【明慧日本2021年9月30日】山東省泰安市の法輪功学習者(以下、学習者)・孫錦輝さん(47歳女性)は、7月23日、泰安肥城市裁判所で裁判を受け、自ら無罪を主張した。同年9月22日、孫さんは肥城市裁判所に懲役2年2カ月、罰金1万元(約16万円)の不当な判決を宣告された。現在、孫さんは控訴中である。
孫さんは泰安市泰安区上高街の寧家結荘村の学習者である。法輪功を学び、優しい心を持ち、法輪功の無実を伝えている。ここ3年、何度も迫害されたことがある。
2018年6月12日午前11時ごろ、泰安市高新区の公安支局龍泉派出所の警官補助数人が社会保険用の写真を撮るため、孫さんが開いた写真屋を訪ねた。店のカウンターには法輪功迫害のことが書かれたカレンダーが置いてあることに気づき、彼らは携帯電話で写真を撮り、カレンダーを持って帰った。午後2時過ぎ、岱岳区公安支局の刑事警官大隊長・閆希勇とほかの警官3人は孫さんの店へ行き、法輪功のお守り、資料、仕事用のプリンター4台、カメラ、携帯電話2つ、デスクトップパソコンなどを押収した。それから孫さんを病院へ連れて行き、健康診断を受けさせた。健康状況が基準に満たさなかったにもかかわらず、無理やり孫さんを泰安市留置場へ送り、1カ月拘禁した。その後、家族から5000元(約8万円)を強要し、一時出所させた。
2019年4月、孫さんを迫害する資料は泰安市高新区治安大隊に送られた。担当は副隊長の王憲勝と高偉だった。5月末、資料は肥城市検察庁に送られた。同年6月17日、孫さんは迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。
孫さんは2021年の初め、家に戻って新年を迎える予定だった。しかし、旧正月の2日前の2月9日の夜8時過ぎ、王憲勝は警官十数人を連れて、孫さんの身柄を拘束し、高新区龍泉派出所に送った。孫さんの両手を後ろにして手錠をかけられ、警官に服のボタン、ファスナーなどを切られた。ボディーチェックに抵抗したため、王によって部屋のベッドにぶつけられ、数分間意識不明になった。翌日、孫さんは新泰市留置場へ送られた。健康診断の結果、基準に満たさなかったため、孫さんは留置場に入所しなかった。「健康面が原因で自宅で監視される」という処罰書を渡された。
7月23日午前7時、王憲勝などは孫さん宅に侵入し、孫さんを肥城市裁判所へ連行し、開廷した。当時、孫さんは召喚状をもらっておらず、朝食も食べずに無理やりパトカーに乗せられた。孫さんは法廷で自ら無罪のための弁護をした。最後に、裁判長は「ほかに言いたいことはありますか」と聞いた。孫さんは「一人の学習者として、仏道を修める人として、人間は一生だけではないことがわかり、世間での得ることと失うことを気にしません。ですから、私への判決も気にしません。しかし、あなたにとって、どのように判決するかはあなたの未来の道を選んでいます。因果応報は変わらない天理です。みなさんの幸せを祈ります。それは法輪功に対して正しい選択をすることで実現できます」と述べた。
9月24日、孫さんは肥城市裁判所による9月22日に発送した判決書を受け取った。孫さんは懲役2年2カ月、罰金1万元の実刑判決を宣告された。孫さんはこのような迫害を認めず、すでに泰安市中級裁判所に控訴することを準備している。