【明慧日本2021年8月31日】四川省資陽市雁江(がんこう)区の法輪功学習者(以下、学習者)ドン玉英さんは8月12日午前、現地の裁判所で裁判を受けた。法廷で、検察官が虚偽の内容を述べたのに対し、ドンさんはチラシ2枚を配布したという事実を認めたが、それ以外は否定した。弁護士も検察官の根拠のない陳述は成立しないと有力に弁護した。だが、検察官は理性を失い、法輪功を誹謗中傷したうえ、「ドンは思想が頑固だから、懲役3~5年を求刑する。2枚のチラシしか配らなかったからといって刑が軽くなると思うなよ」と主張した。
事件の経緯
2020年10月、ドンさんは雁江区のある幼稚園の入り口に、法輪功迫害の実態が書かれたチラシを2枚入れたとして、幼稚園の警備員に通報された。10月12日午前、現地の派出所の警官らが人口調査を口実にしてドンさんを騙し、ドンさんの家のドアを開けさせた後、ドンさんを連行し、安岳県留置場に拘禁した。ドンさんの娘は上海から四川省に戻り、4万元(約68万円)の保証金を支払った。ドンさんは裁判待ちとして一時釈放された。
帰宅したドンさんは当局にずっと監視され、その後、不当に逮捕状が発付されて起訴され、裁判が行われた。1年間にわたり痛めつけられて、ドンさんは肉体的にも精神的にもプレッシャーを受け、健康状態が悪化した。
ドンさんは検察官に「思想が頑固だ」という理由で求刑され、重刑に直面する可能性がある。