は私を諦めず、いろいろなきっかけを通して私を導き、悟らせて下さり、そのおかげで私はやっと修煉の道に入れました。今の私の修煉状態では、まだ師父の弟子とは言えませんが、合格できる大法弟子になれるように頑張ります」と話しました。
真相を伝える上で大きな難関に遭いました。私の住む町は観光都市ではなくて、現地の修煉者は私ともう1人の同修だけです。私たちは毎年の留学生試験の時に会場の外で法輪功の資料を配り、公民館に法輪功の勉強会を開きました。何人かの日本人が来ましたが、長続きしませんでした。しかし、大法とはどういうものなのか分かりました。
ふだん仕事が忙しくて、仕事に関する多くの知識も勉強しなければならないので、毎日欠かさずに学法を続けられませんでした。その状態を打破して、毎日しっかり欠かさずに学法をしたいと思って、ソナントに上がりました。ソナントでは、私は一人ぼっちではなく寂しくなくなり、毎日『轉法輪』一講を学べるようになりました。
新型コロナウイルスが勃発してから、法輪功とは何かをどのように伝えたら良いかを考えました。ソナントに中国に電話を掛けるためのトレーニングがあると知り、そのトレーニングに参加しました。
トレーニングを通して、大法が広まる過程で、いわゆる「天安門焼身自殺事件」、「臓器狩り」などの内容を詳しく深く理解できました。話せる内容を多く持っていて、心の中で法輪功が迫害された電話を掛ける自信も増えました。しかし、実際に電話機を手に取った時、やはり緊張して慌てました。努力を重ねて、穏やかに電話の相手と話せるようになりました。
最近、印象に残った電話がありました。その日の電話の相手は男性で、穏やかな声をして、私は彼に多くの法輪功迫害の実態を伝えて、「福順」という名前で「三退」してもらいました。「お休みなさい」と言って電話を切ろうとした時、彼は突然「法輪大法は本当にそんなに不思議なのか」と質問してきました。私は「では、私がどのように法輪功の修煉に入ったのかを教えましょう」と言うと、彼は「はい」と言いました。私は、「私も以前はあなたと同じように、中国共産党(以下、中共)の無神論に洗脳されて育った」と言い、次男が救われた不思議な経過を話しました。話しているうちに、当時の心がハラハラする場面が目の前に浮かんできて、改めて李洪志先生の慈悲と偉大さを思い、私は思わず涙がでました。彼も感動しました。最後に、「三退のことをあなたの同僚にも教えてください」と言ったら、彼は「私の同僚たちはちょっと難しいかもしれない……私は警察だ」と言いました。
進んで身分を教えてくれることは、彼は法輪功とは何かを理解し、私の言うことを全部信じて、私を信頼したからだと思います。そこで、私は「仕事中にもし学習者に会う機会があったら、ぜひ彼らを守って、親切にしてください」と言うと、彼は承諾しました。この電話は20分49秒話しました。真相を知った彼は救われて、明るい未来があることを本当に嬉しく思い、師父から与えられた恩恵を衆生に引き継がせることができることに、嬉しく思いました。
ソナントに上がってトレーニングを受け、中国へ電話をしてから15カ月経ちました。トレーニングチームの皆さん、技術サポートチームの皆さんに感謝しています。私もやっと以前の仕事・家庭を中心とした生活状態から、大法修煉を第一位に置く生活スタイルに切り替えました。ネット情報やテレビを見なくなってから、大法の仕事をする時間が増え、生活もより充実して楽しくなったことを発見しました。自分は悟性が悪いので、師父のご加護と同修たちの助けがなければ今日までに至らなかったと思います。
(完)
(2020年真相電話グループのネット法会原稿)