【明慧日本2021年12月22日】韓国蔚山(ウルサン)の内科医院・黄斗煥院長は、今年76歳で、40年の経験を持つ内科の専門医である。登山、ゴルフが好きで、声楽、スポーツ、芸術活動などもしている。彼が言うには一つの残念なことがあるという。それは、「法輪功を修煉するのが遅すぎた!」ということだ。
法輪大法を修煉してからの黄院長は活力が充満し、疲れを感じなかった。彼は「これは私が修煉する前には感じたことのないエネルギーだ」という。これが、法輪功に対して「もっと早く出会えれば良かった」と彼に思わせた理由だ。
韓国蔚山(ウルサン)の内科医院・黄斗煥院長 |
5年の時を経てやっと本を開いた
約3年前の2018年4月、ふと本棚に一冊の本を見かけた。それは『轉法輪』で、5年前、ある登山の集会活動のときに、1人の法輪功学習者が彼に送った本だった。今まで本を開いたことがなく、5年の時を経て、彼はやっとこの本の表紙を開いた。彼がついにこの本を開いた時、頭の中で一種の閃きがあり「『轉法輪』は普通の本ではない!」と思ったという。
その時から、彼は功法を学び始めた。彼が時間を作るのはとても難しいと考えた学習者は、いつも昼に診察室に来ては彼と一緒に煉功した。彼はとても早くに動作を覚えただけでなく、不思議なことに、煉功したあと全身が暖かくなり、疲労感が消え、午後の診察もリラックス出来るようになった。
翌年の秋、正式に法輪功を修煉したくなった黄院長は、「法輪大法9日間セミナ-」に参加し、9日間、1日も欠かすことなく参加した。9日間セミナ-が終わった後、彼は必ず修煉しようと決心した。
2カ月後、黄院長は台湾で開かれた「法輪大法の修煉体験交流会」に参加した。毎日のスケジュールは大変忙しいものの、却って活力に満ちていると感じ、疲れを感じなかった。これは彼が修煉する前には感じたことのないエネルギーだった。
「二泊三日の日程を終えて、私は深夜台湾を出発し、早朝に蔚山に到着しました。朝食もとらないまま、医院の診療に入りました。次の日は『蔚山生命の林』創立記念活動に参加し、3日目は医師コンサートに出演し、テノール歌手として歌いました。不思議なことに、台湾でほとんど寝ず、韓国に帰ってからも休息せず、3日連続で各種の活動をしましたが、少しの疲れも感じませんでした」
また「法輪功の修煉者たちは、どんな複雑なことに遭っても恨みを抱かず、落ち着いて秩序を守っている姿は、私に深い印象を残しました。私が思うに、人のために考えて、不便や不快なことでも耐えられる、これこそが真の修煉だと思います」と黄院長は語った。
本当の自分を見つけた
法輪功を修煉してすでに3年になった黄院長は言う。「修煉する過程で、私は自分の身体の姿勢バランスを失っていたのに気づきました。正しい生き方をしていなかったからですが、だんだんと、私は本当の自分を見つけました」
「道を歩くとき、怪我をした足に力を入れないことに慣れ、ゴルフをするときの姿勢も歪んで、身体の姿勢が不均等になっていました。しかし、私は身体が悪くなったから修煉したのではありませんが、修煉の過程で、自分の身体の姿勢が不均衡な原因は、自分が快適さを追求していたからだと分かりました。また以前、ずっと良くない考えと知識を真理として、自分の生活を指導していたと分かりました」
心身がだんだんと変化する
ある人を、黄院長は特に嫌っていたという。その人の話は聞きがたく、自我の主張が強烈な人で、彼は頻繁に我慢できずに怒り、絶えずその間違いを指摘していた。しかし修煉してから、彼は他人を見る観点にも変化が生じたという。
「修煉してから、私の考え方が変化しました。私が思うに、私の前世でその人に多くの借りがあったんだと思います。その人は私に修煉させるために、あのような怒りの表れがあったんだと思います。そう思うと私は怒りがおさまり、心の中はとてもリラックス出来ました」
また、落ち着いて患者にも対応できるようになった。以前、患者がしゃべり過ぎると、彼は怒り、患者に重点を話すように促していた。しかし、最近は穏やかに患者に対応し、根気よく最後まで彼らの話を聞いている。このようにしていると、心には却って怒りが無くなったそうだ。
しかし、いつも良いことばかりではない。ある日の朝、煉功を終えてから、彼は全身が赤くなり、痒くなり、食欲も無くなった。医者として、自分は病気になったと疑うのは自然だが、黄院長はすぐに、この状態は修煉過程の消業による現れだと分かった。
「お腹が空いても食欲がなく、しかし身体はどこも悪くありませんでした。私は依然として煉功を堅持し、数日過ぎて、身体の痒みの症状はだんだんと消えていきました。それは良くない物が排出される過程だったので、その後の身体は更に軽くなりました。以前は診察のときやパソコンをするとき、いつも眼鏡をかけていましたが、修煉してから視力が完全に回復し、眼鏡を使わなくなりました。現在は時計の秒針の小さな字もはっきり見えます。ただ性命双修の法輪功だけにこのような奇跡があるのです」
黄院長は修煉してから、心身ともに巨大な変化が起きた。彼の家族は、中共が法輪功を迫害している真相を聞いて、彼が害を受けるのではないかと心配していたが、彼の変化を見てほっとした。
真・善・忍を心に刻む
「私たちが小さな頃風邪をひいたら、数日鼻水が出て、我慢すれば良くなっていました。普通風邪を病院で治療する場合、1週間以内で良くなり、家で保養する場合、7日あれば良くなります」
黄院長は蔚山で「患者にあまり注射を打たない内科医」と呼ばれている。彼が言うには「注射は少し吸収を早める以外、他の大きな作用はないので、必要な状況以外、処方はしません。現在の人たちは少し痛いだけで我慢できませんが、病気を治したければ必ず痛みを伴います」
「ワクチンも予防できる部分はありますが、しかし根本的な解决方法にはなりません。私が思うに、人類のもとある本能を取り戻せば、自然に治癒できると思います。人の本性は本来、もともと善良で、寛容な特性が備わっていたはずです。ただ絶えず自分を修煉していって、道徳を回復していけば、根本の能力が備わります。法輪功の心身の修煉は私たちに日常生活の中で、身を修め心を養う方法を教えてくれています」
法輪大法を修煉してから『轉法輪』を毎日欠かさず読んでいる黄斗煥院長 |
かつて蔚山市の医師会代表を務め、大韓登山連盟蔚山市連盟会長などを務めていた黄院長は、現在、造林市民運動団体「蔚山生命の林」の理事長で23年活動し、テノール歌手として舞台で公演している。黄院長は、忙しい日々、日常生活の中で「真・善・忍」を心に刻んでいる。彼は「家族や周囲の人が法輪功の素晴らしさを知り、一緒に修煉することを期待しています」と語った。