バンクーバー法会 学習者が心を修め真相を伝える体験を交流

 【明慧日本2021年7月7日】(カナダ=明慧記者・倪晨)カナダの法輪功学習者(以下、学習者)は6月27日、バンクーバーで法輪大法修煉体験交流会を開催した。 法会では、19人の学習者が修煉の中で、どのように人心を取り除き、真相を伝えたかについて交流した。

 改めて修煉を始め 魔難の中で人心を取り除く

 幼い子供3人を持つ若い母親の梁勝さんは、大学時代に大法を修煉したことがあったが、母親の反対で修煉を中断した。2年前、彼女は一から修煉し始めようと決意し、毎日修煉の喜びと幸せに包まれている矢先、昨年の3月から家庭や仕事、社会の中で困難が次々とやって来た。彼女が言うには、「穏やかな日は一日もないと言ってもいいほど、毎日心性を向上させる試練があり、しかし、この貴重な練磨の過程の経験は、私に修煉の意味を分からせてくれたのです」

 梁さんは同修の紹介で新しい仕事をスタートした。オーナーは基本給を払うと約束しているので、彼女はメール作業や電話をするぐらいで、多くの中国人に接触するチャンスもあり、真相を伝えることができるので、ちょうどいいと思い、給料は少ないが、別に問題ないと思った。しかし、仕事が始まってみると、まさか従業員は自分一人だけで、オーナーからは在庫の整理、商品の運搬、ペンキのバケツの移動、ペンキを塗る作業、大理石の運搬、改装した現場の清掃など、店内の業務全般を言われたという。この仕事をして、梁さんは言葉にならないほど辛く苦しくなった。それだけではなく、ある日、オーナーに誘われて食事に行ったが、10人テーブルの中に女性は2人だけで、数人の男性に軽薄な言葉をかけられ、彼女は屈辱されたと感じた。

 その後、彼女はそのことを同修と交流した。同修は、中国の留置場で屈辱を受けた学習者の交流文章を読ませてくれ、自分は非常に強い自尊心と自我に執着する心を見つけたという。

 プロジェクトに参加するには、基点を正しく持たなければならない

 劉大路さんは小さい頃から大法に触れていたが、5年前から本気に修煉を始めた青年学習者である。天国楽団に参加した当初、彼は、師が法を正すことを手伝って衆生を救うという純潔な念があり、吹奏の基礎も少しあったので、最初の数カ月間は速やかに上達した。しかし、彼は自分の吹奏レベルを追求するようになり、次第に闘争心、嫉妬心、顕示心などの観念を引き起こし、自分を際立たせようとした。

 結局、逆効果になり、彼は常人の先生の指導を受け、あらゆる技術を向上させる方法を試し多くの時間を費やしたが、吹奏レベルは向上するどころか、ガタ落ちになってしまった。1年以上努力しても成果は得られず、諦めようという気持ちが芽生えた。

 その時、劉さんは、自分がなぜ天国楽団に入ったかを振り返った。そして、本来の願望は師が法を正すことを手伝って衆生を救うことだと分かり、自分の問題は吹奏にあるのではなく、複雑な考えや執着が多くあることに気がついた。

 特に、パレードを中止している疫病期間中には、知らず知らずのうちに吹奏レベルへの執着心が薄れていた。しかし、以前ほど練習していないにもかかわらず、彼は吹奏のレベルがかなり向上していることを実感した。これにより、大法を実証するプロジェクトでは、出発点がプロジェクトの発展と衆生救済の効果を直接決定する、と劉さんは悟った。

 職場で心性を修め真相を伝える

 青年学習者のシェリー・ミズクルカさんは、小さい時に母親と一緒に修煉していたが、積極的に学んでおらず、徐々に離れていた。27歳のとき、彼女は改めて修煉しようと決意した。

 改めて修煉した後、彼女は職場の同僚たちに法輪大法の良さと中国共産党(以下、中共)による迫害の実態を伝えたことで、数人の責任者と数十人の同僚が彼女から法輪大法を学んだ。しかし、ずっと反対の態度を示した同僚が2人いた。その後、シェリーさんは彼らに真相を伝え続け、彼らの大法に対する誤解やマイナスの見解を払拭した。

 シェリーさんの話によると、職場で上司や同僚たちに迫害の実態や、大法の素晴らしさを伝えた時、恐怖と緊張感があったという。同僚たちのマイナスな考えや、自分に対する良くない印象をもたらすのではないか、そうなると自分は面子を失い、仕事を失うかもしれないと心配していた。そのあとに、シェリーさんは、自分の正念が足りず、恐怖心と面子にこだわる心があるため、邪悪に隙に乗じられ、人々の大法に対する誤解とマイナスな認識を増やしたと認識した。彼女は真相を伝える時に、まだ緊張感と恐怖心があることは否定できないが、間違いなく大法が彼女に伝え続ける力を与えて下さったという。

 スピーチコンクールで 中共による臓器狩りを暴露

 15歳の聡聡くんは、4歳の時から大法に触れていたが、学法が少ないため、普通の少年と同じように見えた。昨年のコロナ感染症が拡大期間中、聡聡くんは毎日家にいた。師父の誕生日に、聡聡くんはいつもより多く法を学び、多く煉功をした。それ以来、聡聡くんは一夜の内に自己管理できるようになり、毎日、学法と煉功をし、心性を修めることにも力を入れるようになった。

 今までの聡聡くんは、他人が自分のことを好きかどうか気にしていて、バスケットボールや人との付き合いが苦手だったが、今は、他人の評価を気にしなくなり、スポーツの楽しさに没頭した結果、バスケットボールの技術が格段に良くなったことに気がついた。

 また、以前の聡聡くんは暴力的なテレビゲームが好きだったが、法の勉強を強化した後、テレビゲームに全く興味がなくなり、趣味をレゴに切り替え、自分がデザインしたレゴ作品をYoutubeに投稿している。

 今年の春、学校でスピーチコンクールが開催される際、母親は中共による臓器狩りについて話すことを提案した。しかし、聡聡くんは原稿を書き終わったとき、先生がそれを信じないことがわかった。信じてもらうためには、自分がどこから情報を得ているのか、なぜその情報が信頼できるのかを示さなければならないと考えた。しかし、一人に与えられたスピーチの時間は3〜4分であり、制限時間を超えてしまうと決勝に進出できない。「スピーチをする目的は、決勝戦に進出するためではなく、真相を伝えて人を救うためであり、時間をオーバーしても仕方がない」と思った。その結果、聡聡くんのスピーチはクラスで一番素晴らしいスピーチとなり、決勝に進出した。 そして、決勝戦のとき、聡聡くんは制限時間内にスピーチをし、100人以上の生徒と数人先生の前で、中国で起きていることを説明した。

 学法を重ねた結果、聡聡くんの成績は大幅に向上し、クラスのトップになった。 副校長が成績表に「非常に優秀な成績」とコメントを書いてくれたという。

 今回のバンクーバー法会は、4時半頃に終了した。参加者は、発表者の真摯な交流を聞いて深く啓発された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/3/427703.html)