【明慧日本2021年9月23日】広東省掲陽(けいよう)市の法輪功学習者・鐘培珍さん(78歳女性)は、2021年6月10日、掲陽大道の梅兜歩道橋付近で警官に不当に連行された。その後の2カ月間、音信不通になってしまった。そして、2週間前、家族は裁判所から「留置場で鐘培珍の裁判を開廷した」という通知を受け取った。
高齢の鐘さんは、体が不自由で足に怪我をしている。6月10日、市区の掲陽大道の梅兜歩道橋で、鐘さんは掲陽市公安局、榕城区公安局、掲東区公安局、榕東派出所の警官によって連行された。
それを知った家族は早速駆け付けた。警官は家族に「鐘培珍に話を聞くだけだ」と言ったが、その後、鐘さんの消息が途絶えた。2週間前、鐘さんは留置場で不当に開廷されたことを裁判所から家族に知らされた。
このことから、掲陽市司法関係部門は秘密裏に迫害を企てているとわかった。司法関係者らは鐘さんに迫害を加えるため、鐘さんの年齢を78歳から76歳に勝手に変更した。
以前の中共当局の裁判所手続きでは、留置場での開廷は簡素化され、検察官の出廷は必要とせず、事前に家族にも通知されない。その場合、刑期は1年以下が多かった。
しかし、鐘さんには違法行為が一つもなく、高齢者で体が不自由で足に怪我をしているが、秘密裏に不正裁判を受け、すでに3カ月間不当に拘禁されている。