【明慧日本2022年1月6日】四川省成都市竜泉駅区の法輪功学習者・蘭相華さん(50代女性)は、2019年に法輪功迫害の実態を人に伝えたために連行され、成都市留置場に拘禁された。その後、判決を受けた蘭さんは成都女子刑務所に収容され、薬物迫害などを受けた。現在、蘭さんは明らかに反応が鈍いという症状が現れた。
蘭さんは成都市留置場に拘禁されている間、警官に手錠と足枷をかけられ、食事の時も寝る時も外してもらえなかった。
拷問のイメージ図:手足枷をつけられる |
成都女子刑務所の警官は受刑者2人に指示し、蘭さんの食事や湯呑みに脳神経を破壊する薬物を混入させた。蘭さんと同じ監獄区に拘禁されている受刑者たちがその行為を目の当たりしたそうだ。
蘭さんは当局の迫害により、夫と離婚してしまった。そのため、刑務所に拘禁された蘭さんは、お金を送金してもらう人がいなくて、トイレットペーパーさえも買えない。しかも、他の法輪功学習者(以下、学習者)が蘭さんにトイレットペーパーを渡そうとしても、警官に許されない状態である。
かつて、蘭さんが洗脳班と刑務所で受けた迫害事実
竜泉駅区洪安鎮土門村に在住の蘭さんは、法輪功を学んでいるとの理由で、新津洗脳班に拘禁されたことがある。洗脳班で蘭さんは中枢神経を破壊する薬物を注射されたため、時々意識不明になることがある。
2016年1月初旬、蘭さんは地元の人々に法輪功が迫害されている事実を伝えたが、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報され、洛帯鎮派出所の警官に連行されて竜泉留置場に入れられた。その後、竜泉駅区裁判所は蘭さんに懲役3年の実刑判決を宣告し、2017年の新年に蘭さんを成都女子刑務所に送り込んだ。
竜泉駅区洪安鎮にある成都女子刑務所は「文明化の法の執行」や「人間性的管理」という看板を掲げながら、学習者に猛打、スタンガンで電気ショック、吊し上げる、走らせる、凍えさせる、立たせる、薬物注射、灌食、縛る、針で刺す、トイレへ行かせない、虐待などの残酷な手段を使って、迫害を加えている。
不完全な統計によると、2013年から現在まで、学習者・陳世康さん、胡霞さん、厳紅梅さん、胡延順さん、梁文徳さん、丁国琴さん、高春秀さんの7人は、成都女子刑務所の迫害より死亡した。さらに数多くの学習者が同刑務所の迫害で障害を負い、精神異常になったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)