【明慧日本2022年1月20日】湖南省長沙市在住の法輪功学習者・張霊革さん(54歳女性)がこのほど、懲役4年の判決と1万5000元の罰金を言い渡された。
張さんが信仰を理由に拘禁されるのは、2002年の懲役6年、2009年の労働教養所1年半、2014年の懲役3年半に続き4度目となる。2017年に解放された後、張さんは洗脳班や拘置所に繰り返し連行され、一度連行されると2日間、数日間、さらには10日間にわたり拘束された。
張さんが最近、連行されたのは、2020年10月27日午後11時、母親の自宅であった。警官の掃討作戦で、別の地元の法輪功学習者22人も連行された。
警官は押し入るや否や、張さんに手錠をかけ、母親を拘束した。そして、張さんの家を家宅捜索し始め、張さんの携帯電話と法輪功の本も押収した。
午前2時頃、警官は、裸足でスリッパだけを履いた張さんを自宅に連れていき、捜索と写真撮影を行った。張さんの母親は、裸足でスリッパだけを履いた張さんに、靴下と靴を持ってパトカーを追いかけたが、靴に履き替えることすら許さずパトカーは止まらなかった。
警官は、連行された張さんを含む15人の学習者の案件を瀏陽検察庁に提出したが、2021年3月から4月にかけて証拠不十分として案件は差し戻された。しかし、最終的に学習者たちを起訴した。
2021年5月8日、張さんが瀏陽市の裁判所に出頭すると、当局は70人近くの警官を派遣し、裁判所の外を巡回させた。このいわゆる「法廷尋問」に、これだけ大規模に警官が使われていることに、検察庁に関わる検事も驚いていた。この検事は「長年仕事をしてきて、たった一人の、それも女性の裁判に、これだけの公安警官が動員されたのは初めてだ」と語った。