【明慧日本2021年10月22日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省錦州市の法輪功学習者(以下、学習者)・張秀蘭さん(55)は、2021年7月9日、錦州市太和分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行され、留置場に拘禁されて3カ月以上が経過した。期間中、張さんは全身に浮腫が現れ、家族は関連部門に申請書類を提出したが、却下された。現在、張さんの案件公文書はすでに凌海市検察庁に引き渡されている。
親戚、友人、隣近所の人に良い人だと認められた
張さんは元々頑固で、気性も荒く、何事にも損をしない人だった。1996年10月に法輪大法を学び始めてから、『轉法輪』に書かれている「真・善・忍」の教えに従って自分に厳しく要求するようになった。それ以来、張さんは親切で、素直で、寛容な人になり、家族や友人、近所の人たちの間では良い人だと認められた。
突然連行され、検察庁に提訴される
2021年7月9日午後2時頃、数人の私服警官が学習者・李秀雲さんの自宅に行き、李秀雲さんとその場にいた張さん、王玉蘭さんを連行した。3人の自宅は、それぞれ家宅捜索を受けた。
15日後、李秀雲さんは家に戻り、王玉蘭さんは他の留置場に移送され、張さんは錦州市女子留置場に拘束されたままである。
2021年9月中旬、張さんの案件公文書は凌海市検察庁に引き渡された。
拷問され、九死に一生を得る
2008年、当局は「オリンピックの開催」を口実に、大々的に学習者の連行を開始した。当時、錦州市公安局長・王立軍の指揮の下で、一晩で30人以上の学習者を連行した。張さんもその中の1人である。
2008年2月25日午前6時30分、錦州市太和支局の警官4人が、張さんの自宅に押し入り、綿ジャケットで張さんの頭を覆い、張さんを階下の車に投げ込んだ。しばらくして、7、8人の警官がやってきて、張さんの自宅を荒らし、大量の家財を押収した。張さんは太和支局に連行された後、椅子に縛り付けられ、両手を後ろに手錠をかけられ、両足をワイヤーで巻かれ、頭にものをかぶせられた。警官らは罵りながらスタンガンで電気ショックを与え、張さんの髪の毛を引っ張ったり、平手打ちを加えたりした。電気ショックを加えられた後、張さんの足の趾が黒茶色になり、夜11時に自白のサインを強制された後、張さんは錦州市第一留置場に拘禁された。
拷問のイメージ図:椅子に縛り付けられる |
2008年4月、張さんは腹痛を訴え、錦州公安病院で検査を受けたところ、赤ちゃんの頭の大きさ位の腫瘍が検出された。
2008年8月、錦州市太和区の裁判所は、張さんを含む4人の学習者に対して裁判を行った。張さんは懲役6年の実刑判決を宣告された。
2008年8月、張さんは遼寧女子刑務所に送られる前の検査で、「腹部に腫瘍が2つ、首にも腫瘍ができた」と診断された。2009年4月中旬、張さんの病状がさらに悪化し、歩くことができず、目もかすみ、食事もできなくなったため、仮釈放で帰宅した。
張さんと一緒に裁判を受けた他の3人は、全員迫害されて死亡した。張さんだけが生き残っているが、今、再び拘禁された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)