【明慧日本2021年10月29日】黒竜江省虎林(こりん)市の法輪功学習者・曾建江さん(59歳女性)は、2020年7月12日、曙光派出所、鶏西市、虎林市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の警官らに身柄を拘束され、罪に陥れられた。2021年10月2日、鶏東県裁判所は曾さんに対して懲役1年6カ月、罰金1万元(約16万円)の不当な判決を宣告した。曾さんはすでに控訴した。
2020年7月12日午前10時半ごろ、曾さんは自宅で昼ごはんを調理中、地元曙光派出所、鶏西市、虎林市国保、コミュニティの関係者10数人に身柄を拘束された上、家財を押収された。
曾さんは市の病院へ連行され、健康診断を受けさせられたが、高血圧、心臓と肝臓が悪いと診断された。その後、曙光派出所に拘禁され、夜6時過ぎに取り調べられた。当日夜、1000元(約1万6000円)の保釈金を強要され、7月13日の夜中2時に家に帰された。
虎林国保の警官は曾さんが法輪功の無実が書かれた手紙を郵送したことがあるとして、案件を鶏東検察庁に出した。
2021年5月、曾さんは鶏東検察庁に起訴された。当時の曾さんは脳梗塞、吐き気、動悸、歩行困難であるため、6月に鶏東検察庁の女性検察官・劉穎など2人は曾さん宅を訪ねて、尋問調書を作りに来た。
7月28日、虎林国保は曾さんに鶏東裁判所の起訴書、鶏東裁判所による6カ月監視の決定書を渡した。
9月23日、鶏東裁判所一行は曾さん宅へ行き、事前に何も通知しないまま、突然裁判を行った。合わせて9人が来たが、詳しい紹介もせず、ただ徐忠祺という人だけが裁判官証を提示した。いわゆる開廷時間は1時間未満で、弁護士もおらず、曾さん一人しか家にいなかった。曾さんの弁護も許されず、いわゆる証拠と罪名は全く関係がなく、裁判はいい加減に終った。
9月29日、鶏東裁判所は不当に逮捕状を発付した。虎林市国保警官は曾さんを鶏西市留置場に送ったが、健康診断の結果が不合格のため、受け入れを拒否された。
10月2日、曾さんは鶏東裁判所の判決書及び6カ月間の居住監視の決定書を受け取った。
今回の行動は虎林市政法委員会(治安・司法などを統括する機関)、総合管理弁公室の「ゼロ行動」 によるものである。2019年11月に命令を伝達し、虎林国保は監視、調査、尾行などの迫害を始めたという。