【明慧日本2021年9月19日】湖北省荊州市沙市区の法輪功学習者・王瓊さん(59歳女性)は、懲役2年の判決を下され、2020年1月に刑務所に収容された。刑務所で殴打された王さんは、肋骨2本を骨折した。そのため、王さんは湖北省漢口刑務所を訴えた。
2021年6月末、王さんは武漢市江漢区裁判所宛に、漢口刑務所に対する起訴状を郵送した。これに対し、裁判所は7月21日、王さんの提訴を立案し、訴訟の費用を支払わせた。しかし、7月31日、王さんは訴訟書類を差し戻され、「漢口刑務所に賠償を求めるように」と言われた。
8月中旬、王さんは湖北省刑務所管理局局長の窓口に投書した。その後、漢口刑務所の陳情科、刑法執行科から、「陳情を受理した」という返事があった。
刑務所に6カ月ほど拘禁された王さんは、刑務所で警官や警官の指示を受けた受刑者に殴打され、肋骨を骨折し、殴打されて歯1本が抜け落ちた。迫害を加えられた王さんは何度も呼吸困難に陥り、血圧が上昇し、足が腫れ上がった。そのため、体重が15キロ減り、重い胆のうの病気の症状が現れた。
王さんは法輪功を学んでから、患った多種の病気が治り、心身ともに健康を取り戻した。しかし、1999年7.20、中国共産党当局が法輪功への弾圧を開始した。王さんは法輪功を学び続けているとして、何度も連行され、2回の労働教養処分を科され、3回洗脳班に送られた。
2017年6月20日、王さんは学習者・馬世君さんと一緒に江陵県カク穴鎮へ行き、道路にある椅子に座ったとき、カク穴鎮派出所の副所長と警官3人に身体検査をされた。警官らは王さんと馬さんが所持している法輪功の資料数十枚を見つけたため、2人を江陵県留置場に拘禁した。その後、王さんと馬さんは「逮捕条件を満たさない」と通知され、2017年7月20日に帰宅した。
2018年8月12日朝6時過ぎ、王さんは外出し、買い物をしていたとき、沙市区朝陽派出所とカク穴鎮派出所の警官によって連行され、荊州区留置場に拘禁された。2019年8月9日、江陵県裁判所に不当な裁判を受けた王さんは、2019年10月、江陵県裁判所に懲役2年と罰金1万元の判決を言い渡された。馬さんは懲役1年8カ月、罰金8000元の判決を下された。
2020年1月、王さんは湖北省刑務所に送られた。翌日の朝、王さんは赤腕章をつけている受刑者・徐恵に監視カメラのないトイレに連れて行かれ、殴打されてトイレの雑巾を口に入れられた。
それから、6カ月の間、王さんは厳格管理隊に拘禁されていた。刑務所で王さんは長期にわたって立たされ、少量の食事しか与えられず、基本的な生活用品を与えられなかった。2020年3月18日午後、王さんは監視カメラがない場所に連れられ、「三書」を書くように強いられたが、従わなかったため、髪の毛を引っ張られて暴力を振るわれ、鉄のベッドに肋骨を押さえつけられ、骨折した。雑巾を口に入れられたとき、王さんは血を吐き、歯が抜け、呼吸困難に陥り意識不明になった。
拷問のイメージ図:殴打される |
そのため、王さんは何度も刑務所側に激痛を訴え、病院への治療を要求したが、1日しか休めず、仮病だと言われた。その後も毎日立たされ、床掃除を科されたという。