文／中国の大法弟子

　【明慧日本2022年1月19日】（前文に続く）

　市全体に真相資料をポスティングする

　地元の修煉者全員が一つの全体になることは、ずっと皆の共通の念願です。私が考えているのは、もしどの修煉者も参加できる大法の仕事があって、全員が協力し合ってそれをやればきっと心は一つになり、力を一つの方向へ使って、全体の強大な威力を発揮することができ、ふだん外に出ない修煉者を呼び起こすこともできると思います。私が考えたのは、現地の迫害状況をポスターや小冊子に製作して、広く市民に知ってもらうことです。

　師父は「凶悪な警察と悪人を暴露し、その悪行を社会に公表する。このやり方はあれらの理性を失った悪人を非常に強く震撼させる作用があり、同時に当地に対して真相を伝える中で、民衆に邪悪の迫害を最も直接に暴露し、認識させ、同時にデマに毒され、騙された民衆を救い済度する一種の良い方法です。大陸の大法修煉者と新しい学習者全員が皆このことについてよく行うよう希望します」[1]と説かれました。

　提案を話すと、皆が賛成し、地元の国保大隊長の悪行を暴露することになりました。長年、地元の修煉者を迫害することに隊長は積極的でした。皆が意見を出し合って何度かの試作も経て、現地の迫害状況を詳しく載せたポスターと小冊子を作成してみました。

　それから、具体的にどうするか考え始めました。最も理想的なのは、ポスターを大通りから路地まで貼って、ローラ作戦で小冊子を市民の家に漏れなくポスティングするというやり方です。邪悪を暴露し悪人を震え上がらせるほか、ローラ作戦で真相資料をポスティングするモデルを作ることもできます。今後、明慧ネットに出た様々な資料、『共産主義の最終目的』の小冊子など、様々な資料を市民に配ることを、計画的に能率良く行うための参考になります。

　このようにするには、本当に全体的に協力し合わないとなりません。大量のポスターが出来上がってから我々はまずポスターを貼り出します。賑やかなメインストリートに、バス停の看板に、公安局の入り口に、例の国保大隊長が住んでいる団地の向かいにある掲示板に、いろいろなところに貼りました。

　貼った翌日、ポスターの効果を見るために私たちは貼ったところを回りました。ポスターの前に立ち止まって見て議論する人がいました。町のあちこちでサイレンの音が聞こえました。同修のAさんは例の国保大隊長から脅迫のメッセージを受けました。「お前がやったと知っているぞ、待っていろ、5日後に捕まえにいく」と書かれています。Aさんは少し怖くなって、学法の時に皆に話しました。同修たちは「あなたを捕まえるなら、とっくに来ているでしょう、メッセージを送る必要はないし、これは大隊長が恐れて慌てていることの証拠です」と言いました。

　ある同修は我々の行動を文章に書いて投稿して、新唐人テレビ局も明慧ネットも報道しました。地元の同修はとても励まされています。

　ポスターは一段落しましたが、どのぐらいの小冊子を製作したら良いでしょうか。ネットで調べてみると、当市の人口は約60万人、また郷・鎮とその下の村の数、一つの村の世帯数なども調べました。ポスティング担当の同修が漏れなく、重複なく、すべての世帯をカバーできるように、私たちは表を作って各郷・鎮ごとの村の名前を書いて、同修たちに配りました。

　大量の資料が必要なため、資料を作る同修は大変です。私は進んで「資料の印刷だけをしたらいい、製本は私がする」と言って製本を分担しました。ちょうど当時、姑が10日間入院していたので、私と義妹は交代で病院に行って世話しなければなりません。その10日間、資料の受け渡しをやったり、家に帰って製本をしたり、姑の世話をしたりして、本当に忙しくて疲れました。ある年配の同修は私の状況を見て、進んで製本の仕事を分担してくれました。

　ポスティングの早い同修は自分の担当する村が終わってから、終わっていないところを手伝って、1カ月もしないうちに、市全体のポスティングは無事に終わりました。今回の全体行動は、これからの真相資料のポスティングのために良い基礎を築きました。その後、私たちはまた何回か資料のポスティングを行いました。基本的に2週間で40余りの村を完成できます。他の地方も私たちの経験を学んで、全体のポスティングを行いました。

　2020年、新型コロナウイルスの流行が始まり、各村はロックダウンされた中、私は安全な方法で資料拠点の同修と連絡し、資料を作ってもらい、自分の住んでいる村の各世帯に真相資料をポスティングしました。明慧ネットに新しい内容が出たら、もう1回ポスティングします。寒い中一軒一軒ポスティングすると手が痛くなりますが、家に帰ってぬるま湯に手を浸すと、心まで温まります。その後、隣の村の同修と連絡を取り資料を渡して、彼女たちも村全体にポスティングしました。

　ロックダウンが解除された後、私たちは鎮全体に真相資料を満遍なくポスティングしました。その後、対面で「三退」を勧めて、良い結果を収めました。前の経験とモデルができているため、今は「ローラ作戦で真相資料をポスティングする」と言うと、皆は進んで協力してくれ、やり方も分かっていて、どの村に何世帯があるか、資料が何部必要なのかを知っているので、能率よく進みます。衆生を救うことはまるで海で一本の針を探すように難しく、一回のポスティングは、衆生に一回チャンスを与えているのです。それから明慧ネットにQRコード付きのカードが出ました。QRコードをスキャンすると、最新の真相情報を見ることができるので、大変良いと思います。我々はこのカードも市全体にポスティングしました。

　（完）　

　注:
　[1] 李洪志師父の著作：『精進要旨三』「学習者の文章に対する評注」