文/北京の大法弟子
【明慧日本2021年7月15日】田舎に生まれ、成人して工場勤務になった私は、毎日、頭痛やめまい、歯痛、脚や腰の痛みに苦しんでいました。最悪だったのは、時間や場所を問わず、私は両脚が何の前触れもなく急に動かなくなり、その場で倒れて意識を失ってしまうことでした。さらに、一番耐えられなかったのは、年に一度襲ってくる肺炎で、私は10日以上もベッドに横たわっていなければならないことでした。その感覚は本当に死ぬほど辛く、言葉では言い表せないものでした。その後、私は気功を習い始めました。
1993年、北京国際展覧センターで「東方健康博覧会」が開催されました。各流派の功法を見てみようと思った私は実際に行ってみると、大半の流派のブースの前にはあまり人がなく、法輪功のブースの周りには非常に多くの人が集まっていました。好奇心旺盛な私はそこに行き、法輪功の師父が自ら人の病気を治される様子を目にしました。
女性2人と男性1人が車椅子を押して、半身不随の患者を運んできたのを見ました。2人の女性が患者を支えていました。法輪功の師父は女性たちに手を離すように言われましたが、彼女たちは患者を心配してどうしても手を離そうとしませんでした。師父は「手を離さないなら、何のために私のところに来たのですか?」と言われました。2人は顔を赤らめて手を離しました。師父は患者に「前に向かって歩いてみて」と言われました。その人は怖くて、「20年ぶりですから、歩き方も忘れてしまいました」と言いました。師父は「歩けば思い出せます」と言われました。すると、その男性は本当に歩き出しました。家族3人は喜びのあまり、大泣きしながら跪いて師父に叩頭し感謝しました。
ある20代の若い大法弟子がやってきて、「師父、見てください。私の手が噛まれました」と言いました。病気治療を行う師父を手伝っている彼が、悪いものを手で捕まえました。その霊体はネズミよりも大きい声で鳴いていました。その弟子の掴んでいる手の隙間から、黒いものがどんどん上に伸びていきました。師父は「大丈夫です」と言いながら、青年弟子の手に向かってゆっくりとなぞる仕草を3回されると、その黒いものが引いていきました。
正午になって、皆が食事と休憩をしている間、周囲を回って見ようと思った私は、真正面から1人で歩いて来られる師父にお会いしました。私は「大師、こんにちは!」と丁寧に挨拶しました。師父は私に、「『大師』と呼ばず、『師父』で結構です」とおっしゃいました。当時の私はよく分からず、かなり困惑していました。なぜなら、「師父」という呼び方はあまりにも普通で、「大師」こそが敬称だと思っていたからです。しかし、なぜ師父は「大師ではなく、師父だ」とおっしゃるのか? と不思議に思いました。
数年後、法輪大法を修煉してから、私はやっと「師父」と呼ぶのが一番相応しいことが分かりました。師父はその時からすでに私を弟子として見て下さったのでしたが、悟性が悪い当時の私は分かっていませんでした。
その後、妻が法輪功を修煉し始めても、私は学んでいませんでした。
1997年の春、私の住む地区まで法輪大法が伝わってきました。その時、私は肺炎にかかり、1週間ほど寝込んでいました。この肺炎は年に1回のペースでやってきて、発症すると息が苦しくなり、ひどい痛みを伴います。妻は、「ずっと横になっていないで、ダム周辺で歩いてみたら」と言いました。ダムに向かう途中、たまたまある煉功場を通りかかり、法輪功学習者(以下、学習者)たちが頭上抱輪しているのを見かけました。
「この功法を煉れば病気が治るそうだ。彼らができるなら、私もやってみよう」と思って、前の人に倣って、両手を頭上に持ち上げました。途端に、頭上から大きな石が落ちてきて、足の甲に当たったような気がしました。その直後、あれこれの痛みが消えて身体が軽くなり、爽快そのものでした。私はショックを受けました! 「これってどういうこと?! 薬や注射では治らない病気が本当にどうやって急になくなってしまったのか?! なぜなのか?! 不思議すぎる!」
本を読み法を学び始めてから、私は大法が人間の身体を調整できるだけでなく、人間の道徳も大きく向上させることができることをやっと知りました。法輪大法から、私は人間としての在り方、いかにして他人に有益で、迷惑をかけない人間になれるかも教わりました。
やっと、師父を見つけました。
1999年7月20日、江沢民率いるならず者集団は嫉妬心に駆られてデマを流し、法輪大法を誹謗中傷し、狂ったように大法弟子を迫害し、私たちの修煉を禁じました。
しかし、何が良く何が悪いかは私にははっきりしていました。ある人が歩んできた道や経験した物事は、その人の目を隠せば全部消えてしまうのでしょうか? どんな手段、どんな方法で変えることができるでしょうか? 我が家は代々農家で、あまり見識がありません。しかし、どこが痛くどこが痒いかは私には分かります。法輪功を修煉して病気が治り、どうすれば良い人になることができるかも私には分かってきました。このすべてが真実で、法輪大法が良いのも紛れもない事実です!
その後、大法のために天安門広場に陳情しに行った妻と私は共産党から迫害を受け、拘置所に連行され、1カ月間不当に拘留されました。帰宅後、工場側から「修煉しない保証書」を書くことを強要されましたが、2人とも書きませんでした。結局、私たちは不当に解雇されてしまいました。
しかし、私たちはまったく後悔したことがなく、今日まで法輪大法を修煉し続けています。