【明慧日本2021年7月9日】四川省攀枝花(はんしか)市の法輪功学習者・羅巧俐さん、羅巧萍さん、羅暁星さんの兄弟3人は、2020年2月28日に不当に連行され、その後、それぞれ懲役5年、懲役4年、懲役8年の実刑判決を言い渡され、それぞれ罰金3万元(約51万円)、2万元(約34万円)、5万元(約85万円)を科された。2021年6月24日、巧俐さんは成都女子刑務所に収監された。当日、同刑務所に収監された他の学習者は陳祥曇さんと聂栄芹さんもいた。2人は共に懲役4年の実刑判決を言い渡された。
同市の学習者・陳祥雲さん、聂栄芹さん、劉秀珍さんは、2019年9月に連行されて家宅捜索を受け、攀枝花市留置場に収容された。2020年9月、3人は共に懲役4年、罰金2万元を科された。3人とも控訴したが、中級裁判所に元裁判を維持された。
羅巧俐さん(羅巧莉、羅巧麗という名前も使用)は女性で、1966年に生まれ、元湖南省のある企業の職員だった。1999年10月に北京へ陳情に行ったとして15日間拘束された。2000年6月、法輪功が迫害を受けた実態を伝えたとして連行され、1年6カ月の労働教養を強いられ、そして勤務先を解雇された。その後、現地の610弁公室及び元会社警備課の人員らによく嫌がらせをされ、しかも住宅を監視されていたため、羅さんはやむを得ず家を出た。
2003年12月、巧俐さんは法輪功迫害の実態を伝えたとして再度連行され、当局に懲役4年の実刑判決を下され、湖南省女子刑務所に収監された。そこで、様々な精神的、肉体的な拷問を受けた。
巧俐さんは親のために湖南省から攀枝花市に戻った。2020年2月24日に妹ともに人々に法輪功迫害の実態が書かれた資料を配ったとして、中国共産党の虚言に騙された人に通報され、4日後、姉妹2人は連行された。羅さんの母と弟も連行された。
警官9人は羅さんの両親の家に駆けつけ、家宅捜索を行い、両親の個人財産や生活費を残さず全部奪い去り、80歳の父親1人を家に残した。当日夜、羅さんの母親は解放されて帰宅した。数日後、羅さんの両親は派出所に行き、押収された財産とお金を返すよう求めたが、生活費だけが戻された。羅さん兄弟3人はずっと拘禁され、その後それぞれ懲役5年、懲役4年、懲役8年の実刑判決を下され、計10万元(約170万円)の罰金を科された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)