　【明慧日本2021年10月12日】明慧ネットの統計によると、2021年９月中国で、少なくとも法輪功学習者（以下、学習者）101人が不当な判決を下された。不当な判決を受けた学習者は、中国の19の省・自治区・直轄市の42都市に分布している。天津市の李国慶さん一家3人は2年余り拘禁された後、李さんは懲役12年、妻の于波さんは懲役10年、娘の李蕾さんは懲役7年の実刑判決を言い渡された。黒竜江省鶏西市の徐樹君さん（88）と妻の王伝雲さん（82）は鶏東県裁判所にそれぞれ、3年と罰金１万元の判決を宣告された。

2021年9月、中国各地で判決を下された学習者の延べ人数の統計表

表1　2021年9月、不当判決を受けた学習者の地域別人数統計表

地域	不当判決を受けた学習者の人数
山東省	16
黒竜江省	14
遼寧省	14
吉林省	13
河北省	10
四川省	8
天津市	7
広東省	5
上海市	2
安徽省	2
湖南省	2
北京市	1
甘粛省	1
湖北省	1
江蘇省	1
江西省	1
寧夏	1
山西省	1
陝西省	1
合計	101

　データの採集期間：2021年9月1日～2021年9月30日（未発表のデータ含む）　

　不当判決を受けた人数の多い省は順に、山東省で16人、黒竜江省で14人、遼寧省で14人、吉林省で13人、河北省で10人、四川省で8人、天津市で7人、広東省で5人である。

　不当に判決を受けた人数の多い都市は順に、撫順市で9人、瀘州市で8人、長春市で7人、鶏西市で5人、ケイ台市で4人、チチハル市で4人である。

　政法委員会、610弁公室、司法部門の人たちは、いわゆる「政治的成果」で官位を上げ、お金のために、良心と人道に背いた。嘘を広め、正義の弁護士を弾圧し、冤罪を作り、学習者に重刑を下して刑務所に送り込んだ。2021年9月には、65歳以上の高齢の学習者25人が不当判決を受けた。そのうち、80歳～90歳が10人、70歳～80歳が14人、65歳～70歳が1人であった。吉林省の辛育良さん（88）は不当に懲役1年の判決を言い渡されたが、行方がわからなくなっている。唐山市の張万信さん（85）は不当に懲役1年6カ月と執行猶予2年、罰金1000元の判決を言い渡された。

　9月、中国共産党（以下、中共）当局は学習者から55万44元を掠め取った。その内訳は、裁判所からの罰金50万元と、警官から不当に押収された現金5万44元であった。中共は毒と同じで、例え毒性が出なくとも、それ自体の毒はなくならず、人を毒するためのものであるから中共が存在する限り、中国国民を迫害する。これは中共の邪悪な性質によって決まっている。

　2021年1～9月、中国の930人の学習者が判決を下された。1月に194人、2月に121人、3月に99人、4月に88人、5月に96人、6月に75人、7月に69人、8月に87人、9月に101人の内訳である。

　2021年1～9月　学習者930人に不当判決

　一、9月に101人の学習者に不当判決

　明慧ネットの統計によると、2021年9月に少なくとも101人の学習者が判決を下された。そのうち、16人が懲役5年以上の判決であった。

2021年9月、不当判決を受けた学習者の刑期における人数の分布

表2　2021年9月、不当判決を受けた学習者の刑期とその人数の統計表

刑期	判決を受けた学習者の人数
1年以下	14
1～2年	12
2～3年	15
3～4年	26
4～5年	11
5～6年	5
6～7年	3
7～8年	2
8～9年	3
9～10年	2
10年	1
12年	1
刑期不詳	1
執行猶予	5
合計	101

　（続く）