文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年2月10日】(前文に続く)
1999年7月、江沢民のならず者集団は大法と大法弟子に残酷な迫害を始めました。それにより中国の無数の大法弟子が難に遭いました。7.20の後、間もなく私と同修は一緒に省の政府や市の政府を訪れ、大法と師父の潔白を求めました。さらに何度も当地の学習者と北京を訪れ、国家のリーダーに法輪功を理解し、迫害を停止するよう要求しました。地元に戻って来ると、当地の邪悪は私を「重要人物」としてリストに載せました。その後、不当に公職を罷免され、洗脳班に監禁され、不当な刑罰を下されるなど残酷な迫害に遭いました。
1.大法は私の母の結腸癌の症状を消してくださった
私の両親を含め家族は迫害を怖れて、修煉を堅持することができなくなりました。2006年、私は魔の巣窟から出て来た後、故郷に戻って両親に真相を話すと、両親の親戚や弟、弟の嫁、姪っ子は皆「三退」(退党、退団、退隊)しました。私はまた両親に大法の修煉に戻るように勧めると、母はうなづきました。
母は新たに修煉に戻って来ましたが、修煉を妨げる要因が多くありました。一つは、母は年を取っていて、身体の状態がとても悪いことです。主な原因は修煉を止めてから長い時間が経過したため、かつて修煉して治った、高血圧、心臓病、リューマチ、糖尿病などの病気が身体にぶり返したためです。さらに、結腸癌を患い、自分で身の回りの事も出来ず、とても辛そうでした。あちこちに医者を求め、西洋医、東洋医にも行きましたが、好転しませんでした。これによって、生活上で信心の気持ちが失われて行きました。時には、痛みから逃れる為に死を求める念も出てきました。二つ目は、ここ数年で、中国共産党(以下、中共)がすさまじい勢いででたらめな宣伝をしたことで、深く毒されてしまったため、心の中に多くの納得できない疑問がありました。やはり忍耐強く真相を伝えることでそれらの問題をやっと解くことができました。
彼女の一番の戸惑いは、中共は女性を寝返らせようとしていて、現在母に退職金を払っており、母は中共に反対することができません。解いてあげなければならない一番の課題は、彼女の給料は中共からもらっているのではなく、納税した人のお金で、つまり人民のお金だということです。中共が成立したその当時は中華民国の年であり、中共は不法群団組織に属するものでした。しかも、すでに資産はないというのに、資金はどこから来るというのでしょうか。徴収した党費は、数人の腐敗した役人の使い込みのために足りなくなっています。中共が盗み取ったお金は納税した人達のお金であり、中共が大勢の人を騙して、中共のお金であると言いくるめ、しかも、自分たちの懐を満たしているのです。これまで庶民には一つも良いことをしていません。毎年大規模な運動をやって、これまで人を懲らしめたり痛めつけたり、とどまるところを知りません。私の話のポイントは母に対することにも及びました。「お母さん、あなたは何度も中共の運動の中で吊るし上げられて、命を落としそうになったではありませんか? お母さんは騙されて、一生ばかにされることになります。現在お母さんあなたはまだ頭がはっきりしていないので、悪党に同調していますが、それでいいのですか?!」と言うと、母は私の話を聞き終えた後、道理があると感じたのか、何も言いませんでした。
彼女の二つ目の戸惑いは、すなわち、修煉者は政治に参与せず、家でちゃんと煉功さえすればいいのであり、どうして北京に行って政府に面倒をかけて、到る所に煽動するような資料を配るのかということです。私に言わせれば、中共がもし私達が煉功することを許すなら、私達はまだ北京に請願しに行くでしょうか? あの極悪人の江沢民は嫉妬心から妨害しており、中国国内で1億人が誠実に李洪志師父を信じているのであって、江沢民を信じているのではありません。江は理性を失って狂気じみた迫害をやっています。当初、中央の7人の常任委員のうち、江1人だけが頑なに法輪功に反対したのです。彼は邪悪ではありませんか?! 私達は大法から恩恵を受けた大法弟子であり、大法と師父が罪に陥れられているこの時に、私達が立ち上がって正義感をもって話さなければ、誰が立ち上がるというのですか? しかも、私達は平和的な態度で合法的な手段を取っています。また中共が当時行った、武器を持って革命を起こし、殴打、破壊、略奪、殺人、放火などのやり方を取っているわけでもありません。私達のこのようなやり方がどうして何かの政治に関わっていると言うのでしょうか? 江が人をそそのかし暴力で造反するよう教え、邪悪な政治をやらせているのです。しかも血なまぐさい戦いで、群衆への運動を行いました。現在、私達大法弟子は普段から倹約して、資料作成の資金をつくり、資料を印刷したり配ったりしています。さらに迫害の危険にさらされながらも人々に真相を伝えに行きます。それは善良な人々に分かってもらう為です。中共のでたらめを聞き入れて信じたために資料を要らないという人や騙されている人は、自ら危険な境地に陥るのです。中共が行っている悪行によって天罰に見舞われる時、天罰を受けるのは間違いなくそれらの人達と中共関係者でしょう。
