【明慧日本2021年10月1日】黒竜江省大慶市杜蒙県の法輪功学習者・何麗霞さん(女性)は迫害から逃れるため、2年間の放浪生活を余儀なくされた。2020年11月に家に戻ってから、わずか1カ月で再び身柄を拘束された。2021年8月、何さんは懲役4年の実刑判決を宣告され、現在ハルビン女子刑務所に拘禁されている。
何さんはかつて多種の病気を患い、気性がわるかった。法輪功を学んでから健康を取り戻し、家族が仲睦まじくなり、コツコツと働き、幸せな生活を送っていた。しかし、1999年の7.20、江沢民グループによる法輪功への迫害が始まってから、何さんは法輪功の無実を伝えたため、かつて3回労働教養処分を科され、迫害で重体に陥ったこともあった。迫害は何さんの家族にも大きなダメージを与え、娘は幼いころから母親のいない苦痛の中で育てられた。
2018年11月8日、地元の学習者・李明秀さんは用事があったため、何さんに放課後娘を迎えに行ってもらうように頼んだ。9日の朝7時過ぎ、李さんが何さんの家へ娘の制服を持って行った時、何さんはその時ちょうど、李さんの娘を学校まで送っていて留守だった。李さんは何さんの家の入り口で待っていた。
8時ごろ、何さんが家の入り口に戻った時、見張っていた車3、4台から、大慶市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の関係者、泰康県の林家威、馬佰剛など私服の警官らが突然、現れた。李さんと何さんの身柄を拘束したうえ、家財を押収した。その後、2人は大慶市第二留置場に拘禁された。
当日、大慶市、区、県の60人以上の法輪功学習者たちが身柄を拘束され、家財を押収された。そのうち、20人以上が大慶市留置場に拘禁され、また10人以上は拘置所に拘禁された。
何さんは留置場で、断食で迫害に抗議したため15日後、重体に陥った。国保の警官は家族にサインさせ、「一時出所」の手続きをさせた。数日後、国保は再び何さんを訪ね、判決を下す意向を伝えた。迫害から逃れるため、何さんは放浪生活を余儀なくされた。李さんは2019年7月2日に懲役3年、罰金2万元(約32万円)の不当な判決を宣告された。
2020年11月25日〜26日ころ、何さんは家に帰ってからわずか1カ月で再び身柄を拘束され、杜蒙県留置場に拘禁され、その後、大慶留置場に移送された。
12月5日、何さんの妹が留置場へ面会に行ったが許されなかった。その後、何さんは断食したため点滴をされたという。
杜蒙県公安警察は、何さんなど学習者の案件を大慶市譲胡路区検察庁に提出した。2021年8月、何さんは譲胡路区裁判所に懲役4年の不当な判決を宣告され、ハルビン女子刑務所に拘禁された。
明慧ネットの報道によると、2021年上半期において、大慶市の法輪功学習者が受けた迫害事例は次の通りである。1人は刑務所で迫害されて死亡、4人は刑務所で重点的に迫害され、1人は留置場で迫害され危篤となっている。また16人は不当な判決を宣告され(そのうち6人が原審維持され、4人が上訴中、6人が去年、判決を下されている)、12人に裁判が行われ(そのうち、ハルビン市の7人を含む)、4人の案件は検察庁、裁判所に起訴され、少なくとも42人は身柄を拘束され(40人が連行された。そのうちの3人は学習者ではない、2人が脱走できた)、少なくとも94人が嫌がらを受けたという。