【明慧日本2021年11月26日】重慶市の法輪功学習者・谷九寿さん(82歳男性)は11月9日、沙坪壩人材市場で天星橋派出所の警官に連行された。警官は谷さんに拘留15日間の処分を下したが、執行されなかった。当日の夜11時、谷さんは迎えに来た息子2人とともに帰宅した。
谷さんは重慶大学の元教員。11月9日午前9時、谷さんは沙坪公園駅で人々に法輪功迫害の真実を伝え、「三退」を勧めていた。「三退」に同意した人にカードを渡した後、谷さんは人材市場に移動した。
午前9時半ごろ、7、8人の警官が市場に行って谷さんを見つけて、谷さんのカバンを検査しようとした。谷さんが拒否したところ、警官は「おまえが法輪功を宣伝していると通報があったからだ」と言った。谷さんは「法輪功は合法です」、「法輪大法は素晴らしい、『真・善・忍』は素晴らしい」と叫んだ。
警官は谷さんを無理やりにパトカーに乗せ、手錠をかけた。谷さんのズボンのベルトが、警官に引っ張られて切れてしまった。
派出所に着くと、警官は谷さんを鉄の椅子に座らせた。
午後2時半、谷さんがトイレに行くことを要求したところ、警官は谷さんのズボンを引っ張りながらトイレに連れて行った。トイレで谷さんの片方の手錠が外されたが、その後また掛けられた。
派出所で、谷さんは警官3人に、「当局が決めた14種類の邪教に法輪功は含まれていません」と言ったが、警官は「含まれている」と言った。谷さんは、「その通達を持ってきて、私に見せて下さい」と要求すると、警官は「調べ中だ」と答えた。谷さんは「もし、邪教に含まれていなければ、私を直ちに解放してください」と言うと、警官は「分かった」と言った。
午後8時ごろ、谷さんは尋問室に連れて行かれて、やっと手錠が外された。
尋問室で警官は、「おまえの名前は谷九寿か? 息子が2人いるのか? 息子たちの名前は? これらのものがおまえのカバンにあったぞ」などと谷さんに問い詰めたが、全ての質問の回答を拒否した。
午後10時ごろ、警官は谷さんの息子2人を呼んで来た。警官は息子たちに、谷さんに15日間拘留処分を伝え、執行しないと伝えた。
警官は谷さんの身長を測定したりして、やっと午後11時過ぎに疲れ切った谷さんを帰宅させたという。