私が母に辛抱強く真相を話した後、母は中共の本質をはっきり見分け、三退することを承諾しました。私は母と一緒に師の恩を思い出しました。大法と師父が人を済度する無限の慈悲を話すと、母はついにはっきりと悟り、厳正な声明を書きました。
母は私と学法を始めてから1カ月しないうちに、結腸癌の症状は消えて、身体は徐々に回復しました。
2.大法は父を二度生き返らせた
私の父は、退役軍人で人柄は温厚で、慈悲深い顔つきをしており、耳も大きいので、私の父に会ったことのある同修はこのような容貌の人が大法の修煉を始めないのはとても残念です、と言いました。2009年、父は脳出血を患い、病状も危うく、顔面麻痺で口も歪み、失禁もしていました。主治医は私達家族に父の病状について、「脳出血は一時的に抑えているだけで、まだ血は止まっていません。80歳という高齢のため手術はできないので、ただ現状維持の治療をすることしかできません。回復する見込みはとても少ないので、今後どうしたら良いか心の準備をしてください」と言いました。すなわち治療の望みはないということです。
間もなく正月になろうという頃、病院は私の父のような治癒率が低い患者が病床を占めることに、比較的冷淡でした。父の病は徐々に悪化しており、実のところ死を待つばかりでした。
私は師父の説法を思い出しました。師父は「患者にこの本を読んで聞かせ、患者がそれを受けいれられれば、病気は治るのです。しかし、業力の大きさの違う人に対して、効果も違ってきます」[3]と仰っています。私はすぐに父にこう言いました、「お父さんは大法の修煉をしたことがありますから分かると思いますが、大法と師父には慈悲があり、大法を信じる人が九死に一生を得る話もお父さんにしたことがありますね。今日私はお父さんと相談したいのですが、お父さんは頑なに病院と医者を信じているようですが、彼らはお父さんの病気はもうどうすることもできないと言っています。だから私は、お父さんは退院した方がいいと思います。家に帰って、試しに私が大法の本を読んで、真相の話をしてあげて、私がお父さんの世話をします。もしかしたら、生存の一縷の望みがあるかもしれません。お父さんに運があるかどうか見てみましょう。お父さん、同意するなら頷いてください、同意しないなら首を横に振ってください」と言うと、父は聞き終わった後、わずかに頷きました。
私は父が生き続けたい気持ちが強いことと、心の中で分かっている一面があることを知っています。私は毎日父のベッドの側で『轉法輪』を読んであげました。私は、父にくれぐれも身を入れて聞くように、眠くなったら声をかけてくれるように、最も良いのは毎回一講聞くことです、と言い含めました。このようにして、毎日一講読み、残りの時間は真相を話してあげました。父のこの時代の人は党文化にひどく汚染されており、無神論の害毒を深く受けています。私は辛抱強くこれらの問題を彼に対してはっきりと話し、彼の心の中の迷いを取り除かなければならないと思いました。
このようにして、父は日に日に元気になっていきました。家に戻ってから5日目、半身不随だったほうの手足は動かせるようになり、口の歪みもなくなりました。9日目になって、『轉法輪』を一通り読み終えると、父はベッドから下りてちょっと歩いてみると言いました。私はゆっくりと父を支えると、父はゆっくりと一歩一歩歩きました。半月経たないうちに、父は次第に回復して、自分でご飯を食べたり、歯を磨いたり、支えられて歩くことができるようになりました。
父は脳出血の大難の後、さらに5年生きました。ある日、弟が電話してきて、父が風邪をこじらせて肺炎を併発し、現在高熱で意識不明になっており、医者は助からないかもしれないと言っているので、私にすぐに来るようにと言いました。
私が病院に急いで駆けつけると、父は高熱のため顔中真っ赤で、呼吸も荒く、全身に管が入れられていました。医者は気管切開の手術をして、痰を吸い取り、呼吸をスムーズにさせるために市のセンター病院に父を転院させてはどうかと私に相談してきました。私は弟たちと相談し、人の命は天が決めていて、父が今日まで生きて来られたのは、やはり大法から恩恵を受けているからです、と言いました。私達は気管切開の手術は必要ないし、かえって父に痛みの苦しみを増やすだけだと思いました。そうして、私達はたびたび病院に行って父を見守ることにしました。
私は見守りをしている時、父の耳元で囁きました、「お父さんは今昏睡状態ですが、それは肉体が衰弱しているだけで、意識はちゃんとしているでしょう。私がお父さんに言いたいことは、人でありさえすれば、貧しかろうが、金持ちだろうが、身分が高かろうが、低かろうが、生老病死は避けて通れません。お父さんは法を聞いたことがある幸運な人です。今、私はお父さんの為に念じます、『真・善・忍・は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい』と。お父さん、落ち着いてちゃんと聞いてね。これはお父さんにとって絶対に良いことです」と言いながら、私は何度も何度も念じ、自分でも泣きたくなって涙がこぼれました。その後すぐに、デジタルラジオで父の耳元で「天音」の音楽を流しました。
