　【明慧日本2022年2月1日】河北省の法輪功学習者・袁文格さん（76歳女性）は2021年12月23日に自宅で連行されて以来、1週間以上拘束され続けていることが分かった。

　袁さんは、白庄郷派出所の警官ら2人に連行された。警官は午後6時に袁さんの家に戻り、夫に袁さんの拘留通知書に署名するよう命じた。それ以来、袁さんは石家荘市第二拘置所で拘留されている。

　袁さんが1年以内に連行されたのは2回目である。前回の連行は2020年12月4日、地域のイベントで法輪功について人々に話している時であった。袁さんは高血圧のため、拘置所から入所を拒否された後、警官は袁さんを保釈した。今回の連行が先の事件と関係があるかどうかは不明である。

　袁さんは農民で、1998年に法輪功の修煉を始めた。迫害が始まってから、袁さんは何度も拘束され、一度は洗脳班に収容され、合計1900元を強要されたことがある。また、嫌がらせを受け、法輪功の本を押収された。

　1999年7月、袁さんは法輪功を修煉する権利を訴えるために北京に行ったとき、初めて連行された。袁さんは、水と糞にまみれた地下室に監禁され、2日間飢えさせられた。警官は、袁さんを解放する前に、200元を強要した。1999年10月、警官は袁さんを騙して派出所に行かせた後、さらに500元を強要した。

　2000年7月20日、袁さんは再び連行され、20日間拘留され、200元を強要された。釈放された後、袁さんは法輪功を訴えるために北京に戻ったが、再び連行され、深澤県拘置所に1年半拘禁され、その間、袁さんは頻繁に殴られ、暴言を吐かれた。釈放される前に、袁さんは石家庄強制労働収容所で１ヵ月間洗脳された。また、1000元の罰金も支払わされた。

　2019年8月20日、私服の3人を含む4人の警官が、自宅で袁さんに嫌がらせをした。彼らは袁さんの家を家宅捜索し、法輪功の本と関連資料を押収した。袁さんは彼らを止めようとしたが、無駄だった。翌日、袁さんが本の返却を求めに公安局に行ったところ、受付の職員は、公安局には多くの警官が勤務しているので、誰が袁さんの本を持ち去ったのか知る術がないと主張した。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）