【明慧日本2021年12月23日】(天津市=明慧記者)天津市塘沽(とうこ)区の法輪功学習者・王淑琴さん(70歳前後)は2014年4月16日、塘沽区工農村派出所の警官らにより連行され、家宅捜索を受け、懲役6年6カ月の実刑判決を言い渡された。刑務所で迫害され肺がんになった王さんは、2020年7月16日に解放されたが、2021年10月24日に無念な思いを晴らせないまま死亡した。
法輪功を学び心身とも健康になった
王さんは、法輪功を学ぶ前から重度の心臓病、高血圧、喘息などの病気を患い、長い間寝たきりだった。法輪功を学んだ後、王さんの心身は大きく変化し、すべての病気が回復した。
連行され、6年6カ月の不当判決を下される
2014年4月16日の朝、外出先から帰ってきた王さんは、階下で待ち伏せていた数人の警官に地面に押さえつけられ、その場で気絶してしまった。その後、貽城尚北派出所の警官に連行され、不当な尋問を受けた。警官らは再び王さんの自宅に押し入り、パソコン2台、プリンター2台、大量の私有物を押収したうえに、家族に金銭を要求した。
2014年7月23日午前9時、濱海新区塘沽裁判所で王さんに対する不当な裁判が行われたが、裁判中に王さんは気絶した。王さんの弁護士は、法律に基づいて無罪の弁護をした。
同年8月初旬に2回目の裁判が行われた。開廷する前に、塘沽裁判所の関係者は弁護士に電話をかけ「法輪功のために無罪弁護をするな、さもなければ裁判を中断させる」と言った。2回目の裁判でも、弁護士は正義を貫いて無罪を主張したが、10分も経たないうちに裁判官が休廷と宣告した。
結局、王さんは懲役6年6カ月の実刑判決を言い渡され、2014年の年末に刑務所に拘禁された。6年以上拘禁されていた間、王さんは腰の激しい痛みを訴え、病院での診察を求めたが、刑務所病院は「病気ではない、装っているのだ」との結論を出した。それでも王さんは毎日作業を強制され、働かされていた。
2020年7月16日、王さんは刑期より早めに解放された。8月初旬、家族は王さんを連れて病院で検査を受け、肺がんと診断された。2021年8月になると、王さんの病状は悪化し、10月24日に冤罪が晴れないまま死亡した。