【明慧日本2021年11月3日】吉林省吉林市の法輪功学習者・趙芯さん(70歳女性)は2020年8月16日、疫病から逃れる方法が書いてある小冊子数冊を持って縁日へ行き、配布しようと思ったところ、私服警官2人に吉林市船営区長春路派出所に連行された。警官の1人は王権である。
王権は派出所で無理やり趙さんの写真を取り、趙さんの髪の毛を引っ張り壁にぶつけた。王は証拠をねつ造し、趙さんを吉林市留置場に送った。その結果、趙さんは懲役1年、執行猶予1年、刑務所外執行の不当な判決を宣告された。
趙さんが自ら述べた内容は下記の通りである。
私は趙芯です。1996年、数種類の病気を患い、治療しても治らなかったため、法輪功を学び始めました。学び始めてわずか1カ月あまりで、全ての病気が完治したのです。それからの20数年来、健康で薬を飲む必要はありませんでした。法輪功のおかげで、数十万元の医療費の節約ができ、職場にも私の家族にも笑顔をもたらされました。
2020年、コロナウイルスが蔓延し、私は疫病から逃れた体験を聞きました。武漢市のある医者の夫婦はコロナウイルスに感染した時、「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と誠心誠意で念じたら、起死回生したそうです。私はこの良い方法をより多くの人に知らせ、この災難を乗り越えてほしいと思っていました。
同年8月16日、私は数冊のこの良い方法を書いた小冊子を持って縁日に行き、1冊を取り出しました。数歩歩いたところで、両手を2人に捕まえられ、「警察だ! おまえが配った法輪功のものは違法だ」と言われました。2人は私服で、私の目の前で一瞬だけ小さな物を見せて警察と自称し、私を吉林市船営区長春路派出所へ連行したのです。
拷問実演:髪の毛を引っ張って壁にぶつける
王権という警官がおり、王らは派出所で私の写真を撮ろうとしました。私が拒否したので、王らは私の髪の毛を引っ張って壁にぶつけました。当時の私は目がくらくらして、しゃがみ込みましたが、もう1人の警官が私の肩を壁に押し付けて写真を撮りました。王らはビッグデータを利用し、すぐに私の身分証明書を探し当て、そして私の家へ行き、自宅にあった法輪功の書籍20冊、『明慧週刊』32冊を押収しました。
王は資料をねつ造し、私を吉林市留置場に送りました。
王がねつ造した具体的な内容は以下の通りです。
1. 王は「法輪功は邪教、国はそれを逮捕することを許可している」と主張しましたが、私は「違います。公安部、国務院が公表した14の邪教の中に法輪功は入っていません。それに、私はいかなる宗教に入ったこともありません。私を逮捕するのは違法です」と指摘しました。
2. 王は私に「法律の実施を破壊する罪」という罪名をつけ、刑法の第300条を犯したと言い、刑法第300条に合わせて、資料の数、名前をねつ造しました。さらに、王は印鑑、サインをねつ造し、供述の記録内容を変えました。そして、私を吉林市留置場へ送り、4カ月間拘禁しました。
元気だった私は、迫害されて血圧が180~200mmHgに上り、狭心症が何度も再発し、腹痛で血便も出ました。毎晩夜勤しなければならず、毎日4回、約5〜6時間の体罰を受けていました。
裁判所、検察庁は資料がねつ造されたものだたと知りながら、黙認し、私の案件は吉林市船営区検察庁、吉林市船営区裁判所に提出されました。
私は吉林市留置場で4カ間拘禁されました。2020年12月18日、懲役1年、執行猶予1年、刑務所外の執行という判決を宣告されました。
法律の規定によると、判決の開始日は拘禁日となり、私の判決の最終日は2021年8月16日になります。しかし、今は何の法的根拠もなく、4カ月延長されました。これらは全て違法行為です。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)