　【明慧日本2021年7月1日】米フィラデルフィアの法輪功学習者達（以下、学習者）は、6月12日、地元のチャイナタウンで、法輪功迫害の実態を伝えるイベントを行い、横断幕を架け、演説したり真相の資料を配布した。観光客に法輪大法の素晴らしさを伝えると同時に、中国共産党（以下、中共）の「生体臓器狩り」という残忍な迫害の実態を伝えた。真相がわかった観光客からは、「真実を伝える為に協力したい」という声が寄せられた。

　中共による法輪功への迫害を伝える

　政権が崩壊したソビエトから来たマリーナさんは、子供の頃から共産党の洗脳プロパガンダが色々あることを知っていた。いつも言論統制をし、いつもきれいな言葉で党を美化する手段は最も卑劣だった。政府への不満があれば全て弾圧された。ソビエト共産政権はシベリアに無数の留置所や労働教養所などを建て、100万人以上の人々がそこで亡くなったと語った。

　マリーナさんはアメリカに来てから法輪功を修煉し始めた。彼女は「法輪大法の基本原則は真・善・忍であり、共産党の理論とは全く異なります。1999年中共が法輪功を弾圧し始めた時、「共産党はこれまでも、そして、これから先もずっと血生臭い方法での支配と弾圧は変えないと気づきました」と言った。

　ジェニー・シークスさんは国際医師団の「臓器の強制摘出に反対する医師団（DAFOH）」のボランティアである。彼女は中共の学習者への「生体臓器狩り」の犯罪を話した。「10年以上にわたる調査結果によると、1999年以前の中国では臓器の移植数は少なかったが、1999年に中共が法輪功を弾圧し始めてから、中国での臓器移植数が急激に増え、今はアメリカに次ぐ世界２番目です。アメリカでは膨大な臓器提供システムがありますが、中国では人の死後、遺体を完全に保つという伝統的概念があるので、臓器提供をすることは滅多にありません。調査によると、中国の臓器移植システムは提供によるものではなく、学習者や、良心の囚人などの臓器を強制的に収奪することが確認できました。中国では、患者は数週間、あるいは数日待つと、適合した臓器を見つけられるのに対して、アメリカでは何年もかかるのが普通です。中国では学習者が何千人も拘禁されているため、いつでも臓器摘出の対象とされる可能性があります」と言った。

　イギリスのロンドンにある独立民衆法廷は、2019年6月、各方面から提供された証拠により、中共が良心の囚人から強制的に臓器を収奪する『生体臓器狩り』は今でも続いており、規模が大きく学習者が最も重要な臓器提供源であるとの判決を下した。

　シークスさんは、中共のこのような残虐行為を阻止するために、すべての正義の人々が名乗り出る様に呼びかけた。

　西洋人の市民は法輪功を支持

メルヒオットさん（右2）は生体臓器狩りを伝える活動を支援

　フィラデルフィアの市民でカメラマンのメルヒオットさんは　最初『生体臓器狩り』という話を聞いた時、信じられず嘘だと思ったという。彼はこんな残酷なことを聞いたら、多くの人はまず、ありえないと思うだろうと言った。インターネットで調べたら、本当のことだとわかり、しかも長い間続いているのを知ったとき、まさにクレイジーだと思ったと語った。

　彼もこの法輪功の真相を伝えるため学習者からチラシをもらい、アパートの入口のところに置き、人々に見てもらい、真相が広まることを期待した。

　彼は「真相を伝える目的は、今の主流のニュースは、新型コロナウイルスのことばかり報道し、『生体臓器狩り』という非人道的なことが行われている事をすっかり忘れているからです」と言った。

　最後に、メルヒオットさんさんは「あなた達が、使命を持って来ている事を知っています」と言った。

ロドリゲスさんは学習者が中共の犯罪を伝えてくれたことを感謝した

　カルラ・ロドリゲスさんはスペイン語の翻訳者である。その日、彼女がチャイナタウンを通りかかった時、イベントに興味を持った。「発言を聞いて、多くの情報を提供してくれ、いいなと思いました。多くの市民は、中共が権力を利用して市民を迫害することや、中国人が苦難の中にいることがわかりました。以前から、中共がやったことに関して疑問を持っていましたが、今は、その目的がわかりました」

　「こんな多くボランティアの人たちが、ここで私たちが知らないことを伝えてくれて本当に良かったと思います。あなた達の目標にとても共感しました」

　「生体臓器狩り」を聴いて、ロドリゲスさんは「私の最初の思いは、誰が、いつ、どのように、どこで、中国人のために何ができるかということです」と言った。