文/遼寧省の大法弟子
【明慧日本2022年1月27日】2021年4月14日の朝6時頃、発正念をしていたとき、ドアをノックする音が聞こえてきました。ドアを開けると、ある高齢の同修(以下、高齢同修)のご主人が現われました。すると「お姉さん(高齢同修のことを指している)の鼻から血が出て、昨晩からずっと止まりません。あなたが早く会いに行ってもらえませんか。彼女に病院へ行くように勧めましたが、どうしても行きません。危ないですよ」と早口で話して、去って行きました。
私は朝食を早く終わらせ、もう一人の同修(以下、同修A)と会いに行こうと思い、彼女の情報を説明した後、自転車で高齢同修の家へ行きました。行く途中、私は強い正念を持ち、師父の説法「大法弟子の正念は威力あるものである」 [1]を思い出しました。師父はまた「佛教では、佛のあらざる処なし」とも言います。一人の佛がちょっと手を振るだけで、全人類の病気がすべて無くなります。それは間違いなくできることですが、これほど多くの佛がいるのになぜそうしないのでしょうか?」 [2]と説かれました。私は心の中で「勝手に高齢同修を迫害しようとしている邪悪よ、私は絶対この迫害を許しません。高齢同修に漏れがあったとしても、師父が見守ってくださっているし、大法が正してくださるのです。いずれの邪悪生命にも妨害する資格はないばかりでなく、いずれも滅されるべきです」とずっと正念を発し、マイナス思考は少しもありませんでした。
高齢同修の家に着いた時、高齢同修の顔や、体、地面、ベッドの上は血まみれでした。鼻を塞ぐためにすでにティッシュを三巻も使い切っていました。彼女が鼻に塞いだティッシュを取り出すと、血や血の塊などが直ぐにいっぱい流れてしまい、また新しいティッシュを入れて塞ぎます。このように何回も繰り返していました。塞いだティッシュを取り出すのが遅かったら、口からも血が流れてしまいます。これを見て、一晩でどれほど多くの血が流れたか想像がつきません。当時同修Bがいて、しばらく経ったら、同修Aも来ました。私達三人は弟子の正念をご加持くださるようにと師父に願いし、高齢同修の鼻血を流させるすべての邪悪を直ちに滅するようと発正念をしました。20分ぐらい経って、高齢同修が再度鼻から塞いだティッシュを取り出すと、流れた血は少なくなりました。みんなで続けて発正念をしました。しばらく経つと、血は出なくなりました。外で焦っている高齢同修の旦那さんがこのメッセージを聞くと驚いて「よかった。本当に治ってよかった。先ほどからあなたの様子を見て本当に心配していました」と高齢同修に言いながら、合掌して師父に拝んでいました。このように急に現われた魔難は師父のご加持と、大法弟子の正念の中で、解体されてしまいました。
この魔難に遭った高齢同修は、強い正念を持っています。旦那さんに病院へ行くようにと勧められましたが「私は大法弟子で、病気はありません。常人の病院は私の問題を解決できません。自分を助けられるのは師父と大法弟子しかいません。以前、病業が現われた時にはうまく乗り越えられなかったが、今回こそ必ず乗越えます」と高齢同修は考えたのです。旦那さんは夜中に他の同修に相談へ行こうと思ったのですが、高齢同修は「夜中ですので、自分一人のことだけで他人に迷惑を掛けたくありません」との理由で行かせませんでした。朝5時前、旦那さんはまた同修のところへ相談に行こうと思いましたが、高齢同修は、今回は「朝ご飯を作って、食べ終わってからでないと、人に来てもらうのは良く無いでしょう」と言って旦那さんを行かせませんでした。高齢同修、今回のこのような巨大の魔難から自分の道を歩み出しました。危難の中においても、他人のことを考慮し、自分を真の大法弟子として、師父と大法弟子が自分を救ってくださることを堅信し、正しい念と正しい行いができました。
「魔難が現われたら直ちにうちに向けて探し、自分には闘争心や、怨恨心、人に言われたくない心、自我、強勢などの人心があり、邪悪に隙を乗じられたのです。これらの心は皆党文化の毒素であり、取り除かなければなりません」と高齢同修は悟りました。
当日の夜、高齢同修はベッドに横になっている時に、部屋の隅々まできれいな花が咲いている光景が天目で見えました。「自分は頭にヘルメットをかぶり、誰かに推されたように速いスピードで自転車に乗って家へ向かっている」という明確な夢に見えました。「師父が励ましてくださっているのだ」と高齢同修は言いました。
この体験文章に書いて、皆さんと交流させていただきました。適切ではないところがあれば、ご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「大法弟子の正念は威力あるものである」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』