【明慧日本2022年1月25日】安徽省合肥市肥東県の法輪功学習者・李翠萍さんは2度の判決を受け、洗脳班に拘禁されたことがあり、心身ともにひどい損傷を受けた。体力が弱っていた李さんは2021年9月24日、当局の裁判所に不当に開廷をされ、実刑判決を宣告された。そして、李さんは12月中旬に冤罪を晴らせぬままこの世を去った。享年73歳。
李さんは1997年から法輪功を学び始めた。李さんは子宮がんを患っていたが、法輪功を学んで癌が消えてなくなり、健康を取り戻した。
しかし、中国共産党が1999年7.20、法輪功への鎮圧を開始した。その後、李さんは法輪功への信仰を放棄せず、学び続けたとして、2度の実刑判決、嫌がらせ、家宅捜索、洗脳班に拘禁などの迫害を加えられた。
2003年、李さんは懲役3年の判決を下され、安徽省女子刑務所に収容された。刑務所で奴隷のような労働を強いられ、法輪功を誹謗中傷するビデオを強制的に見せられ、受刑者らから残酷な虐待を受けた。
2007年7月20日夜11時、肥東県の警官は何の令状も提示しないまま、李さんを自宅から連行した。
2011年6月24日、李さんは法輪功が迫害されている事実を人に伝えている際、尾行されていた警官10人によって連行された。
2020年1月2日、合肥市曙宏新村の家にいた李さんは、合肥市包河区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、常青派出所、蕪湖路派出所の警官らによって、連行された。警官らは李さんの家を家宅捜索し、法輪功書籍、『明慧週刊』、真相紙幣(法輪功に関する内容を印刷した紙幣)などの私物を押収した。その後、留置場に送られた李さんは健康診断の結果が、基準に満たなかったので、留置場に入所しなかった。そして、帰宅した李さんは居住監視され、嫌がらせを受け続けた。
同年11月3日午前、李さんと息子は家から合肥市包河区の国保と駱崗派出所の警官に連行され、家宅捜索をされた。
2021年9月上旬のある日、お金を引き出しに銀行へ行った李さんは再度連行され、洗脳班に送られた。十数日拘禁された後、身体が衰弱している李さんは帰宅したが、合肥市蜀山区裁判所から9月24日に開廷されることを告げられた。
裁判の日、身体が極度に弱っていた李さんは歩けないため、警官数人に強制的に持ち上げられ、無理やりパトカーに乗せられた。そして、裁判で李さんは懲役3年10カ月の判決を言い渡され、刑務所に送られたが、健康面の問題で刑務所に入所しなかった。
そして、2021年12月中旬、繰り返し迫害を受けた李さんは肥東県の実家で死亡したという。