2日目、父はなんと目が覚めて、熱も下がり、徐々に快方に向かいました。病院の先生方や病室の患者はみなとても不思議に感じているようでした。こうして、自然の成り行きで病室で真相を伝え、そこに居合わせたすべての人を三退させました。さらに彼ら一人一人に「天音」のCDと「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」の福字の入った飾りをプレゼントしました。
3、大法は息子を苦しい境遇から抜け出させてくださった
2014年のある日、私の息子は突然家に帰って来て、ベッドに横になりました。顔色がとても悪かったので、私はどうしたのか、仕事には行ったのか、どこが具合が悪いのかと尋ねました。息子は、昨日の夜から一晩中お腹が痛かったので、今日は医者に行って診てもらい、色々な検査をしたところ、腎結石を患っていて、さらに胆嚢に小さなポリープもできており、肺にも水膨れが発見されたそうです。胃の部分にも問題があり、明日胃カメラの検査をしに行くのですが、無痛の胃カメラ検査で、麻酔の注射を打つので家族の介護を必要とすると言い私はそれを聞いて、心が辛くなりました。問題は息子の身に現れましたが、私に情の関を乗り越えさせる為でもあることが分かりました。
私は邪党の残酷な迫害を受けて刑務所にいた時、息子は中学校に通っていて、心に大きな痛手を負ったことで、恐れる心が出て、煉功しなくなりました。私は悪の巣窟から出て来てからもずっと修煉を堅持し、緩むことなく、家では学法グループを立ち上げました。私は何度も彼に新たに修煉に戻るように勧めましたが、彼はいつもちょっと待って欲しいと言って断わっていました。私は悟りました。今回彼は魔難に遭いましたが、偶然のことではないかもしれません。もしかすると、彼に修煉に戻るよう勧めるきっかけかもしれません。
私は息子のために白湯を一杯入れて、息子のベッドまで運んで行きました。そしてこう話しかけました、「人でいることは実に苦しいものです、生老病死もあるし、たとえお金があってもなくても、権力があってもなくても同じで、どこにも逃げられません。母である私を見てください、修煉して20年以上経っていますが、一粒の薬だって飲んだことがありません、現在60歳ですよ。さらにあのような大きな迫害の魔難を受けても、相変わらず心身共に健康で、白髪もあまりないし、白に赤みがさしていて、とても若く見えるでしょう。娘と2人で歩いていると、他の人は私を彼女のお姉さんだと思うのよ。あなたが何かを怖れているのは私にも分かっていますが、怖れることはただの人心に過ぎません。大法はこのように正々堂々と修めることなのに、何を怖れているのですか? 私達は心を正しくもち、真に修め、どこでも師父の説かれた法に照らして行いさえすれば、旧勢力は弱みを掴むことができず、邪悪は迫害することができません。あなたも心を放下して、しっかり学法と煉功をすれば、師父の慈悲は計り知れないほど大きいので、大法弟子の一人ひとりを見捨てるはずがありません」
息子は私の話を聞いた後、心に響いたようで、起き上がって座り始めました。私は彼の側で発正念をして、彼の背後にいる法を得ることを妨害している一切の邪悪の要素を取り除きました。発正念を終えた後、私達は「轉法輪」を一講読みました。彼は気分が良くなり眠くなりました。
2日目の早朝、彼は随分良くなったと言って、通常通り仕事に行くことができました。その後、彼は私達の学法グループに参加するようになり、夜になると、私と一緒に煉功しています。
数日後、彼は感慨深げに私に「禍福は予測がつかないし、ましてどうやって福かどうかがわかるでしょうか、つくづく自分も苦しい世の中にいるんだなと思います。お母さん、僕のお腹はもう痛くありませんから、胃カメラの検査には行きません」と言いました。。私は、「人は業力があれば病気になります。あなたは常人が病院に行って診てもらうことは苦しいことではないと思っているの? ともすれば手術をしなければならないし、お金もかかります。精神的にも大きなストレスを受けるでしょう。もしかすると、それによってほんの少しの罪業を返しているのかもしれません。病気が再発する場合もあるし、さらに大変な目に遭うこともありえます。絶え間なく続き、病気が大きくなったら死んでしまうかもしれません。大法を修める事はなんと幸運なことでしょう。師父の佛恩は広大で、法は大きく、威力も大きいので、私達の身体を浄化してくださるだけではなく、さまざまな功力と神通を私達のために演化してくださり、最後に正果を得て、返本帰真するのです。私と母の二人は師父が自ら済度してくださって大法弟子となりました。実に千年に一度、いや万年に一度出会えるかどうかの機会で最も幸福な事なのです。一つの生命がこのような済度される善縁を失うことは最も悲しいことであり、最も残念なことです」と言いました。
こうして、息子は大法の修煉に戻って来たことで、彼の身体にあった病業の虚像は心性が向上するにつれ、すべて消えました。息子が修煉に戻って来たことは同修の中で伝わり、みな深く感じ入りました。師父はご自分の巨大な忍耐力で、正法の終了時間を延長してくださっています。かつての大法弟子が戻って来られることを待っておられるのです、済度される機縁を失わないようにと!
(続く)