【明慧日本2021年9月22日】ベトナム出身の涵さんは、ドイツのマンハイムでベトナム料理店を2軒経営しています。ネットで音楽を検索していた彼女は、中国政権が良心の囚人に強制的に生体臓器を採取しているという情報ビデオを見つけました。調べていくうちに、1999年から中国政府に迫害されている平和的な心身の修煉法である法輪大法を知りました。それ以来、涵さんは法輪大法の修煉を始めることになりました。
ドイツのフランクフルトで学習者が大規模な集会とパレードを行う |
ベトナム出身の法輪大法修煉者の涵さん |
腰太鼓の演奏に参加する涵さん (前列右端) |
大法を修煉し始め、奇跡的に消えた体調不良
10年前涵さんは、インターネットで音楽を検索していたとき、中国の法輪大法修煉者を対象とした強制的に生体臓器摘出が行われていることについて、ベトナム語での情報ビデオを見つけました。「なぜそんなことが行われているのか、信じられませんでした」と涵さんは振り返っていました。涵さんの夫は中国系ベトナム人で、強制的な臓器摘出の問題は家庭内でも話題になりました。彼女は多くの疑問を抱き、法輪大法について調べ始めました。
法輪大法は、1992年に李洪志師父が中国で初めて紹介し、『轉法輪』という本が主な教えであることを知りました。「私は修煉や気功の知識はありませんでしたが、法輪功についての紹介を読んで惹かれるものを感じました。本を読み始めた頃は午前3時まで読んでいました。仕事から戻ってからも『轉法輪』を読み続けました。読み終わるまでに3日かかりました」と語っていました。
涵さんは、「ある修煉者の腸の病気が法輪大法を学んで治ったという話を読んで、法輪大法が健康に役立つことを知りました。当時、私は腕に痛みがあり、電気マッサージ療法や鍼治療などいくつかの治療法を試しました。しかし、何をやってもうまくいかなかったので、法輪功を試してみてはどうだろう? 無料だし、やってみようかなと思うようになりました。疑問はありましたが、師父のビデオで五式の功法を学ぶことにしました」
「煉功を始めて数日後、腕が電気を帯びたようなエネルギーに満ちているのを感じました。また、下腹部に何か回転しているような感覚がありました。心配になって夫に、お腹の調子が悪いのかしら、と聞いてみたのです。ある日、車を運転しながら、私は自分に言い聞かせていました。師父、私は10日間大法を修煉していますが、なぜまだ腕に痛みがあるのでしょうか? その後、私はあきらめずに毎日煉功を続けた結果、腕の痛みはやがて消えていました」と話しました。
心性の向上の喜び
涵さんは従業員との関係が好転し、とても幸せになりました。以前の彼女は、とても厳しい性格で、いつもイライラしていました。家の中が散らかっているのを見ると、ついカッとなってしまうのです。物を正しい場所に置かない夫を叱ったりしていました。法を勉強していくうちに、些細なことは気にしなくてもよくなりました。主人が荷物を元の場所に置き忘れた時には、私が片付けてあげました。彼女の変化を見て、夫は彼女を気遣うようになり、家事を手伝うようになりました。
息子が小さかった頃、私はいつも「一生懸命勉強しなさい」と言っていました。 大学に進学した今では、できるだけ子どもの考えを尊重し、親として自分の思い通りに彼を形成するのではなく、法に基づき、いつも他人のことを第一に考え、いかに良い人になるかを教えています。
「私は以前、人手が足りないときはいつも従業員を急がしていました。法輪大法を修煉するようになってからは、従業員がどれだけ一生懸命働いているかを思いやり、忍耐強くなれるようになりました」と涵さんは話しました。
涵さんと彼女の夫は、25年以上もレストラン業を営んでいます。涵さんが法輪大法を修煉するようになってから、彼らのビジネスは成功しました。中共ウイルス(コロナウイルス)が流行する前には、彼らは精力的に働き、強盗にあったこともありました。昨年、パンデミックが起こり、世界経済が大きな影響を受けたときも、彼らのビジネスは影響を受けなかっただけでなく、マンハイムの中央駅の近くに2号店をオープンすることができました。ベトナム風の木製の椅子やテーブルが置かれた店内は、いつも温かみのある雰囲気です。また、明るい窓辺には法輪大法を紹介する様々なパンフレットがきれいに並べられており、中国共産党による法輪大法への迫害をなくすための署名活動も行われています。
真・善・忍を支える家族に福がもたらされる
涵さんは、息子の喘息とアレルギーが奇跡的に消えたと言います。以前、息子は100メートル以上歩くのが大変だったので、涵さんは喘息を治療するための薬と吸入器をいつもバッグに入れていました。涵さんが法輪大法の修煉を始めて間もなく、家族と一緒に2年連続でドイツの神韻公演を観賞したところ、息子の喘息が奇跡的に消えました。
彼女の夫は、大法の不思議と奇跡を目の当たりにし、応援するようになりました。彼は友人たちに涵さんと息子の体験を話してくれました。
腰太鼓チームに参加して
「2017年のニューヨーク法会に参加して、法輪功迫害の真実を明らかにするためのさまざまな方法を知りました」と涵さんは言います。彼女は自分に何ができるかを考えました。「私の願いはひとつ、腰太鼓チームに参加することでした」と話してくれました。
涵さんは、自分は中国人ではないが、中国の文化や伝統にとても興味があり、現在、彼女は中国語で『轉法輪』を読むことができます。腰太鼓は民俗的な踊り方だと知りました。腰太鼓は力強く、美しいものを発します。法輪大法の腰太鼓チームは、真・善・忍のエネルギーに満ちています。メロディアスで気分を高揚させるだけでなく、中国の伝統的な価値観を表現し、ポジティブで純粋なエネルギーを発しています。
「腰太鼓は思ったよりも難しく、簡単ではありませんでした。練習を始めたばかりの頃は、多くの困難がありました」と涵さんは語ります。彼女と他の腰太鼓チームのメンバーは、毎週日曜日の朝、グリューネブルク公園に集まり、腰太鼓のビートを練習したり、グループでの煉功に参加したりしました。「2人の先輩がたくさん助けてくれて、励ましてくれました。私の腰太鼓の腕は劇的に上達しました」と話していました。
涵さんは、腰太鼓のパフォーマンスに参加することで、多くの人々を魅了し、中国で続く法輪大法修煉者への迫害や強制的な生体臓器摘出についての認識を高めるため、非常に有意義なことだと感じています。「チームの鮮やかな黄色の衣装に身を包んで、ポジティブなエネルギーと幸福感に包まれています。人々に法輪功迫害の真実を伝えながら、天に向かって黄金色に輝く道を歩いているような気分になります」と涵さんは話しました。